きんぱち

カッコーの巣の上でのきんぱちのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.0
ジャック・ニコルソンを観るための映画!

精神科病院に入院した前科の元囚人が、封建的で専制独裁の運営をしている看護婦長や施設と戦うっていう物語

本作以降同様な設定の映画が制作された中でも、多分コレが最初なんじゃないかと思います。

設定もかつての隔絶された空間としての精神科病院って、現代でも同じような感じなんじゃないかと思ってしまう。

そのくらいジャック・ニコルソンの演技や存在感がリアルで、迫力がありまくってました

冒頭に登場した瞬間から、観てる人は彼しか観られなくなる、そのくらい他のキャラとは違う飛び抜けた存在感がありました

手錠を外された瞬間表情を変えて、看守にキスするところとか…その時に、この男の立ち位置がはっきり分かった

そのあとはニコルソン劇場と言っても言い過ぎじゃないっす

規則を変えようと戦うところも、みんなを連れて逃げ出すところも、そしてクライマックスのシーンも…

いやぁカッコよすぎっすね!

それだけで一見の価値ありな映画です。

タイトルの意味が未だにわかってないのだけが心残り!
きんぱち

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