このレビューはネタバレを含みます
Part1の伏線がだいぶ回収されて面白かったと思う。
段々とロードオブザリングに似た雰囲気を感じるが、次作にも期待したい。
Part1では、ハルコンネン家による一方的なアトレイデス家の虐殺であり、主人公のポールが何と戦うのかを示すための序章という位置付けが強い作品だった。
ただ、本作ではフレメンに受け入れられていき、能力を駆使しながら段々と先導者に登り詰めていく展開の大きな作品となった。
Part1と対照的に、Part2では覚醒した主人公がほぼ一方的にハルコンネン家と皇帝を潰す構図になっており、スカッとする部分も多い。
しかし、1番気になるのは常に暗躍し続けているベネ・ゲセリットの目的と、絶対的に重要キャラであるフェイド=ラウサの子供をマーゴットが身籠った点である。
ポールの母であるジェシカがハルコンネン男爵の娘だったことのようにフェイド=ラウサの娘が後々キーになりそうだと感じる。
加えて、まだ出てきていない大領家の存在がPart3でどうなるのかが気になる。
それと、Part1でチャニに殺される予知夢を何度もポールが見ていたことと、今作で覚醒後にチャニとポールとの関係が悪化していったこと。ポールが皇帝の妻を娶ることにしたことによる展開も楽しみだ。
