ヤムチャンさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ヤムチャン

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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.0

これまでのアニメ要素てんこ盛り。
ジブリオマージュをベースに主人公の成長を見守る系。人間と妖精、街と自然の二項分立に主眼を置きつつ、双方バトルは激しいものの酷い殺し合いのない戦闘シーンも優しい。近しく
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アス(2019年製作の映画)

2.6

パパはポンコツコメディアン、ママはミスリードを促す勘違い主人公、姉はスマホ依存の最強狂気人、弟だけが影から冷静にみんなを見守る目でした。
そんな家族に幼少期のトラウマが生み出したドッペルゲンガーが迫り
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

この白人一家は"何か"がおかしい⁉︎のだが、その引っかかる「何か」がわかるまでのサスペンス具合がどうにも面白い。最初から嫌なムードを纏ってストーリーが進む感じも見せ方が巧み。
観終わる頃には彼女よりお
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

柱の魂の燃やし方、先輩上司へのリスペクト感、上弦・下弦の格の違い、主人公の力を出し切ったあとの無力感。
戦闘中の必要以上の独言のよな説明はややくどさがあるものの今の時代、あそこまで説明するからわかりや
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

2.1

今作登場のイ・ビョンホンの均整の取れた身のこなし。ヘレン・ミレンの前作からのコミカルでチャーミングな無双ぶり、狙撃戦時に足の匂いを嗅がれている状況、マルコビッチのすっとぼけ具合など前作に引き続き、過激>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

1.7

ちょっとブレイクタイム的な作品。
このセンスには自分はハマれなかった。

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.2

実際に何が起こっているのかわからないキャンプ場でのパニックぶりが、ワンカットで演出されているお陰で、ウトヤ島での銃撃による混乱ぶりが観て取れる。学生達のガクブルぶりを追体験。

RED/レッド(2010年製作の映画)

1.8

過激な年金受給者のお話。
シリアスさが無く気軽に観れる。

メメント(2000年製作の映画)

3.4

記憶と記録の戦い。
人は常々、自分の都合の良い解釈したい生き物だという事を時間軸入れ替えながらミステリアスに見せてくれる。解るまで何度か観たくなるストーリー。

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)

2.8

虐待を受けた過去のあるミス・ペクは虐待を受けてるであろう児童を見過ごせなかった。昔の自分に投影し、情に絆されるがまま助けるかたちになるが、他人様の生活に踏み込む事は難しい。実話ベースとはいえ、リスクを>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.4

シーチェンジへのチャレンジは超監視社会への挑戦。ああいった結末を導く事って容易に想像出来る。意識を高く持つことや透明性が必ずしも正論ではなく、小狡い人間や低俗な人々が混在していること、不透明でも多様性>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

1.5

午後ローの再鑑賞、シュワちゃんだから観れる。溜まっている奥様の豹変ぶりは笑えるナイスコメディ。いやはや時代を感じる。

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.2

身勝手な両親の夫婦喧嘩を思春期の息子が静観ではなく、未成熟だった二人に思春期になる息子がいたという視点はなかなかにほろ苦い。親である二人にはジョーの心情がまるで計れていない。が、子は鎹という意味では三>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

正義を突き詰めることは必ずしも正しいとは限らない。事件の当事者及び近親者は眼を瞑ることも出来ない現実。複数の思惑と過去から現在までの醸成してきた時間が絡み合う多重奏。正しいと思う事を提示することの難し>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.3

無茶振り鬼編集長の期待値以上の働きをしてさらっと職場を去る痛快ムービー。
これは彼女の戦略勝ち。エミリー・ブラントの立ち位置も悪くない。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

1.2

もう、これはどうしようも無い。酔いどれアン・ハサウェイさえも霞むし、怪獣とのシンクロも男女関係もグダグタで見るに堪えない。

ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)

1.7

幼少期の極度のトラウマが見せた幻蝶。キャンカーマンってのがかわいい。
登場人物に悪い人は出てこないんだけど、微妙にズレてる、自分本位が多い。
時々脅かしてくるけど、結果あっさりめのホラー。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.6

煌きは一瞬、永久には続かない、だからこそ人の一生は儚い。天使のくれた時間もまた、夢のような選択肢を提供してくれる。ターニングポイントは未来から振り返らなければ気付く事は出来ない淡い願望。
人生における
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.5

時系列バラバラ事件発生、ノーランからの挑戦状として受け取れる。
大成する前のフィルムノワールとしても感慨深い。ルールは同じで楽しめるがやはり、彼の成熟した作品群には遠く及ばない。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

シーン毎の選曲、ビリーのバレーに対する想いを躍動感で表現しっぱなしの演出、ネガティブ時代の現実もポジティブに見ようとする世界観も良かった。また、家族みんなの不器用さが人間臭くてたまらない。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.1

豪華列車に豪華俳優陣でのリメイクということでしたが、謎解きが意外に淡々と為されており、少し物足りなさがあった。

(1954年製作の映画)

3.0

モノクロ古典映画の良さはモノクロでしか解せぬ。シンプル過ぎてコメントが蛇足になってしまう。
兎角、このシンプルさが故、何度も観て、それぞれの行いを考察して物語が深まるのだろう。人間の業というか不完全さ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.4

どんどん限界に近づきつつも、まだ続ける?ってなる。それでも、キアヌはまだ続けるのだろう。彼だけは死なない。不滅のジョン・ウィック。

E.T.(1982年製作の映画)

3.1

幼少期の思い出再燃。
子ども達の躍動感とE.T.とエリオットの友情構築過程を観ていると古き良きチープ感も紛れる。
ドリュー・バリモアちゃんが言葉を教えてたとは…。

日日是好日(2018年製作の映画)

2.8

日常の些細な変化を捉える感性と形を学ぶことから所作を磨き上げる事。自分の所作を見つめながら周囲に目を配れるようになる、気づきとはそういうものの積み重ねが必要。
武田先生が縁側でお茶ではなく珈琲をたてて
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

時間の順行と逆行による挟み撃ちをくらっている間は正常を保てない。
物語からふり落とされないように脳みそフル回転させながら観てないとついていけない緊張感はアクション以上の重厚感。こんなにめちゃくちゃに進
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

「密室」というキーワード、フタを開けるとタランティーノちゃんぽんらしい作品にごちそうさまでした。長いけど観れる。この独特の噛み合わなさと言って分かんない奴は殺っちまえみたいなノリ、思惑は当て外れみたい>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.8

昼顔と同じ手法ですんなりと恋路を行かせないやり口に人生の「たられば」の残酷性が如実に出る。嘘偽る女性の執着に恐怖すら感じる。そしてボタンのかけ違いが取り返しのつかない未来へと繋がる。
こちらは最後の二
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ソルト(2010年製作の映画)

3.2

よくありがちな午後ロー。
結構前に再鑑賞するも内容を全く覚えてなかった。思いの外、テンポ展開にキレがあり、アンジーのアクションのカッコ良さも健在。まだまだ暴れ足りない感が余韻を残す。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

テレポットから何が出てくるかワクワクする。
はじめは絶好調だったセス・ブランドルの徐々に人間の姿が崩壊していく様はなかなかにショッキングな特殊メイク。
子どもはトラウマになりそうな、かなりどぎつい映像
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ミスエデュケーション(2018年製作の映画)

2.0

いまいち、施設内での友情形成の過程がぼんやりで、主人公の葛藤もふんわりし過ぎで何処に向かっているのかわからなかった。物語に完全に乗り遅れているうちに終わった感があった。クロエちゃんは可愛いのに使い方が>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.9

ものすごくウーマンリブな作品だけど、なんか観れちゃう。全体的に余白の残し方が上手いのか余裕あるオシャレさ。79年夏という一時期を個性的に切り取ったみずみずしさが妙に古臭さを打ち消してくる。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

映画をあまり観ない人にオススメしやすい作品。リュックベッソンの中でもピュア度が高め。主要人物のキャラ立ちがいいのでストーリーしかり、それぞれの感情の起伏も追いやすい。殺し屋レオンと未亡児マチルダの関係>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.5

地上波で編集版を再鑑賞できた。ド派手な行って来い。あの狂気の激走っぷりは大画面で観てこそ。シリーズの背景など一切無視してただただ無事に往復することを眺めるに尽きる。

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.4

シリアルキラーを愛した人目線で再解釈した事により、どんなに凶悪な事件であっても観る視点によって、人は信じたいものを信じようとするバイアスを強めてしまう。あくまでも客観的事実に於ける誤解は時に虚しい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

評判が良かっただけに期待値を上げ過ぎた。格差エンタメ映画としては面白く観れたが、ちょっと余韻が薄味。色々な仕掛けがあるのはわかるけど、もっと破天荒な世界観が観たかった。上から下と下から上を暗に促してく>>続きを読む