ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 57ページ目

恋人たち(2015年製作の映画)

4.1

昨年最も邦画で評価が高かった一作。
観る前の期待値とハードルは当然高くなる。

上映時間のほとんどが辛い時間だった。
アツシ、君の苦悩は分かるよ、
アツシ、がんばれ!
なんて、安易な言葉かけはできない
>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

4.0

「七人の侍」が世界の監督たちに影響を与えたのと同じように、この映画も刑事・犯罪映画・テレビに相当影響与えてるんだと思う。

犯罪は時代の写し鏡。まさに終戦直後の釈迦が生み出した犯罪とそれを必死に止めよ
>>続きを読む

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

2.4

一作目をかなりぼろくそに書いたけど、正直言うと、一作目を観た時は、結構楽しんだんだ(・_・;
ちょっとあったかい気分になったりして。

でも、この続編観てから、「アレっ?」て言うか、まず思ったのは、「
>>続きを読む

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.0

まあ、振り切ってるから、笑えるし、悪い感じはしない。

映画ってリアリズムときちんとした説明が求められるんだけど、大抵は。

でも、時には説明をしない方がいい場合がある。
あるいは、説明しちゃダメな場
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

書き直しレビュー

っていうか、誤操作すみません。

「見応え」という誉め言葉がぴったりの
2時間40分。

怖いけど、次はどうなるんだ?
何を考えてるんだって、
常に感覚を研ぎ澄ます必要に迫られてい
>>続きを読む

コレクター(1965年製作の映画)

3.3

大名匠ウィリアムワイラー監督がこんな映画を作るんだね〜

今までの作風や名声の人がこんな題材に挑戦したところがびっくり。

以上心理犯罪者映画は、今では珍しくないけど、今観ても面白く、新鮮な面もある。
>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.9

このポスター見てるだけで、何か泣けてくる。
特にこの時期には、わぁ〜しみるなあ〜。

て、書いたけど、ほとんど覚えていなかったので、今回再見

て、やはりほとんど覚えていなかったので、ほぼ初見と同じで
>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.7

よーく考えれば、「上から目線的?」と言えなくてもないが、そんなつまらない屁理屈を封印してしまうくらいこの映画には魅力がありますね。

まずは歌がいい!
この場面で、もうこの名曲が?!
「きみ住む街角」
>>続きを読む

あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.4

昨年公開洋画のベストワン!
でも、あんまり話題に上らなかったら、是非多くの人に観て欲しい!

予告編を見た時から涙が出てきた。戦争で声を無くした少年と国連職員の心の交流。これだけでも十分感動する話だけ
>>続きを読む

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.0

これは青春映画です。
60歳を過ぎている男性の話だが、全く老いを感じないどころか、若者そのものである。

これを24歳とかに置き換えても全く違和感がない。

老いて頑張る人の話はよく映画になるので、そ
>>続きを読む

祭りの準備(1975年製作の映画)

3.9

これは公開当時に観たきりなのに、幾つの場面を割と覚えている。
もう一度観たいが、古い記憶だけでも、スコア4以上いきそう!名作です!

故郷っていいもんばかりじゃない。村の男が性処理に使っている女、いか
>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.1

初期のレビューなので、またまた書き直し。

「終わり良ければ全て良し」の言葉がぴったりの1本。

「やられた〜!」
「やられて、嬉しい〜!」
て、叫びたいフィナーレ。

この終末の盛り上がりは何?
>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.4

観た時はすごく面白かったけど、テレビでもう一度観ると荒も見えてきて、「普通」になってきた。
アクション映画だから仕方ない面もあるけど、いやいや「ダイハード」は何回見ても新鮮だぜ!

まあ、よくよく考え
>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.3

何歳で見たのかは覚えていないが、公開年から計算ふると、18禁ギリギリかそこら。

性への関心も一番高い時期だか、公開当時から取り上げられていた話題作を観たい!という映画ファン欲求で見に行った記憶。
>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

映画に夢中だった頃【今でもそうだけど】
まだ若かったから、ちょっとカッコつけるところが僕にはあって、
「どんな監督が好きなの?」て聞かれ、
「ヴィクトル・エリセ。」て答えたことがあった。

カッコつけ
>>続きを読む

レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.3

予想以上に面白かった!

やっぱ話が面白いから、見ちゃうよね。

キャラが立ってるって言うんかいな。

まだ続編見てないから、見なくちゃ!

これって、1月2日に見たくなる映画だね。

アイリス(2001年製作の映画)

3.8

私のこのレビューワーストワンの一つに韓国映画?【映画になってないけど】に「IRiS」があるけど、そのレビューを書いてる時も、この映画のこと思い出さなかった。すまん・・。いい映画だったのに、忘れてて。>>続きを読む

ロボコン(2003年製作の映画)

3.2

いま今見ると、すごいキャストですね。

その時はそんなこと知らないで、普通の高専生としてみてました。

ぼくの弟も高専に通っていたけど、あまり日の目を見ない環境に焦点を当て、しかも、エンタテイメントと
>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

2.4

たまに、「これって、あの人が出る意味あるのか?」て思うことないですか?

まさにこれはそのタイプ。

トム・クルーズでなくてもよくない?

だって逃げてるだけなんだから。

何も起こらないスピルバーグ
>>続きを読む

おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.3

初期の書き込みだったので、もうちょっと書けるかなと、再レビュー!

ほんとに良い作品と出会えました。
昨年観たのに、またこのレビューを書くことで、ジワジワっと感動が蘇ってきます。

主人公ジョンメイは
>>続きを読む

マザー・テレサ(2003年製作の映画)

3.3

オリビア・ハッセイのキャリアの中で、多分この映画は忘れられないだろうなあ〜

あの衝撃的な映画デビュー作から、あの映画以外にみんな、彼女の映画、思い出す?

思い出すのは、布施明のことだけでしょ?
>>続きを読む

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.3

映画の基本みたいな分かりやすい展開。
分かりやすい良さ。

多分観た人のかなりの確率で満足を得られるだろう、安定の良作ですね。

まず、あまり興味がなかった人がとあるきっかけである事象と接点を持ちまし
>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.0

初期の頃のレビューなので、これも書き直して、もう一度どこの恐ろしい映画と向き合う日曜の夜 (^^;;

よーく考えたら、かなり設定にも展開にも無理があるけど、映画が持っているパワーは半端ない。
しか
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

初期のレビューだったので、書き直し。

この映画のもう一つの主役は、雨。

昨日も、今日もまた雨、雨。

この雨は、きっと嫌なことを運んでくる。
このジメッとした嫌な感じは、映画全体的の空気感そのもの
>>続きを読む

ガンジー(1982年製作の映画)

3.2

日比谷映画か有楽シネマか、どこか大きいクラシカルな映画館で観た記憶。

最初のシーンがすごい数の人、
これがガンジーの葬儀だった。

詳しいところは忘れちゃったけど、若いガンジーがイギリスで有色人種と
>>続きを読む

バルフィ!人生に唄えば(2012年製作の映画)

2.5

「王様のブランチ」LiLiCoのコーナーで紹介した時からずっと見たかった映画。
盲目の青年の一途な愛が二人の女性を変えていく、
わあ!感動しそ〜。予告見ただけで涙出そ〜
って、観る前から勝手に期待値あ
>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.1

宮崎駿が何かの文章でこの映画の主人公キキのことを、都会に一人で出てきたアニメ制作志望の女の子なんかをイメージしたと書いていた記憶がある。

キキも才能と言えば才能だけど、それはあくまで生まれ故郷など小
>>続きを読む

バッテリー(2006年製作の映画)

3.3

有名児童小説の映画化。
シリーズになっていて、児童小説にしては長編、
私も全巻読んだか、野球少年たちの活躍を爽やかに読み切った。

この映画化も、小説の良いところをコンパクトに映像化していると思う。
>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

入れ替えタイプは見飽きたって?

香川照之と堺雅人は見飽きたって?

全然オッケーよ!

だって、だって、すげ〜面白いんだもん。

面白けりゃあ、文句ないしょ!

こうなってくんた〜

テレビでよく観
>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

3.4

子どものころ観たので、あんまり詳しいところ忘れちゃってるんだけど、子ども心に爽やかな印象が残ってる。

まずはあの曲!
映画音楽の中でもベスト5に入るぐらい好き!【前も同じようなこと書いたかな(^^;
>>続きを読む

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.1

まあ、舞台みたいだったけど、4人の会話だけでよく映画にできたもんですね。

しかし、おとなはケンカしたら止められないね。

私の知り合いに学校の先生がいるんだけど、子供のケンカに親が出てきた時にはもう
>>続きを読む

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.5

すごく好きだ。

河童のクウがまず、かわいい!

主人公の男の子と対等みたいな関係性もいい!

夏休みなのもいい!

夏休みのあの懐かしい、暑くて、だらっとしてて、何か期待しちゃうけど、でも、だらっと
>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

4.0

以前レビューで書いた「この森で天使はバスを降りた」
最初に観た時はすごく感動したんだけど、二度目の時には粗が見えて・・・だった。

特に、「この森で〜」の主人公が村にやってきて、だんだん溶け込んでいく
>>続きを読む

父と暮せば(2004年製作の映画)

4.0

生きているのが申し訳なか!
娘の苦悩は、生き残ってからも続く。
戦争は、原爆は、生きている人の心まで蝕んでいく。深く、鋭く、恐ろしく。

私の愛する娘がこんな苦悩を抱えたまま、生きることを恥じて、いき
>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.9

僕は今まで何度か書いてきましたが、高倉健さんが大好き、いや心から尊敬しています。古今東西一番好きです。
ですから、高倉さんが出た映画は終始、高倉さんを追っています。
健さん映画として、高倉さんと役を完
>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

僕の観たエイドリアンライン監督作品では一番いいんじゃないかな。
この監督の作品って、描かれる人間が薄い〜、描き手のご都合で性格が急変する。

「危険な情事」のグレンクローズしかり、「運命の女」のリチャ
>>続きを読む