Akiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

なんとも愉快なヤング皆殺し(自殺)の勘違いきっかけ不謹慎コメディ。
誰かが死ぬ度にちゃんと楽しく笑える。

最後にしっかりフリの効いた見せ場もあったりして○。


状況を悪くしているのは大学生達なのだ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

前作からの直接的な続編。

冒頭バスターキートンが映されるビルが印象的。アクションやってくぞ宣言。

キアヌのアクションがスタイリッシュでカッコよい。
カーアクションでなく車で格闘アクションしてる。
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.8

時折差し込まれるナレーションはハッキリと不要だと感じた。


主人公は未熟で童貞的振舞い。理想を見がちで自己に向き合う事を避けている。

一方でサマーは結構身勝手。

お互いに足りない部分を相手に見て
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

ウェス映画での毎回のテーマである父親がメインテーマ。

敵アジトに突入するシーンが楽しい。

死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.0

オープニング、静かな始まりで拍子抜け。
……かと思いきやビックリ、と同時に気分も高まる。


会議のシーンのおそろし度合たるや。
ゾンビよりも人間の方が怖いのかもしれない。
博士は時折見せる冷静さも相
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

ウェスアンダーソン印の、ポップでオシャレなルック。
やっぱり圧倒的にわかりやすい映像的魅力があるなあ。


アステロイドシティにおける群像劇だが、今回はそれだけでなく入れ子構造の複雑さのある物語だった
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.8

主題歌最高。


ボンドが、終始スパイにあるまじきマヌケさに見えて笑える。
任務中にイイ女とすれ違うと「今はダメだ……。集中、集中だ……」みたいな事を言う。すごい色ボケ(褒め)。

金粉死。ビジュアル
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

面白かった。


犬が死んだのはそういう処理でいいのか。
シュールギャグ的でもないし、単に興味無いだけの飾りで雑な扱いなんだなと思ってノイズ。他の作品でも感じるけど。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.6

学校に馴染めなず勉強ができないが、劇作家としてなど様々に才能を発揮する主人公が、自己を理解し成長する物語。

というと畏まるけど基本ドタバタしてて、ちょっと空回りでイタタな主人公。

でもその空回りす
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

ファンタジー。意外とアクションもしてたりして面白い。

MIPパロディは笑えた。唐突感はあるけど。ユルめのチェイスシーンもいい。


映画的には楽しい場面ではあるけど、家であんなに大暴れされてたらそり
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.9

ボロボロの車をまさにボロボロになりながら、家族みんなで必死に走らせる。
そこまでの話の流れが愉快だし、ドタバタと乗り込む様は画面的にも楽しい表現だ。

個人的には家族愛的な物語に関して100%の共感は
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.8

オープニング、ミニチュアで表現された雪山からホテルへクローズアップしていく風景がよい。


「雪で身動きできなくなったホテル」のシチュエーションからは事件の匂いがするが、基本的には登場人物の紹介に終始
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.2

続編でありつつ、久美子3年生編に繋がる前日譚。


ワイプカットがあるなど中編作品でありテレビシリーズ然としているが、潔い演出が要所で見え、素直に感動できる良い内容だった。


みぞれが久美子に対して
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.1

湿度のあるオープニング。少女から大人の女性になろうとする薬師丸ひろ子の魅力が全面に出ている作品である。

役者本人のアイドル性とその未熟さからの成長が作品のテーマとそのまま重なり、エモーショナルが高ま
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

すごく不思議な映画だった。
思ってたんと違う。

ホラーかと思ったらまさかの展開。冒頭から何が起こるのかわからなくて、この話はどこへ行くんだろうと思いながら観た(悪い印象ではない)。


馬舎の中で宇
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おるすばんの味。(2017年製作の映画)

3.6

アトロクでリスナーから紹介されていたので鑑賞。

食事(カレー)にフォーカスした短編作品。


主人公の少女が、母親と一緒に過ごし、食事をともにすることのできなかった寂しさや孤独。

時間は流れ、成長
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

オープニングのカーチェイス、テンポよくアクションしている上にキャラクターも登場させていてとても楽しい。

アトラクション的。

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.1

今の目線で見ると、現実から地続きの距離感にありそうな絶妙なSF観で描かれている印象。


クライムサスペンス的部分が個人的に好みだった。


アーリーデイズとは若干趣が異なる。
OVAでは良くも悪くも
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.6

ホラー映画の大ネタ。サイレントゆえに細かい部分までは語られないが、単純な話の展開に止まらず、最後にドンデン返しがあるなどサスペンス性が強い。

白黒が活きる不気味なルックがいい。

後の名作に与えた影
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

ワンシチュエーションコメディ。繰り返される度ごとに小さく変化する展開がとても愉快。
上映中、終始小さく笑い声が聞こえた。不謹慎ギャグ的になっていく中盤以降も思わず笑ってしまう絶妙なニュアンス。


2
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.8

前作も大概だったが、今作もヤバ映画すぎる。

話はもう一旦脇に置いておくとして、予告で観たあのアクションが劇中でも一々面白くて最高。トリック、特撮かと思ったら本当にやってるとか心底どうかしてる。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

冒頭のアニメーションが素晴らしく躍動している。


引っ越して以降はちょっと不気味で田舎ホラー感あった。


テーマはわかったけど、終始抽象的というか観念的というか、観ていて一々気になる部分が多い映画
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

不必要に喋らせない。映像で多くを語り、余白を想像させる映画。
美しい映像。特に水の青と空の青が綺麗に入り混じって重なり消えていく場面の美しさ。

ビデオカメラで撮られているとき、父娘の主観になる。それ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

最初のシーンのワクワク感良かった。個人的には嫌な感じで始まったように思えてしまった。


追いケチャップのシーンはトキメキの詰まった良いシーン。


愛がなんだ。愛の存在を軽視しているのだろうか。そん
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ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

4.1

音楽だけがニーナシモンを自由にしてくれる。
ゴスペル、ソウル、ブルース、etc...
それらが渾然一体となり優しく奏でられるピアノ、力強く鳴る歌声が心に響く。


精神的に不安定になってしまった原因は
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プールサイドで(2022年製作の映画)

3.6

美しい映像。

短い中に恋のきらめきと喪失の苦しさと、そして愛が感じられる、よい内容だった。