cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.0

古い日本映画なのに、フランス映画みたいにオシャレで構図もかっこいい。

18歳のユカは、愛すること・愛されることの意味が分かっていない。でも分かったように「人を幸せにしたい」と振る舞う不安定な乙女を、
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.6

モノクロ映画のように色彩のない陰鬱な雰囲気。荒波、泥、深い森、雨、ピアノ…どのモチーフもポエティカル。
しかし、主人公エイダの気性は激しく、展開も大きい。エイダが幸せを掴んでくれたのが、救いです。

王子と踊り子(1957年製作の映画)

3.8

マリリンがキュートすぎる。
笑顔、仕草、ナイスボディ、ウォーキング…どれをとっても完璧、うっとりする。

終始白いマーメイド型のドレスを纏っているモンローに、室内装飾のパープルが妖艶さを加えていて、美
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.8

おフランスのお洒落映画。
内容は特にないけれど、普段のパリの様子が映し出されていて、フランス好きには堪らない。良き。

日の名残り(1993年製作の映画)

4.2

派手さはないものの、じんわりと心に沁みる映画です。

執事という職業柄…他言しない、自分の意見を言わない、秘密は守る、ご主人様に忠誠を誓う…という徹底ぶりのスティーブンス(アンソニー・ホプキンス)の演
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.6

劇場の舞台や楽屋裏で物語が展開されるのが、コミカルで、不自然です。
リアリティに欠けるかな…。

衣装や劇場のしつらえは美しい。

(1955年製作の映画)

3.6

善良な民からお金を巻き上げる悪党たち…最後はこうなりますよね。想定内の展開でした。

昔のお札は大きいんだなぁと思いました。

(1954年製作の映画)

4.9

貧乏で何事にも雑な旅芸人:ザンパノ(アンナニー・クイン)と不細工で家事も芸もできないジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)の不釣り合いでいて…否、お似合いの2人の放浪の旅。

愛情に飢えた2人が旅を
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.0

医師は名誉や威厳で成り立っているのではない、患者とはひとりの人間として接しているのだというパッチの信念が素晴らしい。

死ではなく、残された生を前向きに楽しく過ごすことの大切さを無償の愛で伝える姿に感
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.2

愛情、嫉妬、憎悪、嘘、反発…ひとつの事件をきっかけに兄弟のなかで複雑な感情がザワザワ沸き起こる。言葉にならない感情のヒダをオダギリジョーと香川照之が見事に演じる。

ラストの兄の笑みは⁇その後の兄弟の
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

3.8

アニメのタッチが手書きで温かみがあり、観ているとほっと安らぐ優しさに包まれます。

大戦や月面着陸の実話を織り交ぜたり、英国の政治にも触れて、社会派のアニメですが、嫌味を感じさせません。

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.0

人との出会いは偶然なのか、必然なのか⁈トリコロール青から白へ、白から赤へ…緩やかにつながって物語には終わりがない。

赤が一番すきかな。

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.6

三部作シリーズでも、一作目との繋がりを感じないコミカルな雰囲気。でも実は、愛憎入り乱れた人間臭い作品です。

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

夫と娘に先立たれ、悲しみを背負って生きるジュリー(ジュリエット・ビノシュ)の演技がすばらしい。
フランス映画独特の淡々としたストーリー進行が、ジュリーの物憂げな感性とマッチしてます。

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.2

「グランドホテル」の日本版コメディ。間延びしてメリハリがないのが残念。

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

瑞々しい青春映画。
失敗から学んで、そして前進。躍動感溢れ、夏にピッタリの名作です。

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

両親の不和に心を痛め続けたアレクサンダーは、名前を捨て、家を捨て、お金も捨てて旅に出る。愛に飢えていたアレクサンダーは旅の途中で出会う人から愛を覚えるという皮肉。
他者ではなく、自然の中に自己の生きる
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

官能的な映画なのかと思っていたら、全然違いました。

マイケルとハンナの熱い想いは、時を経て冷めてしまったのか、ボタンの掛け違いなのか…戦争でお互いが引き裂かれた姿が痛ましい。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.2

気難しくて激情しやすいマックス(ジーン・ハックマン)と他人との揉め事を避けるために道化者になっているライオン(アル・パチーノ)の凸凹コンビの友情物語。

相反する2人が、ヒッチハイクで旅をしながら絆を
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.5

実在するルーブル美術館のピラミッドやダヴィンチの絵画たちから、無数のキーワードを引き出して繋げて、キリスト教に新たな解釈を与えてることが凄いと思います。

事実ではないことは承知ですが、キリスト以前の
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カビリアの夜(1957年製作の映画)

4.0

おチビさんで美人とは言いがたいカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)が荒んだ娼婦を見事に演じる。
終盤で物語が急展開するが、ラストのカビリアの微笑みは、何を意味するのだろうか⁈幸せか、不幸か⁇

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.8

荒っぽくて口の悪い母娘で反発しあうけれど、血の繋がった親子だからこそ、行間を読み取れて、相手の気持ちを汲み取れるんだと思います。

オーロラを演じたシャリー・マクレーンは、初々しい恋にときめく少女のよ
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

みなさんが書いていらっしゃったのですが、鑑賞し終わって、これが「グランドホテル形式」なのか…と思いました。

ひとつの舞台で同時進行する物語たち、現在ではよく多用されていますが、1930年代で、これは
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.5

Tシャツにジーンズ、赤いジャンバー…ジェームス・ディーンたらしめているこのスタイルは、今見てもカッコいい。

家庭の不和で、不良行動をとる若者たちの内面がよく描かれている。いつの時代にも通用する普遍的
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百万長者と結婚する方法(1953年製作の映画)

3.6

コミカルなラブコメディ。
美女3人が大金持ちと結婚できることを画策するが、最後はオチが待ち受ける。

マリリン・モンローのド近眼の演技が可愛らしい。抜群のスタイルにも惚れ惚れ。

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.6

黒人差別を生まれた時から味わい続けたセシルが、皮肉にも白人大統領に仕える身となる。
この映画を通して、人種差別の根深さを感じました。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

5.0

絵画的、彫刻的、建築的…どの切り口から見ても芸術性が高いです。

難解なので、どのようにも解釈出来ると思いますが、私は、詩人の苦悩する内面を映像化したのでは…と思います。現実と理想が交錯し、儚い希望に
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アルゲリッチ 私こそ、音楽!(2012年製作の映画)

3.6

女性ピアニスト:アルゲリッチを娘の視点から捉えたドキュメンタリー。

娘がカメラを回しているので、アルゲリッチがリラックスした自然体で描かれています。
しかし芸術家としての煌めきをまとっていて、その鋭
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エデンの東(1954年製作の映画)

4.5

荒削りだけれど、将来性を十分に感じさせるジェームス・ディーンの初映画。

人間は、悪の人間と善の人間に分けられるのか⁈農業に専念し聖書を愛読する父と、家を捨てて水商売で稼ぐ母親…キャルは、自らを悪の人
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

純愛物語。人生を賭けて相手を愛せることの素晴らしさを教えてくれる名作です。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.5

日本人には馴染みのないバチカンのローマ教皇の世代交代のストーリー。馴染みがないからころ、普段見れないものを見れたと…勉強になります。

世界に君臨する教皇は、人間的にも懐の深い方で、思いやり・気配り・
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ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.6

ラフマニノフは、故郷ロシアと深く結ばれた作曲家だと思います。

彼の音楽には、自然豊かなロシア大地から生まれる伸びやかで、甘美でロマンティック…原題「ライラック」の通り、芳醇な香りが感じられます。芸術
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マリリン 7日間の恋(2011年製作の映画)

3.8

マリリン・モンローって、わがままで気まぐれ…だけれど、その純粋さが愛おしい。

スモーク(1995年製作の映画)

3.8

複数のストーリーが主人公:オーギーを軸に展開されて、どうなるんだろう…と思って見てました。

人生に結末なんてない、日々を大切に生きていくこと。ラストはオーギーの人の良さが分かる心温まる展開で良き。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

言葉がないだけに、隠れているメッセージを強く感じます。