Bascoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

母親に置き去りにされた4人の子供たち。
それはまさにタイトルの通り、「誰も知らない」世界が淡々と静かに描かれている。

そこには親のいない日常生活を送っている子供たちがいるにも関わらず、誰も気にしてい
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

違和感のある間やシーンの連続ではあるものの、言葉に出して伝えること、思ったことを伝えることを後回しにしているとこうなってしまうということを極端に描いている。

起こってしまったことは仕方なくてもいつか
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

明け方の若者たちの彼女側の視点で描かれた作品。

旦那がNYに行く時に一緒に行くと言っていたにも関わらず、内定が決まった暁には後出しじゃんけんでやっぱり行きたくない。もう決めたからと自分だけで決断した
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.4

大学4年生の内定が決まってから、社会人として進んでいく姿がまるでかつての自分をみているかのような感覚になった。

入社するまでは絶対に面白いこといつかしてやるとか、1番になってやるとか思ってるけど、入
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.3

これぞ本物のアクション映画!
香港という湿気た水も滴るローカルな街並みと均一に計算されたかのような高層ビルの世界観の中で展開されるアクションと重低音の音楽が作品に躍動感をもたらしていた。

ストーリー
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの通り、SKINが根底のテーマになった作品。
この映画は黒人と白人の憎しみの連鎖で終わらず、それぞれの子供も登場している点である。

おそらく、黒人の子供が報復に関わっており、一方で白人の子供
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神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.3

ホームレスの若者の日常をまるでそのまま切り取ったかのようなドキュメンタリー風な映画。

そこに普通の人の世界はなく、視野狭窄でその日暮らしのジャンキーな彼らの世界が違和感だらけのハードな音楽と共に描か
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Two(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

出だしから強烈な結合、ムカデ人間の再来かと誰もが思うだろう。

確実に浮気や男女のもつれなどのリベンジものかsaw的な実験なのかと想定したが、進むにつれて、結合双生児という案外シンプルな方向へ進んでい
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

歴代のスパイダーマンはこのために作られてきたのかというほどの脚本が練られ、構成された昨今のmarvel作品ではない面白さだった。
鑑賞前にスパイダーマン2と特にアメージングスパイダーマン2を鑑賞してか
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

今週末公開のスパイダーマンノーウェイホームの公開に合わせて唯一観ていなかったのでこのタイミングで鑑賞。

アメイジングスパイダーマンは個人的に微妙だったのだが、2は見事に魅入ってしまった。

まず何と
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

新年一発目にふさわしい作品だった。

出来過ぎだけど、どこかありそうなスリラー映画。個人的にはエスターが好きな人は好きそうな映画。

喘息や下半身が麻痺するなど複数の病気を抱え家の中だけの小さな世界を
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

よくある王道のボクシングサクセスストーリーではなく、それぞれの登場人物の感情や想いを淡々とボクシングという共通言語を通して、その人の姿が可視化されていて気付けば魅入ってしまった。