ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ロンしたことない

ロンしたことない

映画(499)
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アニメ(7)

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

タランティーノ監督デビュー作。
男くさい会話劇や血まみれのギャング。
なんだろう、全編通して色気が半端ない。

入れ替わり、繰り返しの構成には
終始緊張感漂う。秒も目が離せない。

なんだかタバコ吸い
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

随所に散りばめられた映画漫画アニメの
オマージュ。至高のエンタメが結集した、
オタクのための映画。

米国版SAOだったなあ。
茅場晶彦がキリトにザシードを託す
くだりを思い出してまうラスト。
SAO
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

5.0

日本特撮へのリスペクト感じるB級映画。
ゴア仮面ライダーといったところ。

この映画、キャラも世界観も
くだらなすぎて愛おしすぎる。
ドッジボールみたいな球技で
命運決めてええんかい。

警察官ゾンビ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.4

静謐の中に存在する緊張感が
スローな展開に心地よさをもたらす。

導入のシーンによって、
話は前進していくのに
意識はずっと冒頭にあった。
何故そうなるんだろう。と。
おかげで目が離せなかった。

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Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

3.8

男尊女卑に殴り込む、サイケな映像と
爆音EDMで構成される混沌の109分間。
見るタイプの合法ドラッグ。

良い悪いでなく、コンプラ騒がれる時代に
ここまでエッジの効いた作品が
存在してたことが凄い。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

他者との価値観の違いを、
硬派に描いた家族ロードムービー。

家族7人が直面する、「普通」との摩擦を
丁寧に描く。誰かの常識は私にとっての
非常識。当たり前だけど忘れてしまいがち。

子どもからの質問
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

タイムループロマコメでめちゃ好きそう
なのにあんまり刺さらなかった。

今の私にはポジすぎて眩しかった。

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.3

肉体的な解剖を通して死体の身元を探る。
サスペンス??と油断してると、
オカルト・ホラーに舵を切られる。

怪奇の根源の死体が最後の数秒まで
微動度にしないのに、この恐怖。
「来るぞ」があって来たり来
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

犬で始まり犬で終わる。
伝説の殺し屋 ジョン・ウィックの
超絶バイオレンスな復讐劇。

ストーリーを装飾する激しいガンアクション。
プラスしてノリたくなる劇中曲。
脳がスカっとする爽快な作品でした。
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

まさしくティンヤの〝孵化〟
美しくおぞましい北欧ボディ・ホラー。

抑圧された少女の内なる黒い感情を
卵の孵化に投影する独創的な設定。
深層的な怖さ。

犬が死ぬので-0.3です。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.3

アホアホ設定を上質な映像で。
痛快なガンアクションコメディ。

ストーリーのテンポ感と
気持ちの良い王道展開がキマってる。
YouTubeのゲーム配信見てるような
感覚で見れる。

サマラ・ウィーヴィ
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.7

残虐な画の中で冷静に会話してる感じとか、
ちょっとした視線、仕草、動作。
視聴者に語りかけてくるメタ演出。
「なんか嫌」がずっと続く。

終わり方だけ胸糞な映画が多い中で、
終始徹底された胸糞。凄い。
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.2

母親の歪んだ愛情からの逃避行。
アリ・アスターの『munchausen』の
代理ミュンヒハウゼン症候群の母親を
思い出す内容。

何段階にも用意された戦慄の展開が
気持ち良すぎる。

ジワジワと恐怖に
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

不妊症の夫婦と切り株の形をした 何か との
異質なダークファンタジー。
気づけば今日は 何か 3本目。

母親の歪な愛情が実を結び、
ストップモーションによって命を宿す。
色んな種類の「気持ち悪う」を
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

いつのまにアマプラに!

「目には目を 父親殺しには代償を」
呪いのような 何か が一家を破滅へと導く。

『女王陛下のお気に入り』の家族版、
とも言える終盤の媚び売り合戦が見所。
欲に忠実な浅ましい
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.7

ちょっぴり尖った12歳の少年少女の
駆け落ち劇をオフビートに描いたラブコメ。

逃避行の中身はいかにも12歳。
なんだけど、2人の若さ故の「無双感」は
羨ましく思うほど。

ユニークで説明のない物語の
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

産み落ちた羊ではない 何か が
夫婦に災厄をもたらす。

所々睡魔がきて、羊から手が生えてるのが
夢かと思ったら全然ふつうに半獣人だった。
その半獣人に向けられる歪な愛情、
人間のエゴがおぞましい。
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.6

傷物語三部作の総集編。三部作は未鑑賞。

西尾維新の世界を映画館のスクリーンで
浴びれたことがまず嬉しかった。

複数の質感が次々と入り乱れる映像。
グロテスク。それでいて官能的。
物語シリーズの構築
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.6

これは凄かった。

白血病の娘の願いを叶えるため
奔走するお父さん、から始まり、
2人の「魔法少女」をファム・ファタールに
据えた陰鬱なフィルムノワールへと変貌。

数多の点と点が結ばれて線になる
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

肉屋 vs ヴィーガンのブラック・コメディ。

サクサク見れる序盤の展開、
殺人のテンポ感が気持ちいい。
楽しいホラーでした。

そんな今日の夜ご飯は焼肉。

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.8

社会風刺の心理的ホラー。
結局のとこ、現実が1番怖い。

愉快な遊園地を舞台に、
あらすじ通り罵られ、大変な目に合う。
現実が辛辣すぎて笑えない。

霞んだ映像、突然の無音、不協和音。
不気味な笑い声
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世田谷ラブストーリー(2015年製作の映画)

4.0

backnumberの曲を元に映像化。
頼りない千次と高嶺のイチコの恋物語。

何気ない恋の駆け引きや、失恋。
その歌詞に浮かぶ情景を丁寧に映像にする。
どことなく自身の経験に重ねて見れる所が
さすが
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My Best Friend's Wedding/My Best Friend's Sweating(原題)(2011年製作の映画)

3.8

なるほど、スイスアーミーマン。
できるべくしてできたのがよくわかる。

アホアホを大真面目に撮る。
たまらんなく好き。なんだこれ。

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.4

巨人と少女の友情を描いたファンタジー。

絵本を映像化したような
ファンタジックな美しい映像。

童心に帰れる作品。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.9

女警官がまとめてくれた
「人間は計り知れないですね」
これに尽きる。

アホアホの中味を超ウェットに、
シリアスに描いたクライム作品。

『 Swiss Army man』っぽいなと
見てたら監督同じ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

男子中学生と歌下手ヤクザの友情物語。

思春期中学生の難しい時期の感じを
ヤクザと交えてコミカルに描く。

ケラケラ笑う感じではないけど、
いいとこついてくるなあという笑い。
狂児の名前とエンディング
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.8

殺人鬼一家とサリーちゃんの
狂気で恐怖の逃走劇。

あっけない程に1人、2人と
フラグ回収され、清々しいスプラッター。
後半で序盤のいろいろが繋がっていく
ストーリー構成もよかった。

ちゃんと怖かっ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

閑散期のホテルで起きる怪現象スリラー。

「絶対に怖がらせてやる」の意志を感じる
音の使い方、カメラワーク。まんまと
ビビり散らかした。

有名シーンが見れてはぴ。|🫣|

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.4

いつの間にそんなでか愛になってた?!
と百合と彰には置いてけぼり感。
ヒロインの言動の無責任さが気になり
基地と資料館のシーン以外はうーん。

石丸と千代ちゃんをメインに据えて
見たかった感がある。

君の靴で歩けば~Side A(2023年製作の映画)

3.7

SSFF&ASIA ⑩

青年と老人に芽生えた絆。
絵の具が散った靴を見る度に、
互いを思い出すのだろう。

ウィッシュリスト、わたしも書こう。

オービタル・クリスマス 聖夜を祝う全ての人に(2021年製作の映画)

3.5

SSFF&ASIA ⑨

クリスマスを祝わない男が起こした
優しい奇跡のSFショートフィルム。

ストーリーは、日本人監督らしい。
宇宙に浮かぶクリスマスツリーが素敵。

向かいの窓(2019年製作の映画)

3.9

SSFF&ASIA ⑧

向かいの住人を窓越しに覗き見る。
「隣の芝は青く見える」を映像化した
20分の短編フィルム。

百「見」は一「聞」にしかず。
話してみないとわからない事がある。

人との関わ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

実写映画制作を描くアニメ映画。
劇中劇構造のサクセスストーリー。

成功を邪魔する悪役はおらず、あくまでも
クリエイター自身との戦いなのだと、
ひしひしと感じる。

映画制作の裏側、特に編集にフォーカ
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あと さん ねん(2018年製作の映画)

4.5

SSFF&ASIA ⑦こら大変に傑作。

言葉の通じない2人の
奇妙な感覚のヒューマンドラマ。

自分に向けて話すような博の独白。
日本語の音は綺麗ねと返すマリッサ。
噛み合わないけれど、だんだんと
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とんでもない計画/計画から出た地獄(2015年製作の映画)

3.1

SSFF & ASIA ⑥

ネコチヤンとインヌを利用した
マヌケな勧善懲悪泥棒ショートアニメ。

いうてもホッキョクグマとかか〜
思ってたら思いのほか罪重いのね。