cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.4

近頃泳ぐ感覚忘れていたのですが、これを観て泳ぎたくなりました。無心で…。

浮草(1959年製作の映画)

4.0

旅芸人座長(中村鴈治郎)と、それをそっと陰で支える女房役(京マチ子、杉村春子)の粋なはからいに、心が動きました。
大地に根を張らない彼らの生き様は、勇ましい。

小津安二郎の美しい構図は云うまでもなく
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刺青(1966年製作の映画)

4.2

谷崎潤一郎✖︎増村保造✖︎若尾文子

刺激的な「刺青」
若尾文子の白い肌と着物の朱と、血の赤。針で刺され流されたであろう血と、男たちの死体の血。散りばめられた赤の効果で、観ている私の肌が疼く。

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.6

谷崎潤一郎の変質的恋愛。

崇拝されたい美女:ミツコのわがまま
若尾文子的役、アイラインとウルウルおめめで懇願する姿しか記憶に残らない。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

時空間を操作される男と、剥奪された剥製の動物たち…鳥肌立ちました。

パラード(1974年製作の映画)

3.6

ストックホルムのある会場でのライブショー、さまざまな芸人さんが登場します。観客と一体になったショーは楽しい。
観客は事前に赤、青、黄色の服を着用するように指示されてたのかな⁈70年代ファッションも見ど
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.6

レア・セドゥがベルを演じる。

ヨーロッパ版「美女と野獣」
ディズニーとは一味違い、自然豊かな神秘の物語に色づけされてます。ファンタジー要素が強いですが、これはこれで楽しめます。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

女優としてより監督としてのほうが好きなソフィア・コッポラ

行き詰まった中年俳優(ビル・マーレイ)と、同じく行き詰まった既婚女性(スカーレット・ヨハンソン)が異国の地:東京で出会う。閉塞感がなく瑞々し
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

父を守りたいがために足を踏み入れた世界で、マイケルは妻を守り、子供たちを守り、ファミリーを守るために全身全霊になっていたが、それは単なる自己満足だったのかもしれない。

守ることと愛することは全く異な
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女系家族(1963年製作の映画)

4.5

山崎豊子原作の「女系家族」、これだけの情報でかなり期待。

大阪船場の4代目当主が亡くなってからの遺産相続の泥沼劇を、山崎豊子が辛辣に描く。

名女優が髪を振り乱したかなように欲の塊となる演技が凄いで
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

4.2

好印象の映画、朗らかでおおらか。

世の中は科学的に解明できると信じるお堅い教授が、自由奔放に生きるネネットと出会い、ストリーが展開する。

ルノワール監督の人間と自然を見る眼差しが優しい。ラストもG
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

ツッコミどころ満載、クスッと笑えるシーンの連続。沖田監督らしいユーモアに満ちた作品です。

カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)

4.2

巨匠ロダンの女弟子カミーユ・クローデルの半生。

ロダンとの愛が創作に導き、ロダンへの未練がカミーユの心を引き裂く。公開当時観て重くのしかかった映画を、再鑑賞。

芸術家特有の気性の激しさを、イザベル
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.2

日常のちいさなことに幸せを感じること、なくなった人/生きものに想いを馳せること…久しぶりにいい映画を観ました、お盆頃に再鑑賞したいです。

ほかほかのごはんとお味噌汁、一人でなく誰かと食べる食事、最高
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

生きることは、死を選ぶことよりずっと困難である。

荒涼たる土と砂埃の不毛な地で、男の紆余曲折する心理を描く。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

イーサン・ホークが演じるチェット・ベイカー、渋すぎる

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.0

車椅子生活の男と外国人家政婦のエヴリン、言葉が通じなくてイライラしていたけれど、次第に言葉と心を通わせていく。

お互いをそっといたわる気持ち、素敵です。

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

山に取り憑かれた男たち、登ることが生きること。

険しい山々と、容赦なく起こる雪崩や吹雪が登山の過酷さだと知るが、夜空の美しさは登山家でしか味わえない。

危険な関係(2012年製作の映画)

3.2

1930年台の上海、上流階級の美男美女が我儘な恋愛を繰り広げる。餌食になった人達が可哀想。

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.8

銀座のバーを舞台に男と女の駆け引き。

30歳を機にどうにか人生の駒を動かしたい圭子(高峰秀子)には、野望とお金と健康と恋愛が行手を阻む。
ラストの意を決した圭子、階段を上がる後ろ姿が凛々しい。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

第一次大戦という実話をベースに作られたフィクション。切り口が面白い。

シリアスとユーモアが混在する。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

コメディアクションとしては充分に楽しめました。

エルトン・ジョン強いわー!!

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.6

お正月なので、美味しいものを観ましょう…ということで寿司職人:二郎氏のドキュメンタリー。

清潔さと丁寧さが伝わってきます。
「シンプルとはピュアなこと」

TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)(2016年製作の映画)

4.5

日本橋から築地、そして豊洲
海産物市場の「築地」のドキュメンタリー

卸の構えがひしめき、多くの人たちが働く。魚に命とプライドと情熱をかけた人々。儲けではない、熱い想いなんだ、聖地です。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

軽快なアクション(コメディ要素もあり)で面白かったです。

スパイはイギリスに限る!!ダブルのスーツと傘、小物がいい味出してます。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

エドワード・ノートン✖︎ダニエル・クレイグ豪華共演

ややコミカルですね

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

ダニエル・クレイグ観たさに。
007のイメージ強すぎて、今作穏やかです。

お金持ちっていうのは、骨肉の争いのもとです。

ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

3.8

まるこちゃんのクラスメイトの大野くんと杉山くんの友情を中心に3年4組の物語。

まるこちゃんとまわりの人たちの天然ボケとシュールさの塩梅がとてもいい。

古き良き昭和、子供の頃を思い出し、懐かしく思い
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.0

ちびまるこちゃんが童謡「めんこい仔馬」から着想して、絵を描こうとするおはなし。絵描きのお姉さんと出会い親交を深め、素敵な絵が出来上がりました。
まるちゃんの優しい想いにうるっときました。

友蔵の「め
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しあわせの百貨店へようこそ(2018年製作の映画)

3.8

初オーストラリア映画。

1959年の真夏のクリスマスを舞台に、4人の女性たちのハートフルな物語。

晩菊(1954年製作の映画)

4.5

「晩菊」とは言い得て妙。

栄枯盛衰、若かりし頃は売れっ子芸者でも歳を取れば哀れなもの。
金の問題か、子供の問題か、異性の問題か、女4人の悲喜交々がユーモアに描かれている。女流作家:林芙美子ならではの
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

日本に古くからある昔話と怪談のようで、狐につままれたような物語。

京マチ子の凄み、おそろしい。

流れる(1956年製作の映画)

4.5

幸田文原作、成瀬巳喜男監督

斜陽の芸者屋を舞台に、お金と男性問題で訳ありの女性たちが繰り広げるドラマ。女性目線で描かれているうえに、微妙な心の襞も表現されていて、同性からみても共感できます。

物腰
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