クズリ

クラウディ・マウンテンのクズリのレビュー・感想・評価

クラウディ・マウンテン(2021年製作の映画)
3.3
「ボルケーノ・パーク」的な面白を想定して見ていたのだが、真面目だった。いや「ボルケーノ・パーク」だって真面目なんだけど。
おとうさんが経験からくる知恵と体力を駆使してめっちゃがんばる。息子は科学的見地からおとうさんの判断に反抗する。そして和解。その後共闘。この父子をはじめとしてなかなか熱いお話が並行して進む。泣かせに来ているのはわかるけど泣いちゃうやんかー。

息子が水にトラウマがあるのは冒頭に呈示され、そのきっかけについては話の中盤であかされるのだが、ちょっとなにそれっていう事故なのはどうなの?でさらにトラウマ増えたよ息子。
撮影はさすがに中国、大量に人民が動員されている。
決断のところ、「西洋なら『ノアの方舟』、我が国は『精衛海を塡む』よ」というんだけど、西洋の方のたとえがどうたとえになっているのかわかんなかった。『精衛海を塡む』は諸星大二郎作品で知ってるけど。
決断のときの演説、なかなかかっこよかったっす。ちょいと感動。中国でも理想としてはこちらなんだろうなあ。
そしてトム・クルーズなラスト。
クズリ

クズリ