きういさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.0

セリフやナレーションは一切なく、1時間ずっとけたたましい食器のこすれる音、パンを焼く男、野菜を切る音が響く。
インドのことを少しでも知っていれば、性別も宗教もカーストも関係なく全ての人がひとところで同
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

タランティーノ作品で1番好き。悪役が冷徹で恐ろしく、でも魅力的で頭が切れるのが良い。ショシャナとテーブルを共にするシーンは非常に手に汗握った。必死で恐怖とパニックを堪えるショシャナの演技もとても良かっ>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

3.4

衣装デザインもさることながら、とにかく映像美が凄まじい。最初の砂漠の抜けるような青い空と鮮やかなテラコッタのコントラストで一気に引き込まれた。お気に入りはインドの階段井戸。
そりゃ撮影に4年もかかる。
>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

5.0

ジェイソン・ステイサム×ガイ・リッチー作品の最高傑作。全編にわたって怒りと哀しみが満ちたノワール映画。
感情の抜け落ちたステイサムが怖すぎてほとんどホラー。だがそれがいい。いわゆる“舐めてた相手がやば
>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

私が007シリーズを知ったときには、ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグだった。ジェームズ・ボンドといえばダニエル・クレイグなので、No Time To Dieで幕引きとなるのは一つの時代が終わった>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

懸念していたグロ表現は、確かに全てが太陽さんさんの明るい中で行われるのでなにもかもよく見えてしまうのがしんどいが、普段からアクション映画等を好んで見る人なら耐えられると思う。
それよりもひたすら精神的
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

インドとパキスタンの難しい政治・宗教的対立を、民衆の立場から描きだした作品。
とにかくシャヒーダーがかわいい。いらんことばかりするけど、とにかくかわいい。

ラストシーンが圧巻。とにかく自分に正直で敬
>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.3

タラハシーの相変わらずこだわり強い感じがツボ。もはやゾンビものパニックホラーじゃなくてただのコメディ。ときどきゾンビ。

ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

4.0

キッツイ。
特定の属性の人間がいないと外出もままならないのに、その人間がいない人はどうやって生きていけばいいのか。

シンデレラ(2021年製作の映画)

4.0

こん中に舞踏会でSeven Nations Armyが流れるの嫌いなやついる?舞踏会シーンのチェリストが最高にクールでMVP。
全編通じてひたすらに音楽が最高。オリジナル曲も良いし、名曲もたくさん出て
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

頭っからつま先まで全部愛。
ミリーとキーズは言うまでもなく、ガイとモロトフもバディとガイも全部愛。ついでに言うならゲームへの愛も溢れてるし、クライマックスの怒涛のたたみかけはファンなら垂涎もの。カメオ
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.2

ハーレイ・クインほんっとに男の趣味悪いなあと思ってたら本人も自覚ありで、しかもちゃんと対処法を身につけてるのえらい。最高。ハーレイはジョーカーと別れてからのほうが最高の女になってる。

ブラッドスポー
>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.6

少しでも物理を齧った人間が見たら「そうはならんやろ」となること請け負いのガバガバテクノロジーによる磁石アクション。しかしそんな細かいことはすべてねじ伏せてくるのがワイルドスピードである。
車で空を飛ぶ
>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.0

楠木の覚醒がバチくそにかっこいい。
げろんちょり!

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.3

胸焼けしそうな情報量を異常なテンポの良さでお出しされる。ストーリーは正直微妙なのにこの映画の何がこんなに心を捉えて離さないのかわからない。バトルシップとハンターキラーとT-34が好きな人間には必ず刺さ>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.8

ジョン・ウィックとイコライザーを足して2で割らなかった映画。そもそも製作がデヴィット・リーチで脚本らデルク・コルスタットなのでジョン・ウィックと全く同じです。あちらは犬だったけど、Mr.ノーバディは猫>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

キャンパスライフでしかできない馬鹿騒ぎのてんこ盛り。大学で得た高度な専門知識を死ぬほどくだらないことに全力で注ぎ込むの最高。
それから3時間を乗り越えた先の結末がめちゃくちゃ良い。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

ジャンキーで育児放棄をしている母親のもとにいるよりも、どんなにマルコに対して愛があってもゲイカップルのもとにいるほうが有害であると判断されたことが何よりも悲しい。

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

ファッションも音楽も何もかも最&高
バロネスに対してファッションでテロを仕掛けていく様子が痛快。
そしてジョンが良い味出しすぎ。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

そういえば5月20日だな、と思って見た。

マンソプは決して高い志を持った人ではなかったし、光州で何が起きているかなんて少しも知らない啓蒙されていない人だったわけだけど、そんな彼の捨てきれない善性がま
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

オタク大歓喜。
IOIの社員も、一応主人公の敵ではあるが同じギークであるのがやたらマニアックな知識を早口で捲し立てるあたりから読み取れて良き。

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.5

とにかく衣装が素敵。でも雪が積もる季節にオフショルは寒いと思う。
白雪姫が自分で運命を切り開いていく感じが良かった。

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.2

お互いに最悪の出会いだと思っているでしょうが、側からみれば息ぴったりのお似合いの2人なんだなあ

大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.0

フランスを変えた一皿は結局どれだったんです?キャッチコピーで適当なこと言うな

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.4

ニックが手放しで良いやつ。
エンディングもすっきりハッピーエンドで良き。

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.5

村の人たちの手のひらがぐるんぐるん。ぐるんぐるんよ、ねじ切れるぞ。
閉鎖的な田舎の村では変質者どころか狂人扱いだったが、都会や先進国に進出すると一気に受け入れられるのはありとあらゆる格差を感じてしんど
>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

フェミニズム運動における「あるある」をこれでもかと詰め込んだ作品。共学なのに女子のほうが校則が厳しい(靴下や髪型の指定など)とか日本でもよくあるよね。

ヴィヴィアンはよくも悪くも影響されやすいが、あ
>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.0

「アカペラじゃなくて楽器でいいじゃん」という課題に対して、自分の声をMIDIコントローラでループさせて音楽を作るというソリューションがあまりにも美しいと思った。

それはそれとしてストーリーはわけわか
>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.2

どうして…どうして2人くっついちゃったんだ…どうして…くっつかないほうがよかった…

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

たいしたことないニュースだと思っていたら、調べるうちに想像以上の闇に繋がっていくのが不気味でよかった。真実が明らかになるとともに、今まで自分たちが黙認してきたものの本当の姿が明らかになるのが残酷。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.2

これマッドマックスだわ。完全に怒りのデスロードだわ。
そしてカンドンウォンの顔面がひたすら天才。みんな戦闘力が高くて最高。