cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

謎に満ちて、怪奇な事件を紐解くミステリーですが、D・フィンチャー監督によりクールに仕上がってます。

とにかくR・マーラの肝の座った演技に、圧倒されました。
リスベットは、初めからミカエルのことが好き
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

「生きる」意味を深く問う、黒澤監督の力強い傑作映画。

事なかれ主義の市民課:課長である渡辺は、胃癌で余命短いことを知り、一転して、残された人生を市民のために捧げる。
縦割り、政治や闇組織との癒着、融
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.0

お母さんの入院で、トントンとティンティンの兄妹が、田舎のおじいちゃんちでひと夏を過ごすおはなし。

子供から見て、大人の世界は色々なことが起こる。それを子供なりに感じて…心に留める。ひと夏で、成長した
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.6

冒頭から早口の会話…なんだこれ⁈というくらい捲し立てるようなスピード。

天才の頭の中は、フルスピードなんですね。

ライジング・フェニックス パラリンピックと人間の可能性(2020年製作の映画)

4.2

このTOKYO2020パラリンピックを、テレビで観戦していました。障害を感じさせないフィジカルとメンタルの強さに、連日感動してます。

本作はパラリンピックの歴史を知り、各アスリートの経緯や心境を知る
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

デビュー作「parmanent paradise」に似て、若者の廃退的・無気力感が無造作に切り取られていて、いい。
カッコいい。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.5

無関心、無責任、無気力、無目的…何も始まらないし、終わりもない。

ジムジャームッシュの若々しい感性が、素晴らしい。

666号室(1982年製作の映画)

3.6

各監督の映画への熱い想い、味わいました。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

死者を敬い、先祖を知る…日本だけじゃないんですね。

自らのルーツを探る、心温まる映画です。

東京画(1985年製作の映画)

3.8

ヴィム・ヴェンダースが愛してやまない小津安二郎の「東京物語」の舞台である東京を撮るドキュメンタリー。

小津の「無」とは現実を純粋な心で映し出す心境ではないか⁇小津の作品は、淡々としているが、そこに対
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

4.9

監督:ヴィム・ヴェンダースとデザイナー:ヨージ・ヤマモトの繊細な感性が響き合うドキュメンタリー。見事に時代を切り取ってます。

1980年代は消費の時代で、物の本質が見えなくなっていた。そんな時代に警
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ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート(2012年製作の映画)

3.6

NY 5番街の高級デパート:バーグドルフのドキュメンタリー。

「3時にシャンパンをお出ししたら…」の言葉に相応しく、女性なら虜にされてしまう場所。行ってみたい。

マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

4.0

シューズデザイナーのマノロ・ブラニクのドキュメンタリー。

マノロは足が大好き、古典の絵画や彫刻でも足を見る。足が好きだから美しい靴が作れる。このドキュメンタリーを観ると、マノロの思考と創作過程が垣間
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アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

3.8

「時代が私に追いついてきたのよ」と言い放つアイリスはカッコいい。
キャリアと人生経験を積んだ人でなきゃ、こんなセリフ言えないです。

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

4.5

ゆったりとしてエレガントなドリスのファッションが、どのように生み出されていくのかがよく分かります。

自然や花々を愛し、調和を保とうとする穏やかなドリスは魅力的でした。

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.8

アレクサンダー・マックイーンは、反逆児・革命者だけれど、女性の美を究極まで追求したファッションの彫刻家。

孤独と大胆不敵…相反するエネルギーが、彼を創造へと導き、また死へと追いやる。壮絶な半生を味わ
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

4.0

マルタン・マンジェラ本人は出てこないドキュメンタリーですが、存在感はみ出してます。

ファッションではなく、アートです。

5つの銅貨(1959年製作の映画)

3.8

コルネット奏者:レッド・ニコラスの成功と没落の半生を、家族の成長と共に描く。

どんな時でもお互いを支え合い、励まし合うレッドの家族は愛情に満ちている。特に、娘:ドロシーは可愛らしい。

アームストロ
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千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)

3.6

井上靖の小説を元にしており、架空の人物:本覚坊の視点から千利休の謎に迫る。

いづれも自害した利休、宗二、織部が「死」の掛軸が掛かる茶室で茶会を催したという設定は面白い。茶は無であり、無限でもある。そ
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.8

終戦の日に…。

オリジナル版を観たのち、こちらを観ました。原田監督は家族の一員としての阿南陸相を描いています。
大臣である前に、ひとりの夫であり、父であるのですから…そう思うと涙が出ます。

天皇も
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.6

ヒッチコック監督の映画を立て続けに観たので、このドキュメンタリーは入りやすかった。

計算され尽くした演出に、私は見事に引き込まれていたことに気付かされました。

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

終戦の日を前に…

8月14日から15日正午の玉音放送に至るまでの、天皇、内閣、陸軍の葛藤を描いたストーリー、迫力ある傑作映画です。

現在の平和は、難産の末に産まれたのです。噛み締めます。多くの人に
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

4.5

内省的で美を纏うイヴ・サンローランを移した写真や映像が、美しすぎるドキュメンタリー。ため息がでます。

美は、美を生み出す。繊細で感受性の強いイヴの世界はとても魅力的。

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.0

「長いお別れ」…いい表現です。

お父さん、お茶目なところある。
お母さん、天然ボケ。
姉妹、素直で優しい。
いい家族だなぁーってしみじみ思いました。

レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

タイトル「レベッカ」、作中でもレベッカの名前は何度も出てくるのに、レベッカ本人は登場しない不気味さ。

舞台のお城も不気味で、家政婦長のダンバースも幽霊のような謎の人物。
ドキドキ高まりました。

めまい(1958年製作の映画)

4.2

意図的なのか偶然なのか⁇現実なのか幻覚なのか⁇ミステリーなのかラブロマンスなのか⁇……観ていてハテナだらけでしたが、終盤で理解出来ました。

とても面白かったです。ヒッチコックさん、天才ですね。

浅田家!(2020年製作の映画)

3.8

政志の突拍子もないアイデアについてきてくれる家族は、みんないい人すぎて、微笑ましい。わかなちゃんも含めて、心が大きい。

写真には、家族が写っていると同時に、撮った人の気持ちが写っている。
観るものを
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

映画の重要な要素である音楽。
その舞台裏を知ることのできるドキュメンタリー、見応えありました。

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.8

1939年の映画ですが、当時としてはハイカラな作品だったと思います。

ミステリー映画ですが、ユーモアやロマンスもあります。

フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

4.5

ドイツと日本の血をひき、戦争を挟んで苦労したであろうフジコだが、すべてを受け入れ達観したかのような姿に感動を覚える。

テクニックではなく、こころで音楽を描いている。フジコのピアノと幼い頃の絵日記が交
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8

画面から飛び出してきそうなほどの迫力と熱量。こんな映画見たことありません。

漲るエネルギーとユーモアを兼ね備えた三船敏郎と、冷静で人情味のある志村喬の2人は傑出してますが、農民の一人一人まで演技が素
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サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

3.8

難病ALSと戦うケイトが、心の支えとなる友を見つけられたことは幸せ。

ラストは涙が出ました。