Akiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.8

ラースフォントリアーのレトロスペクティブ、イディオッツと二本立て。前半ところどころ寝てしまった(個人的に2本立てでは、度々2本目でやらかしてしまう)。


序盤は、とにかく本作の特殊な撮り方の手法が気
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.6

ラースフォントリアーのレトロスペクティブ、ドッグヴィルと二本立て。


偽善に対して挑戦するのだと主張する登場人物たちの振る舞いは、知的障害者を都合よく解釈し利用するものでしかないように思われ、かなり
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.6

静止画を連続して映す手法で制作された映画。フォトロマンという手法だという。

WOWOWシネフィルで公開されていた。
大塚明夫氏ナレーション。


動画はすなわち静止画の連続である。
中盤、静止画のカ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

神経質でエゴが強い主人公。

冒頭、講演しているシーンを観ていると主人公に実在感がどんどん増してきてとても良い。
その後も基本的にはケイトブランシェット対誰かの会話を中心に展開し、まるで本当に存在して
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

主演2人の演技がもの凄い。本当に素晴らしい。どっちも素晴らしいが、特にブラッドリークーパーの指揮がやっぱりすごいなと感じた。
どういうメイクなんだろう。年齢の若い時期から晩年まで特に違和感なく同じ俳優
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.6

ラジー賞にノミネート、興収悪など前評判が良くなかったので結構警戒していて、実際劇場に行くかどうか、かなり迷った。
しかも上映自体が朝8時台と端に追いやられかなり観づらい時間帯。
結果最終日に滑り込みと
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.8

アクション映画の幕の内弁当。
ポスターでみんな笑顔で楽しそう。


ヤングチームが捕まった後、悲壮な覚悟を決めて再び敵地に乗り込もうというその時。

この流れはアイツらが来るぞ……。
来るぞ、来るぞ…
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.2

冒頭のアクションシークエンスが良い。
殺し方が結構多彩で、個人的にはバイクを無人で自走させて弾丸のように敵に突っ込ませるのが好きだった。
水上橋を大爆発させ、爆炎から戦闘機が飛び出すカットが最高。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

ようやく観られた。

戦後を下敷きに横溝的因習ミステリー怪奇ホラー。

冒頭、現代パートが始まった時は色々大丈夫なのかな、とちょっと心配になったけど、本編に入ると杞憂だった。惹きつけられた。
殺しの描
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テッド(2012年製作の映画)

3.3

2024年の現在の感覚からすると、公開当時はブラックジョークとして受け入れられていたのかもしれない要素が流石にちょっと無理な感じだった。

個人的には下ネタとかはそれほどじゃないなと感じたんだけど、悪
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

トランプが大統領選にまた乗り出していこうとしている現実に暗澹たる気持ちになる。


作劇的な要素もあるとは思うんだけど、演出はあくまで自然な範囲でなされていて、題材に対して丁寧な配慮のもと作られた映画
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

性と死と自己。

グロテスクでエグい描写が多い。

場面変わって即セックスしていたのは笑ってしまった。
性描写はあくまでドライに映していて、露出は多かったのだけどエロさは強調されていない。女よりも男の
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.8

アニメーションとしての楽しさと話の面白さが10分という短さの中にちゃんと表現されていて素晴らしい。

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.7

今まで観てなかったシリーズだし4もやってるしで、なんとなく鑑賞。

全体的に夜や暗がりでのシーンが多くて誤魔化している部分はあるなと思うけど、アクションのテンポの良さとか派手さでそこまで気にならない(
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.8

以前鑑賞済みだったけど、見返すと内容をほとんど覚えていなかった。

ボンヤリした記憶では、正直あんまり面白くないなというのが以前の印象。が、今回観たら認識が改まった。
話は突拍子なくやりたい放題感はあ
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007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.9

アバンからのオープニングロールが美しい。
スキーのチェイスシーンはアクションは勿論、エンディングまでの因縁がしっかりネタ振りされていて良かった。

ボンドガールも、今回はボンドとタメを張るなど見どころ
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007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

4.1

フェリックスライターへの友情で熱くなり、私怨に燃えるボンドがクール。
これまでのボンド像からするとやっぱり若干の違和感はありつつも、話としては面白くて好き。

Qの活躍がすごく嬉しい。
折角の休暇にボ
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

3.8

設定はところどころ気になる部分があるが、とは言えとっても面白い。


ミシェルヨーがボンドガールとしてはいい感じの距離感で、アクションもできるしキャラも立っててかなり良い。

ジャッキーアクション的な
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007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

3.4

なんともトンチキな内容。

本作の敵役スカラマンガをはじめ、そのお供である低身長者のニックナック、マヌケボンドガールのグッドナイトとキャラがとにかく濃いめの味付けとなっている。
スカラマンガの特徴であ
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007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

3.8

ダルトンボンドはいいな。

あんまりボンドには見えないけど。
シリアスさだったり話の整理されてる度合いで見やすかったりでかなり好印象。

まあボンド映画には緩さを求める側面もあったりするとは思うけど、
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ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983年製作の映画)

3.8

ボンドもいい年齢なのに益々色ボケ度合いが増しててすごい。

やっぱ007のテーマがかからないのは、仕方ないとはいえ画竜点睛の感。

意外とアクションしていて、頑張ってていい。
木っ端微塵の人体破壊は思
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007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

3.3

ロジャームーアボンド第一弾。

にしては雑な作り。
今なにしてるんだっけ、と目的を見失ってしまう事が度々ある。
何回か観てるけど話はよくわからないまま。

敵組織がなにをしている集団なのかとかメンバー
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.8

世間的な評判は悪いけども個人的には追加シーンのあるこちらの方が好み。

オリジナル版は尺は長いのにぶつ切り感と時制が飛んでたりで性急な印象という妙な感触だった。

エクソシスト(1973年製作の映画)

3.6

思ったより儀式になるまでが長くて、来るかと思っていると意外と来ない。

キリスト教的な知識が無いけど儀式に至るまでの流れは何か伏線というか前フリ的なことだったのか。
イマイチ腑に落ちず。

悪魔のクリ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

これは劇場で観たかった。
好き。


冒頭のバットマン登場シーンは怖さを意図したシーンだと思うんだけど、個人的にはバットマンのスーツが唐突に思えて笑えてしまった。
他にもところどころにオフビート感ある
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

画面に常に圧迫感があり苦しい。
さらに底流の辛さが胸に迫る。

個人的な感覚では笑うに笑えないというか。どうにもままならない生活がそこにある。

枯葉。枯れて落ちゆくだけの人生で、あとは冬が来るのみな
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E.T.(1982年製作の映画)

3.8

毎度楽しい映画。

ETが川岸で干からびてるところでいつも何とも言えない気持ちになる。

絶妙なキモさのある造形でいい。

子役の演技がものすごい。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

アマプラ配信期限で鑑賞。サブスクなどからは権利関係の都合で消えてしまうそうな。


オープニングから、冒頭〜中盤くらいまでの導入部分の雰囲気だったりパワー感に強烈に引き込まれる。
話としてはなにやら大
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

妻はサイコだと思うけどそれによって夫の行為が正当化されるかというと微妙で、ブルーな気持ちになる。

妻の演技が良かった。
怖い。サイコパス。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

吹き替えで鑑賞。


面白く観たし感動もした。
ディズニー100周年記念作品として全年代の観客に向けた、普遍的でストレートなメッセージを持った作品。

映像は3DCGでありつつも手描きのトラディショナ
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