ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 59ページ目

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

レンタルDVD屋さん、これをファンタジーの棚に置いてはダメですよ。

多分間違って借りた人いるんじゃないかな。その時、「わあ、何これ?悲惨過ぎる〜」で終わっちゃったかな。

確かに、史上一番悲惨なファ
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凶悪(2013年製作の映画)

4.3

大傑作です。評判は聞いていましたが、ここまですごいとは思いませんてました。
観ている時も観終わった後も、なんと言ったらよいのか、不快、恐怖、脱力、ちょっとずつニュアンスが違いますが、とにかく決して愉快
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.9

みんな知ってる「パート2のエース」

おもしろさは半端ない。スケールもさらにグレードアップ!
テレビでやってたら、やっぱ最後まで観ちゃうし、はなまる超娯楽大作だよね。
ジェームス・キャメロンのテンポの
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櫻の園(1990年製作の映画)

3.6

かなり忘れているので、全体像の感想。
桜の頃って、まだ冷気があったり、春だから暖かいって気候一色にならない。まだ冬の雰囲気も残している。
桜の花そのものも同じで、艶やかだけど、どことなく、たよりなく、
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失楽園(1997年製作の映画)

2.3

黒木瞳が最もきれいだった頃の作品。
テレビ版みたいにドロドロやられると、引くけど、その意味ではきれいにまとめている。
しかし、肝心のお話として、どうなんた?
死ぬ必要あるか?て思ってしまった。
点の全
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.0

高校生の僕は、映画好きの友達同士と「監督で誰が好き?」て聞かれた時、「ビリーワイルダー」て答えてた。もちろんカッコつけていました。

久しぶりに観たビリーワイルダーの代表作。大上段に構えた映画じゃない
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.4

高学歴でない、個性が強すぎ?までの理由でうだつが上がらなかった人が、何かのきっかけで、社会的な仕事に目覚め、結果的に世の為人の為になっていくというパターンの映画がある。「ダラスバイヤーズクラブ」なんか>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

映画をチョイスする際に、先入観に支配されることがよくある。「アカデミー作品賞で教会の虐待事件をスクープした新聞記事の話」。
なるほど・・良作なんだろうな、
デスクと新聞社のお偉いさんの激しく口論「報道
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告白(2010年製作の映画)

3.4

復讐の怨念みたいなものが全編に突き進む映画。
ちょっと日本映画には珍しい。やや韓国映画に近いかな。

松たか子の演技も凄いし、クラス全体のいじめのシーンやそれが明らかになるシーンなどインパクトはかなり
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陽のあたる教室(1995年製作の映画)

4.0

映画史に残るような一本じゃないけど、すげ〜感動!ではないけど、何とも心地よい、心に栄養くれる特別な一本。
大好きな一本!

何がそんなにいいのかというと
①リチャード・ドレイファス!
この映画久しぶり
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

2.5

みんな、新しい技術が出ると、それに驚き、舞い上がり、高評価を得る。
しかし、しかしである。ちょっと冷静に見つめると、「おや?」てこともある。
例えば、「アバター」
そして、本作。

CGで再現した昭和
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卒業(1967年製作の映画)

3.1

ワンシーンだけが抜きん出て目立ってしまった映画の典型。
観てない人は略奪して、エンドロールかと思っているけど、あと数カットある。
バスで見せるダスティン・ホフマンのちょっと曇った?表情に、何か一抹のこ
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めまい(1958年製作の映画)

4.9

一ヶ月半でついに200本レビュー達成!
この記念すべき200本目はヒッチコックだ!
僕はこのレビューで「再見」という言葉を多く使っててきた。昔観た映画をもう一度観る。何十年ぶりに再会する映画。
再見映
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砂の器(1974年製作の映画)

4.6

この映画を「暗い」「湿っぽい」と思う人もいるだろう。
でも、いいの!日本人なんだもん!
好きなの!泣くの!
たまにこの映画観て、泣きたくなるの!
暗いのとか、湿っぽいのはわかっている。
「宿命」➡︎さ
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パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

そうか、ダルトントランポが脚本なんだったんだなあ。実体験かな?
ずっと昔に観たけど、独房の怖さは今でもはっきり覚えてる。
同じ脱獄ものでも「大脱走」のマックイーンと全然違うぞ。本気だぞ。だから、失敗の
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.6

完成度出てよく言われるけど、例えば、最近観た映画で言えば「ルーム」や「ブリッジオブスパイ」なんかのことを「完成度の高い」て言うのかな。
つまり、最初から最後まで落ち度が少ない、ない、無駄なシーンやエピ
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喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)

4.0

高校生の時になぜか北区中央図書館で観た。
高校生だもん。先のことなんかわかんないんだけど、高校生の分際で
「こんな夫婦になりて〜な!」なんて思った記憶がある。【ちょっとはずい】
そんな僕も結婚して長い
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キャリー(1976年製作の映画)

3.9

リメイク版は観ていない。本作が本家だ!
て絶対強く思うはず。
娘に「何か怖い映画ない?」て聞かれた時、すぐにこの映画が浮かぶ。
しかし、「みんなでワイワイ怖がるにはオススメできない。」て付け足すので、
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

4.1

誰にでも思い出の映画、忘れなれない映画、原体験的映画は何本もあるだろう。
僕もまだ出し惜しみ?しているチャップリン映画、「ローマの休日」「第三の男」黒澤明等とともに、この古き良きハリウッド映画も、僕の
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レインマン(1988年製作の映画)

4.1

名作が生まれやすい映画のジャンルの中にに「道行き、あるいは旅もの」があるが、本編もその代表作でしょう。
旅をしながら、心が交わったり、あ互いへの理解が深まったりしていく。見事な展開だ。
それから、ハン
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

子供スピルバーグ【褒め言葉だよ】の代表作で、僕らの世代的映画の一つ。
僕ら高校生が知ったかぶりで語った映画うんちく【誰もが知ってることだけど】

スピルバーグのデビュー作「激突!」の大型車が「JEWS
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

4.1

予備知識がない人は、多分TSUTAYAでもレンタルしないと思う。爺さんと中年の息子のパッケージ。あらすじを読んでも「観たい!」と思えないだろう。
しかし、絶対見てほしいし、観て損はない素晴らしい映画だ
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

4.2

鳥肌立ちまくり〜
正直なぜこんなに感動したかというと、こんなに有名な作品【舞台で】なのに、話を漠然としか知っていなかったから。
あの有名なシャンデリアのシーンから「すげ〜」の連続。
オペラ映画のナンバ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

デパルマ最高傑作!
ギャング映画の中で一番好き!
ハラハラしたり、殺戮したりもあるけど、どこかエレガント、当時の雰囲気がよく出ている【その時代に生きてなかったけど】
出演者がみんないい!
ケビン・コス
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

3.9

デンゼルワシントンとジーンハックマンじゃあ、どう考えてもうまくいくはずないよね。
職場でもあるでしょ、こういう対立。
昔ながらのたたき上げの営業部長の所に海外勤務かなんかで最新の実力持った次長が入って
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

この夏、「障害者ポルノ」論争があったが、その事についての掘り下げはまあ置いて置いておくとして、【私も●●時間テレビは好きではないが】
障害者をかわいそう、感動した【したい】、私にも何かできることはある
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恋の罪(2011年製作の映画)

2.3

ある意味、「熱帯魚」よりキツカッタ。
これでもかのセックス攻撃。
もつ止めてくれ〜、
で、分かったような、強烈なすえた臭いの残る作品。
多分もう観ない。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.9

かなり昔に「ザッツ・エンターテイメント」というミュージカル映画のいいとこだけ集めた映画があり、胡淀川長治さんがラジオで繰り返し「素晴らしいです!」て絶賛していた。
私はもちろん映画館に観に行き、その後
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明日の記憶(2005年製作の映画)

3.6

「あれっ、今何しにこの部屋に来たんだっけ?」「あの映画に出ていた・・?」
若年性痴呆症だって、他人事じゃないよ。
同じこと言ってしまうことだってあるし、あの渡辺謙さんがなるんだから【役だけど】
辛い映
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グロリア(1980年製作の映画)

3.1

ものすごいファンがいる、ある時期の強烈なインパクトを起こした作品だということは知っているし、観てもそう感じた。
でも、残念なことに、僕の場合、出逢うのが遅すぎた。かなり最近観た。公開時に観るべきだった
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A.I.(2001年製作の映画)

3.4

以前、「ブリッジオブスパイ」のレビューで、オトナスピルバーグと子供スピルバーグという定義をらしてみたが、本作はちょうど中間。まあ、「思春期スピルバーグ」てところかな。
オトナにも、子供にもなれない、中
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

ジャンルとしては音楽映画ではなく、「ズボ根もの」ですね。
まあ、普通に行かないとは思ったけど、やってくれろね、フレッチャー!
まあ、負けじと挑むアンドリューも、コーチと同じ気質もってんだろうね。
才能
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レスラー(2008年製作の映画)

3.0

哀しい映画だったな。
観ているのが辛い映画だよな。
「フォックスキャッチャー」の弟もこうなるんじゃないかな、ていう残酷な末路。
同じ傷でも、この映画の傷は、肉体の傷以上に痛い。
特に娘ともっとちゃんと
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.8

なかなか見応えのある、きちんと作られた続編。
続編の分類
①前作がインパクトがあり、続編を作りたい、観たいと思わせるもの。最初から続編が想定されているもの。
②前作がヒットして、【柳の下のドジョウ】
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.3

オトナスピルバーグ?!の最高傑作!【僕が観た中で】
僕の中での分類では、「E.T.」「ジョーズ」「インディジョーンズ」は子供スピルバーグ。
「戦火の馬」と「ミュンヘン」はオトナスピルバーグなんです。
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

「グラントリノ」のレビューで書いたが、「イーストウッド映画」と聞いて、まず浮かぶのが本作です。
それだけ衝撃が大きかった映画。
誰もが思うことだが、女ボクサーと老トレーナーのスポ根、女性ロッキーかと思
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