かなり情緒不安定で、躁鬱激しい映画。
四人のクズ男に沼る四人の女性たちの群像劇なのだが、まぁ四者共にベクトルの異なるダメンズっぷりを魅せてくれる。
ポケモンのステータスみたいにハッキリとクズパラメータが分かれてるので、観ていて飽きない。
そして、後半で女性たちの鬱憤爆発、説教タイム突入からのクズ男退場。
…、ただそれだけならクズ男博覧会で終わっていたものの、クライマックスで大クセ怒涛の展開になるので必見。
この後半からクライマックスにかけての高低差が激しいので、冒頭書いた感想を抱いた。
着いて行けない人は、拒否反応示すかもね。
原作の方も鑑賞後読んでみましたけど、映画だと後半になって明かされる事実が、小説だと序章で前提設定として語られており、物語を楽しむ要素を増やすという意味では、「映画→小説」がベスト。
物語の特性を度外視すると、まぁ一人くらい、一人で生きていく道選んでも良いよね、そんなにしっかりしてんだったら。
「結婚＝女性が幸せになる為の前提条件」っていう感じがして、なんか複雑だった。
