謎に満ちて、怪奇な事件を紐解くミステリーですが、D・フィンチャー監督によりクールに仕上がってます。
とにかくR・マーラの肝の座った演技に、圧倒されました。
リスベットは、初めからミカエルのことが好き>>続きを読む
「生きる」意味を深く問う、黒澤監督の力強い傑作映画。
事なかれ主義の市民課:課長である渡辺は、胃癌で余命短いことを知り、一転して、残された人生を市民のために捧げる。
縦割り、政治や闇組織との癒着、融>>続きを読む
お母さんの入院で、トントンとティンティンの兄妹が、田舎のおじいちゃんちでひと夏を過ごすおはなし。
子供から見て、大人の世界は色々なことが起こる。それを子供なりに感じて…心に留める。ひと夏で、成長した>>続きを読む
冒頭から早口の会話…なんだこれ⁈というくらい捲し立てるようなスピード。
天才の頭の中は、フルスピードなんですね。
このTOKYO2020パラリンピックを、テレビで観戦していました。障害を感じさせないフィジカルとメンタルの強さに、連日感動してます。
本作はパラリンピックの歴史を知り、各アスリートの経緯や心境を知る>>続きを読む
デビュー作「parmanent paradise」に似て、若者の廃退的・無気力感が無造作に切り取られていて、いい。
カッコいい。
無関心、無責任、無気力、無目的…何も始まらないし、終わりもない。
ジムジャームッシュの若々しい感性が、素晴らしい。
死者を敬い、先祖を知る…日本だけじゃないんですね。
自らのルーツを探る、心温まる映画です。
ヴィム・ヴェンダースが愛してやまない小津安二郎の「東京物語」の舞台である東京を撮るドキュメンタリー。
小津の「無」とは現実を純粋な心で映し出す心境ではないか⁇小津の作品は、淡々としているが、そこに対>>続きを読む
監督:ヴィム・ヴェンダースとデザイナー:ヨージ・ヤマモトの繊細な感性が響き合うドキュメンタリー。見事に時代を切り取ってます。
1980年代は消費の時代で、物の本質が見えなくなっていた。そんな時代に警>>続きを読む
NY 5番街の高級デパート:バーグドルフのドキュメンタリー。
「3時にシャンパンをお出ししたら…」の言葉に相応しく、女性なら虜にされてしまう場所。行ってみたい。
シューズデザイナーのマノロ・ブラニクのドキュメンタリー。
マノロは足が大好き、古典の絵画や彫刻でも足を見る。足が好きだから美しい靴が作れる。このドキュメンタリーを観ると、マノロの思考と創作過程が垣間>>続きを読む
「時代が私に追いついてきたのよ」と言い放つアイリスはカッコいい。
キャリアと人生経験を積んだ人でなきゃ、こんなセリフ言えないです。
ゆったりとしてエレガントなドリスのファッションが、どのように生み出されていくのかがよく分かります。
自然や花々を愛し、調和を保とうとする穏やかなドリスは魅力的でした。
アレクサンダー・マックイーンは、反逆児・革命者だけれど、女性の美を究極まで追求したファッションの彫刻家。
孤独と大胆不敵…相反するエネルギーが、彼を創造へと導き、また死へと追いやる。壮絶な半生を味わ>>続きを読む
マルタン・マンジェラ本人は出てこないドキュメンタリーですが、存在感はみ出してます。
ファッションではなく、アートです。
コルネット奏者:レッド・ニコラスの成功と没落の半生を、家族の成長と共に描く。
どんな時でもお互いを支え合い、励まし合うレッドの家族は愛情に満ちている。特に、娘:ドロシーは可愛らしい。
アームストロ>>続きを読む
井上靖の小説を元にしており、架空の人物:本覚坊の視点から千利休の謎に迫る。
いづれも自害した利休、宗二、織部が「死」の掛軸が掛かる茶室で茶会を催したという設定は面白い。茶は無であり、無限でもある。そ>>続きを読む
終戦の日に…。
オリジナル版を観たのち、こちらを観ました。原田監督は家族の一員としての阿南陸相を描いています。
大臣である前に、ひとりの夫であり、父であるのですから…そう思うと涙が出ます。
天皇も>>続きを読む
ヒッチコック監督の映画を立て続けに観たので、このドキュメンタリーは入りやすかった。
計算され尽くした演出に、私は見事に引き込まれていたことに気付かされました。
終戦の日を前に…
8月14日から15日正午の玉音放送に至るまでの、天皇、内閣、陸軍の葛藤を描いたストーリー、迫力ある傑作映画です。
現在の平和は、難産の末に産まれたのです。噛み締めます。多くの人に>>続きを読む
内省的で美を纏うイヴ・サンローランを移した写真や映像が、美しすぎるドキュメンタリー。ため息がでます。
美は、美を生み出す。繊細で感受性の強いイヴの世界はとても魅力的。
「長いお別れ」…いい表現です。
お父さん、お茶目なところある。
お母さん、天然ボケ。
姉妹、素直で優しい。
いい家族だなぁーってしみじみ思いました。
タイトル「レベッカ」、作中でもレベッカの名前は何度も出てくるのに、レベッカ本人は登場しない不気味さ。
舞台のお城も不気味で、家政婦長のダンバースも幽霊のような謎の人物。
ドキドキ高まりました。
意図的なのか偶然なのか⁇現実なのか幻覚なのか⁇ミステリーなのかラブロマンスなのか⁇……観ていてハテナだらけでしたが、終盤で理解出来ました。
とても面白かったです。ヒッチコックさん、天才ですね。
政志の突拍子もないアイデアについてきてくれる家族は、みんないい人すぎて、微笑ましい。わかなちゃんも含めて、心が大きい。
写真には、家族が写っていると同時に、撮った人の気持ちが写っている。
観るものを>>続きを読む
映画の重要な要素である音楽。
その舞台裏を知ることのできるドキュメンタリー、見応えありました。
1939年の映画ですが、当時としてはハイカラな作品だったと思います。
ミステリー映画ですが、ユーモアやロマンスもあります。
ドイツと日本の血をひき、戦争を挟んで苦労したであろうフジコだが、すべてを受け入れ達観したかのような姿に感動を覚える。
テクニックではなく、こころで音楽を描いている。フジコのピアノと幼い頃の絵日記が交>>続きを読む
画面から飛び出してきそうなほどの迫力と熱量。こんな映画見たことありません。
漲るエネルギーとユーモアを兼ね備えた三船敏郎と、冷静で人情味のある志村喬の2人は傑出してますが、農民の一人一人まで演技が素>>続きを読む
難病ALSと戦うケイトが、心の支えとなる友を見つけられたことは幸せ。
ラストは涙が出ました。