ロマン派
個人の感情と想像力を謳い上げる作品。
祖母の死というショッキングな出来事から、娘、孫が時空を超えて一つの世界で生きる。森という神秘的な場所でその扉が開かれる。美しい物語です。
私は、娘でもあり、母でもあるけれど、これは共感できなかったなぁ。
なにを「母性」というのだろう
血の繋がりがあるなしに関わらず、こんなに上手くいく家族はないでしょ!!っと思いながらも、もらい泣きしてました。
苦しいときでも笑顔でいる理由がわかりました。
云わずと知れた黒澤明監督の『生きる』のイギリス版リメイク。
事なかれ主義の役所の課長が、死の宣告を受けて自分の人生の駒を動かす。その姿こそgentlemanの名に相応しい。ビル・ナイの渋い演技が、こ>>続きを読む
2組の夫婦。
別れるだ、浮気しただ、合うだ、合わないだ…を捏ねくり回しているのが、ウッディらしい。
ウェス・アンダーンらしい綺麗な構図と色彩。
物語がどうこうというより、この独特な展開が好きです。
最愛の妻を亡くして心を閉じて意固地になったオットー(トム・ハンクス)が、近所付き合いのなかで、次第に心を開いてゆく。実はオットーは優しすぎる人なんです。
トム・ハンクス好演!!
昭和世代には響きました。
忘れようにも忘れられない今は亡き愛しい人へ…手書きの手紙、ワープロ、図書館の貸し出しカード、ポラロイドカメラ…いまみると古風です。
子供たちの自然な振る舞いを切り取った映画監督の技。
まだあどけない少年、少女…でもちゃんと性を意識し始めている。
男の仕草、女の仕草、体はちゃんと知っている。
セリーヌ・シアマ監督デビュー作。
初々しい
少女から大人への過渡期、性への性急なまでの欲望と、恥じらい、ためらい。
女性監督だからできる女性の微妙な心の襞が表現されていて、好感持ちました!!
愛に恵まれず、児童施設に預けられた子どもたち…心が痛みます。
しかし、施設の生活のなかで友情を育み、お互いを愛おしく想うという大切な感情を持てたんですね、暗いトーンですが希望が見出せる作品です。
人間関係は誤解の連続。
でもそれを乗り越えて、新たな人間関係を築く高校生たち…
三浦春馬と多部未華子の好演!!爽やかでした。
騙し、騙されて…大逆転。
コメディですが、今は亡き三浦春馬さんと竹内結子さんを見ると、心底笑えない…
60〜70年代、時代が、先進から懐古へと変動するなかで活躍した英国デザイナー:マリー・クワントのドキュメンタリー。
カラフルでモダンなスタイルは、閉塞的な世の中で「自由に、自分らしく」生きることの指>>続きを読む
物語としても面白い旧約聖書、その映画版です。
1966年の映画ですか、ノアの方舟やバベルの塔など、映像化が難しそうなものを大迫力で見せてます、大作です!
とても楽しめました。
王道の勧善懲悪ストーリー。
でも善悪は人間の勝手な思い込みであり、偏見が人を傷つけている。
LGBTQにも触れ、相手を思いやる気持ちを教えてくれて、子供でも十分理解できるし楽しめると思います。
約半世紀もの間、日本が統治していた台湾。日本語を覚え、日本の伝統や作法を教えられたその世代は、我々日本人より日本的意識を持っていることに感動をおぼえました。
日本人として戦争に駆り出され、敗戦と同時>>続きを読む
自然豊かな信州でひとり暮らすツトム。
幼少の頃、寺に奉公に出されたツトムは、野山の山菜や、自分で育てた野菜で精進料理を作る。
丁寧な生活が、心に沁みます。
沢田研二がいいです!
アメリカ詩人:ウィリアム・C・ウィリアムズの詩集「パターソン」からインスパイアされたジム・ジャームッシュのポエティックムービー
日常に内在する詩的な感情を、繊細かつ美しく描いています。美は特別なもの>>続きを読む
ウッディ・アレンの少年期の自伝的映画。
たくさんの親族と同居するウッディ一族は、ラジオ聴くことが娯楽である。
時代は戦争に突入するも、ラジオを介しての日常は、現代にはない豊かさを感じる。
映画好きなら、一度はスクリーンの世界に入り込みたいと思うもの。
そんな気持ちをくすぐる…ウッディ・アレンらしいロマンスに溢れたストーリー。
どうして、黄色なの⁈
一台の黄色のロールス・ロイスが持ち主を変えながら、3つのストーリーが展開される。
内容は取り立てたものではないですが、出演者が豪華!!美味しいとこどりの映画です。
おしどり夫婦:シューマンと妻クララのストーリー、ピアノ演奏が見どころ。音楽はどれも素晴らしい!!
キャサリン・ヘプバーンが、渾身の演奏を披露します。
地中海の風光明媚な島での殺人事件。
風景と80年代ファッションが見どころ。
前半で、犯人察しがつきました。
アスペルガー症候群のシモンを、兄のサムも友達も両親も…サラッと対応したり、冗談にしたり…そのなんでもない空気感がとても好きです。
シモンの好きな赤と青を基調に、北欧のグラフィカルな内装と小物たちが、>>続きを読む
ベルモントのリベンジ・アクション、渋くてかっこいいです!!
みなさん書かれていますが、観終わってもモリコーネの音楽がぐるぐる再生されるほど、印象強いです。
脱獄囚2人のデ・ニーロとショーン・ペンが聖職者になりすますものの、次第に教会や街に同化し、自らの罪を浄化していく。
コミカルにリアクションはオーバーですが、わかりやすいストーリーで、安定感ありました>>続きを読む
ロバート・デ・ニーロのコメディ映画はどれも好きです。これも!!
捕まえる方のジャック(デ・ニーロ)も捕まえられる方のデューク様も…間抜けな感じが絶妙。ふたりの間には、駆け引きを通り越して、友情が生ま>>続きを読む
印象派の巨匠:ルノワールの息子らしい、自然謳歌の伸びやかな映画。
都会から離れ、空気や風や光の恩恵を十二分に感じられる。
初見、ルイス・ブニュエル監督
よくわからないまま「FIN」になりました。この監督の他の作品を観ないと全体像が掴めません。