ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ロンしたことない

ロンしたことない

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Saltburn(2023年製作の映画)

4.8

これは癖ィ・・・
ここ最近で1番ぶっ刺さった。

映画序盤は『Summer of 85』のような
お色気男子に恋する初心な男の恋愛映画
だと思って見てたら憎悪にまみれた愛を
利用した「持つ者」への「復
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

軸には権力者のキャンセルカルチャーを
置きつつ、現代要素を効果的に内包した
リアリティあるストーリー。

現実世界なのか、精神世界なのか、
「孤高の天才」をエゴイストと捉えるか
狂気のまでに音楽を愛す
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.9

なにげに見たことなかった。

ゴーストをコメディ調でポップに描く。
荒いCGやチープなゴーストたちも
世界観をより高めてて愛おしい。

ビルマーレイがかわいい。

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

3.5

試写会にて。

設定の通り「混沌」で息つく間もなく、
1.25倍速で見てるかのようなスピード感で
ラストまで駆け抜ける。
キサラギ、私も好きでした。

阪元 裕吾監督のコメントがいちいち
ツボだし的確
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

4.3

灰暗い戦時中の孤児院でのできごとを
軽やかにユーモラスに描く37分の
ショートフィルム。

無垢な子どもの瞳に映るのは
真っ赤なケーキだけなのがいいし
真っ赤なケーキだけでいい。

早送りや急なストッ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

プレイヤーに恋するNPC、の既視感のない
設定が面白く、それでいて感動作。

NPC、いわゆるモブの暴走かと思いきや
そこに隠された愛のネタバラシにキュン。
コンスタントに驚きのある展開に
ずっと楽し
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

アリアスター監督Q&A付 上映会にて。
ただ感想。

胸をつんざく哀しみ、苦難からの救済。
『ヘレディタリー』では悪魔で、
『ミッドサマー』ではそれが宗教。
恐怖の先に安堵を感じてしまう。

家族の死
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.8

ヘレディタリー鑑賞後に無音&画面暗いのが
嫌すぎて何でもいいやと久しぶりに。🦖

虚無に見たから書けることもないけど
ウッディがオペされるシーンが昔から
だいすき。回想シーンは涙不可避。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

明日のミッドサマーの予習に。、、

悪魔により導かれるある意味での救済。
「ああ、悪魔のせいで良かった!」と安堵。
この物語の結末はメリバだと思いたい。

常軌を逸したカルト、遺伝性の運命の受容、
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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年製作の映画)

4.0

試写会に備えてポケモンマインドに🕺②

ちっちゃい頃、何度も何度も見た本作。
『Together2007』の時点で胸熱。
ダークライの不器用な愛が愛おしい。
10年以上経っても愛した。

何だかんだ、
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.3

試写に備えてポケモンマインドに🕺①

ポケモンと人間の種を超えた親子愛。
その愛が起こす奇跡に涙だばだば。
旅立ちのシーン、良かったなあ。

ポケモン映画ではあるけれど、
胸にじん、と来る作品でした。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.2

『アンブレイカブル』見た勢いで。
※スプリットは未鑑賞

〈Mr.ガラス〉〈不死身男〉〈多重人格男〉
が一堂に会するシャマランユニバースの
完結編。ちょっとこれは良すぎたーー。

1作目同様、予想して
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.0

善と悪の覚醒をリアリティをもって描く、
現実世界に即したヒーローもの。

ノーラン監督の『ダークナイト』とも違う
陰気なムードで迎えるヒーロー覚醒。
淡々と進む不条理な人間ドラマの先にある、
「善と悪
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

壮大な世界観の中で描かれる質素なSF。
来年公開のパート2へ向けてのプロローグ
といったところ。
原作自体が超難解で超長編作品らしい。

横文字に弱く誰が何と何で戦ってるのか
整理しきれないけど、映像
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サイン(2002年製作の映画)

4.0

宇宙人襲来をメインのストーリーに置きながら、偶然の必然性、神への信仰を軸にしたSFヒューマンドラマ。

大袈裟なほどの伏線回収には笑えるけど
それだけに構成の完成度が高い。
ラストの駆け足感はあるのだ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

ホラーというよりも
フィニたんの成長ストーリー。

伏線を思わせる人物の行動が
ミリも伏線でなかったり、
グラバーの児童誘拐殺人の動機が
謎だったりと1時間半だと消化不良かも。

グラバー、もっとサイ
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.5

実写版少年漫画みたいな世界観。
きっちり「3部作」な終わりかた。

女研究員が実験の全貌を語り始めたらへんで設定がぶっとびすぎてて目ぇ覚めた。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.8

すっっごい良かった。

初老俳優の情けなく、憐れなもがき。
断ち切れない「バードマン(過去の自分)」
との対峙。かけ離れているようで
誰の中にもある経験に共感できる。

現実と妄想を曖昧にするような
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.6

未曾有のストップアニメーション作品。

マリア自身の精神状態を部屋に投影したかの
ような未曾有の映像表現と過剰なまでに与え
られる情報に、食われるような感覚。
感情が処理できずにいて、
無意識に泣いて
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(2021年製作の映画)

4.0

「オオカミの家」同時上映短編作品。

表層的な不穏さでしか作品を見れなかった
けれど、はじめての怖さ。

署名が逆再生になってるところで
物語自体が順行して見えて逆行してたんか
とか考えたけど天才たち
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.9

「ニコラスケイジがボコボコにする映画」の前情報だけ聞いて見たけど「ニコラスケイジがボコボコにする映画」だった。

ハチャメチャに加算されていく設定に
情報が飽和飽和。意味わかんなすぎて笑う。
でも行動
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C'est La Vie(原題)(2016年製作の映画)

3.5

成功した生活を送っていたが
ホームレスに転落し、政治に、世間に
怒り散らかす。

怒りをラップ調のビートに乗せたセリフが
なんともかっこいい。

サインスピナー(2013年製作の映画)

3.5

ティモシーシャラメ、
疎外された立場の青年役がよく似合う。

乾いた映像とは反対に、
貧困ティーンネイジャーの一触即発の
不安や鬱憤がジットリと描かれる。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.5

わーこれは好きだ。

アデルとエマの激しくも虚しい恋を
3時間をかけて描く。
半ばドキュメンタリーのような温度感。

何をもって「幸せ」で、
満たされていると感じるか。
アデルはその軸にエマがいて
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

4.1

バイオレンス版 ホームアローン🙀
13歳ベッキー VS ネオナチ脱獄犯の
躊躇ないアクションスリラー。

ティーン特有の感情の激昂をトリガーに、
ネオナチ脱獄犯をメッタメタにする様は
痛快で思わず笑み
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

とっても陽気なグロコメディ。
一生アホな茶番劇してる。

笑いたい時また見よっと!

The Turtle's Head(原題)(2014年製作の映画)

3.5

男性チンサムホラーコメディ。

エロ爺が痛い目合うのきもちい。
嫌いじゃないなこういうの。

Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

4.0

教えてもらったショートフィルム②

代理ミュンヘンハウゼン症候群の母親の
歪みきった息子への執着を描いた17分。
しっかり後味悪くなれる。

アリ・アスターの家族どないやねん。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

2.5

うーーーん、これは合わなかった。
前提として「生きる意味」だとかを考えない
人間なのでそこにまず共感が無かった。

「日々の幸せに目を向けて一瞬一瞬を大切に生きよう!」の思想をドストレートに伝えられて
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.9

舞台はメキシコの祝祭『死者の日』。
陽気でファンタジックな死後の世界で
描かれる少年ミゲルの冒険譚。

家族・親族との強い繋がりや愛を、
生者と死者の世界の両方から感じられる
感動ストーリー。だばだば
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.3

喰人をする、アウトローな2人の
繊細で美しい純愛ストーリー。
カニバリズムはあくまで設定の1つで、社会
から疎外される者たちの世界が描かれる。

カニバリズムに投影されたマイノリティの
孤独、自己嫌悪
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

甘く紡がれる2人の恋に垣間見える
異性愛差別、クローゼットゲイの現実。
そこが明かされることで2人の結末、
周囲の関係全てに納得する。

『Call me by your name,
Call you
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

新作の前に復習。

小学生ぶりで断片的に覚えてたけど、
記憶より全然ダークなファンタジー映画。

摩訶不思議な世界観と相反するような
妙に現実味のあるストーリー。
子どもが無茶な目に合ってるのに
誰1
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.0

ハートフルコメディの頂点、お久しぶりに。
これ見なきゃクリスマス始まんない!

泥棒に同情しちゃうほど
ケヴィンの泥棒撃退術があっぱれ。
お酒飲んでたからか、
母親とのシーン泣いちゃった。

メリーク
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