🎬『Women Talking』
公開初日。
台風の大雨の中、映画館へと向かい、シアターの暗闇に籠る。
自分にとって、今年の脚本賞はこの作品かもしれない。
交わされる一言一言、紡がれた物語の一文一文の重みが凄まじく、息つく間もなかった。
“教育の重要性”と“無学でも思考力までは奪われないこと”は一見、相反する事柄のようで、同時に語れることなのだと学んだ。
なぜなら、自分には“考える権利”が与えられているからだ。
ボロボロ泣いてしまった。
映画の魅力を書き連ねたいのに、作品のメッセージ性と余韻が強すぎて、言葉が追い付かない。
だからせめて今は、受け取った光や音や言葉を、抱きしめていようと思う。