cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.8

9年後の再会、ジェシーとセリーヌの他愛無い会話が心地よい。

台本なしで、アドリブで会話しているかのように自然で、パリの街並みに溶け込んでいて…映画のなかの役者というより、どこにでもいる恋人のよう。
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歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)

3.8

ある田舎に、元指揮者のダニエルが余生を過ごすためにやってきた。

田舎特有の教会のしきたりや、家庭のしがらみ、夫婦間のDVなど閉塞的な村社会。ダニエルが主催する聖歌隊の活動で、村の人々は生き生きとして
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ある男(2022年製作の映画)

-

なんとなく腑に落ちない。

原作読んでから、再鑑賞したい。

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

3世代、父と息子の確執。

父から愛情を受けずに育った息子は、それをバネにして戦った。その息子は親になり、息子に自分と同じ姿を暗黙のうちに強制した。

逃れようのない親からの重圧が、苦しい。

散歩時間~その日を待ちながら~(2022年製作の映画)

3.2

2020年コロナ真っ最中、みんな窮屈な思いをしましたが、それでも上を向いて進んで行こうというメッセージです。

あのこと(2021年製作の映画)

-

1960年代のフランス、大学生は:アンヌは望まぬ妊娠をしてしまう。
中絶を許さぬ当時において、彼女の選択は…、描写が痛ましい。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

-

終戦後、シベリアの強制収容所に残された日本兵の実話。

実際は、この映画の何十倍も何百倍も過酷な状況だったのだろうと想像すると、心が締め付けられました。
主人公:山本が生涯抱き続けた希望と道義は、妻や
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

光に魅せられた少年サマイ。ガラスの破片を陽に当ててみたり、太陽の光にひどく興味を持ち、ひょんなことから映画館の映写室に出入りし、映画の虜になる。

光が物語を生み出し、物語が映画を生む。
多感な少年の
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ジャック(1996年製作の映画)

3.8

心は10歳だけれど、見た目はおじさんと言う4倍速成長のジャック。

純粋なこころの持ち主は、まわりを和ませてくれる。ハートフルコメディです。

凪の島(2022年製作の映画)

3.6

凪とは、風がなく海が穏やかな状態。瀬戸内に住んでいるとよく聞く言葉です。

主人公:凪は両親の離婚から瀬戸内海のある島に越してきた。いろいろなことがあるけれど、穏やかな海があるから心平和でいられる。海
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ミス・ポター(2006年製作の映画)

3.6

英国・湖水地方といえば、浪漫派詩人かピーターラビット。そのピーターラビットの作者:ヴアトリクス・ポターのおはなし。

優しい心根と想像力の豊かな彼女が、どのようにピーターラビットを生み出したかが分かり
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トロッコ(2010年製作の映画)

3.2

芥川龍之介の「トロッコ」が原作だとか。
あの短編小説が2時間弱の映画になっているので、興味があったのですが、これは別物です。

「トロッコ」がしたかったのか、台湾・日本問題を取り上げたかったのか、父を
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吾輩は猫である(1975年製作の映画)

3.8

漱石の吾輩は猫である。

苦沙弥先生は漱石そのもの、胃弱で蘊蓄が多く癇癪持ち、でもどこか抜けていて人間味がある。漱石門下生の集まりをネコの目線で覗いているようで楽しめました。

立板に水の如く喋る迷亭
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.8

画家:ルイス・ウェインは知らなかったのですが、このネコの作風には見覚えがありました。
ルイスの純粋で一途な心が、愛くるしいネコのキャラクターを生み出したものの、反面社会とうまく付き合えず精神的ダメージ
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.8

私の歳のせいかな…心が動きました。

10代は若さゆえ無茶をして、背伸びして…歳を重ねるごとに無意味だったことが価値あるものに思えて、日常のほんの些細なことに喜びを見出す。

10代から50代になる過
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

過去には繁栄していたけれどいまや忘れ去られた処、災害でダメージを受け住めなくなった処、そんな場所には人々の想いが残っている。それを汲み取ってあげたい。

関東大震災や東日本大震災への鎮魂歌
そして、自
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.8

競馬の馬主なんて、お金持ちの道楽だと思ってましたが、実話ベースのこの映画はある集落の人々が出資して馬主になるというもの。そんなやり方もあるのだ…と感心しました。

今は地方でもコミュニティの力が弱まっ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

一期一会の出会い、タクシードライバー:シャルルが92歳のマダムを乗せてドラマは始まる。

人生の辛苦を舐め尽くしたマダムだからこそ、言葉が深い。「怒りでひとつ歳をとり、笑いでひとつ若くなる」マダムはあ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.2

人生に迷えるユリヤ30歳。

職業を変え、彼氏を変え、打破しようとする。壁にぶち当たって悩み、そして成長する。飾らない30歳女性の姿が等身大で描かれていて、爽やかです。

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.6

ダイアナ妃
彼女が求めていたものは医者ではなく愛だった…悲しすぎます。

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.6

料理人カティは、ひょんなことから移民の自立支援施設の調理師として働くことになる。

無気力な施設の子どもたちが、カティが作る料理で生き生きとしてくる姿は微笑ましいが、移民問題を深掘りするわけでもなくち
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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.8

アパートのエレベーターと廊下を挟んで向かい合うふたつの部屋にすむ高齢女性マドとニナ。実は極秘の恋愛関係にあった。

マドがある日突然倒れ、介護が必要な生活となり、マドとニナの行き来ができなくなる。日を
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.2

フランス大統領の専属料理人、それも女性…と聞いたら華々しいと同時に苦難のキャリアをイメージするのですが、そのあたりの描写が弱くて、ちょっと残念。

主人公:オルタンスはおばあちゃん料理が得意なのですが
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ノーマ、世界を変える料理(2015年製作の映画)

3.2

コペンハーゲンの高級レストラン:ノーマの料理は、繊細さと革新を併せもつのに、料理長レネ・レゼピの人柄には共感できませんでした。

デリシュ!(2021年製作の映画)

4.0

富めるものは飽きるほどの食事をとり、貧しきものはひとちぎりのパンすら口にできない。そんな貧富の格差のなかでフランス革命は生まれ、この物語もその時代を映す。

食は、階級に関係なく万人に必要なもの。美味
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーという豪華キャスト。

アラカンの2人の弾け具合がたまらない!!

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

10年の片思いで妄想が肥大したOLヨシカ。彼女の現実と妄想の振れ幅が凄すぎる。
それを映像のなかにぶち込んでいるこの作品は、とてもエネルギッシュ!!

監督:大丸明子の大胆な演出と、コミカルでリズミカ
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.6

農業、酪農、漁業、畜産…北海道で自然を相手に生計を営むなかよし5人組。

食を通して、自然の恩恵に感謝する姿に共感抱きました。とても美味しそう。

でーれーガールズ(2015年製作の映画)

4.0

地元岡山を舞台にしている映画なので見ました。

原田マハ原作…原田さんが小学校から高校まで岡山市で過ごした時の話がベースだと聞いてます。小説も読みました。
岡山弁「でーれー」はveryの意味です。
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.6

豪華キャストで、昭和の人情味溢れる温かさがあるのですが、もう少し展開にメリハリがあってもよかったかな。

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.0

日本版もすきでしたが、こちら韓国リメイクもいいです。

都会の暮らしに心身共に疲れた主人公が田舎の実家に戻って、丁寧な暮らしをする姿に好感持てます。

トイレット(2010年製作の映画)

3.8

荻上直子監督。

へんな孫たちだけれど、ばーちゃんを軸に「家族」が成立している。

ラストのオチは笑えます。

レンタネコ(2011年製作の映画)

3.2

心の穴を埋めるのはネコ、
猫好きの方は是非!!

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

女子高校生2人の殺し屋。
軽快なテンポとキレのあるアクションが見どころ

マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.6

母なる水…水にまつわる職業の人たち。

流れに身を任せることで、見えるものもある。