ヤムチャンさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ヤムチャン

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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.5

前作までと違いギャンブル感にざわざわしなかった。
藤原竜也のワンマンショーに吉田鋼太郎が負けじと出てくる感じは悪くない。

岸辺の旅(2015年製作の映画)

2.6

出てくる俳優陣のよく観かける演技手法で観客側と一定の距離をとってくる。
愛した人との死別を旦那の関わった他人に触れる事で、自分の中で受け止めるまでの肯定をホラー演出を織り交ぜながら、邦画特有の薄暗い演
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シュレック(2001年製作の映画)

2.0

ドリームワークスはシュールアニメーションということを認識した。物語のそこかしこに皮肉が多用されている。フィオナ姫の幻想物語。

JSA(2000年製作の映画)

3.8

ジョイントセキュリティエリアでの出来事。
北と南の境界線で交わらないはずの人間交友は秘密裡に行われ、そして口を噤まれていく。戦時下では時に判断が残酷な選択を迫る事が有るのだろう。北側の冷静なソンガンホ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

個人を背負う尊厳への覚悟。師弟関係がより強固になった時、二人の父親を重ねて。
臆病なフランキー・ダンの人の遠ざけ方が喪失への恐怖と重なる時、どうしようもないやるせなさだけが募る。
タフだけじゃダメな時
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

精神病棟での人間の尊厳の一部始終。
院内の規則である婦長が頑なであればあるほど、患者の個性が際立ち自由を摘み取り多様性を抑圧するのか解放できるのか、マクマーフィのカリスマ的な影響力に期待してしまう。
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.2

十代の望まぬ妊娠とどう向き合うか。
学生である16歳のジュノは早々に育児放棄が固まっていて周囲の出産への興味心配より身篭った当人はドライ。ある意味で女性は強いというメッセージと受け取れる。妊娠はひとつ
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

バビエル演じる夫が、外からの訪問者を受け入れてしまうことで「家」の中へ世界が入り込んで来る。ジェニファー視点で観ているともはや混乱状態に陥ることこの上なく、収集がつかない上に赤ちゃんまで…!
散々叫び
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

往年の名作。
サルバトーレの成長譚をパラダイス坐を通してアルフレードとの友情と死別が一層の哀愁を盛り上げてくれる。娯楽が映画頼りの時代だからこそ人々を惹きつけて止まない。やはり、この物語の肝である友情
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やかまし村の子どもたち(1986年製作の映画)

3.3

主人公リサの淡々とした語りがシュール。
小さな片田舎、やかまし村の子ども達の家族と友達に囲まれた小さきピュアな世界をのぞき見するようなほっこりムービー。男の子と女の子のイタズラ合戦には汚れや悪意のない
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.2

マタニティブルーが過ぎる。
引越し先にお節介な悪魔崇拝者達が集い、周囲から疑心暗鬼を強要されていき…頼りにしていた夫もまたそのひとりであり救いがない。悪魔の子を想像させる演出は巧み。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.3

出てくるメンツが三谷劇場の常連だけに各キャラ安心感のある政界皮肉コメディ。
個人的に時々出てくる有働ギャルアナが薄っぺらい批判コメントを出すのがなんとも言えず心地よく。色々な思惑がありつつ、理想や汚職
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パリより愛をこめて(2010年製作の映画)

2.6

スキンヘッドに泥棒ヒゲって、トラボルタらしからぬ出で立ちで陽気なオッサン感からは想像しづらいくらいきっちり仕事をこなすちょいぽちゃ凄腕捜査官。CIA見習い捜査官の主人公とナイスバディでテロリスト集団を>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.8

不朽の名作を金ローにて再鑑賞。
楽曲のインサートが物語に奥行きを与える事でスケール感が出ていると感じる。人間の愚かさを腐海との対峙で教示してくれる。ナウシカの哲学は優しさに満ちている。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

1.0

頭脳戦というから知的な心理戦が見られるのかと思いきや駆け引きの内容も薄く、天邪鬼な脳内勘違いズレコントみたいなことが起きてもまったく笑えないし、なにかの間違いかと思うようなくだらなさ。挿入される下ネタ>>続きを読む

12人の怒れる男(2007年製作の映画)

3.5

決断は神のみぞ知る。
予定調和な意見から陪審員たちがそれぞれの立場で事例に向き合う時、有罪判決が無罪判決にグラデーションのように翻っていく。最後の1人の意見を全員が飲むかどうかに注目が注がれる。
時に
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

1.5

ゾンビが臓物を喰らいながらコーヒーを飲む、シュールな映画。何故にSNSで拾いそうな単語を発してさまようのか。田舎の小さな町で路頭に迷う。
オチない。夜中に観ると寝落ちしてしまう。ゾンビは現代社会の風刺
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

なんだかんだとお騒がせ巻き込まれ系ノーマジのジェイコブがあれだけの大騒動の渦中で傷ひとつ負わない謎。どのキャラクターよりもアビリティないくせにはったりだけで切り抜けすぎる。魔法動物たちが躍動、ファンタ>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

エディレッドメインのどこか儚げな独り者の演技が秀逸。ずっと視線を外しながらも他人を不快にさせない感じは物語に奥行きを落とす。ハリポタとは異なるファンタジーものでも十分に楽しめる時間旅行。

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

2.0

鏡の中のダークファンタジーを楽しむ映画。物語は少しとっ散らかってた感、ヒースの友情遺作ということで。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.2

気の遠くなるようなタイムループの先にあるものとは。任務を遂行することとリタを救い抜くこと、この鋼のメンタルはトムにしかできないミッションで且つ緻密な作戦。
序盤、速攻で死ぬこと、繰り返し何をしているか
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.4

絢爛豪華なギャツビー邸で一人孤独な青年を唯一追うことのできる眼差し。ニックから見る人間の強欲さ、エゴイズム、自信過剰な風刺、俳優陣も演技演出もインパクト大。
マリガン、デビッキのショートカットが妙に艶
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.2

兎角、「間」がいい、スローな映画。父、娘の距離感も近すぎず遠すぎず過ごしていく日々を程良く観れる。空虚で淡い雰囲気に満たされる。

クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

2.7

遥か昔に一度観たような気がするが、ほぼ内容を覚えていなかった。
別々の刑事がそれぞれの事件を追っていくうちにひとつの事件に集約されていくサスペンスストーリーは面白いんだけど、雪崩れで全部飲み込むのは安
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デッド・リミット(1999年製作の映画)

1.9

主人公が元恋人にうつつを抜かしすぎて、最後もそれでよかったのか疑念が残る。首脳陣の無能ぶりも含めて一昔前の展開。時代を感じてしまう。

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.1

地上波をなんとなく鑑賞。
超高層ハイテクビルでの家族救出ミッションは異次元。ドウェインの義足も不自由さを感じさせない上腕二頭筋はもはや最強、絶対に死なない生命力の証。わかっていても手に汗握る足場のない
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.6

エピソード事のシーン割、画の力、挿入歌のセンス、会話劇に於ける独特の「間」の使い方が秀逸。なんか言葉にならないけど、うまいこといかないようで何となく進んでいくオフビート感は若者に受けそう。シュールなセ>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

アップグレード、AIと人間の融和って。
人間の不完全さや気紛れが時として、世の中に不穏分子を生み出しているのに最終的にはAIのコントロール下に食い下がる恐ろしさが常に付き纏う。ステム開発者でさえも誰も
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

前線に出てからの緊張感たるや。
塹壕とはあんな風に人が行き来していたのかという印象。
ただ伝令を伝えるというミッションにフォーカスしているも目線を固定する事であれほどまで壮大に演出できるものかと感心し
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.3

純心なしもっぷくれの前歯なしの少女の辿々しい愛嬌の良さが聞き役としても物語りに関与していく様。各地巡礼していく風景画、登場人物達の独特の衣装、ロイの自殺願望といい、色濃く出ている世界観はシュールなお伽>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.2

幼少期以来の再鑑賞。
分裂したグレムリンは個体ごとにいろんな特徴を持たせててコミカル且つその他大勢感を抑制させててグッド演出。特にCGを使わず、わちゃわちゃしている映像は当時にワクワクした思い出。三つ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

キーマンであるクラレンスが登場するまでのタメが長い分、最後に返ってくる恩恵にグッとくる。
家族の有り難さ、我儘を押し通さない真摯な姿勢など、うまくいかなくて自暴自棄に陥った時に、もし自分のいない世界を
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

2.8

この頃のクロエのおませ感が絶妙にかあいい。思春期のジェニファー・ローレンスも生真面目で強がり感、お姉ちゃん感がちょうど良い。ソフィアも自然な演技で、3人姉妹がなかなかに味わい深く、アメリカの片田舎を勝>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

2.0

再鑑賞。拗らせ大人と拗らせ少年のうたかたの戯れ。素直になれないって面倒くさいな。結局は相入れるんなら異なったアプローチが欲しい。嫉妬心みたいな闇との戦いも歯切れが悪い。
風景画の凝り方は流石です。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.1

障害者と健常者の垣根を越えた話。被ボランティアとボランティアスタッフ、現実には可笑しみなんて持てないくらいにしんどい日々であろうが、コメディチックに大泉洋が演じる鹿野は常にフラットな世界を見ることで、>>続きを読む

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

2.0

2Dアニメから3DCGアニメーションになる事でより細やかな動きが表現されていた。
髪の毛や洋服の風でのたなびき方は繊細だが、無表情感が否めず、なんとなく各人感情が読みづらかった。
広瀬すずと藤原竜也の
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