ヤムチャンさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ヤムチャン

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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

2.1

生に対しての執着と価値観は人それぞれなんだろうけど、誰に対しても感情移入しない行定監督らしい邦画特有のノスタルジーを観せられた感じ。役者は個性的な演技をしているにも関わらず、なんの感情の起伏も起こらな>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.2

個人の尊厳とシステムエラーは救えるのか。現実的には複雑で面倒な手続きが社会的弱者の前に立ちはだかっていることへの憤りがダニエル・ブレイクを通じて描かれている。
根はいい人が痛い目に遭うのは観てるこちら
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昼顔(2017年製作の映画)

2.2

何かに踏ん切りがつく時って、それ相応の事が起きなければならない。その代償は。
人間特有の愛憎は表裏一体。不倫もまた然り。

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

2.2

廉価版の「何者」だった。正論リア充への逆恨みと穿った偏見。守りきれなかった等距離と踏み込み踏み込まれたイタみ。
自意識過剰のかまってちゃんと意識高い社交人間の軋轢。なりたい自分って??変わったのは世界
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.3

もっと殴ってくれ。
もっとえぐってくれ。
もっと、もっと、もっと。

背中合わせのブラピとノートン。

息もできない(2008年製作の映画)

3.7

不器用なまでの生き様。
韓題の「糞蠅」暴力の連鎖、どんな事があろうとも断ち切れない家族という血縁、サンフンには静かな怒りと苛立ちが終始纏わり付く感じ。
人は重ねた年齢ではなく、近しい境遇でこそ、感じら
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.6

がさつで粗野な貧民育ちの黒人男性と首から下が全身不随の知的な白人富豪との珍妙な主従関係。お互いに皮肉り合いながらも差別のない関係性はふたりだけでなく周囲にも波及していく。異なる環境の人間同士の化学反応>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.6

まぁ、大韓民国の警察のいい加減な取り調べを風刺しまくることこの上ない。
実話ベースをエンタメに昇華しつつも、時効をむかえ逃げ遂せた犯人へのメッセージを含蓄させた問題作。
所轄の検挙率を上げるあの手この
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ベイブ(1995年製作の映画)

2.9

午後ローにて再鑑賞。
何年か振りだけど、どメルヘンチック。
ジョージミラーの振り幅に感服する。
ピュアなこぶたの生き様。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

天才ピアニストのニガーとブロンクス育ちのイタ公の見た目も性格も真逆の二人の友情ロードムービー。
黒人差別が強い南部への強硬ツアー。降りかかってくる逆境に見舞われてこそ二人の絆が増していく感じにごちそう
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.0

韓国三大未解決事件モチーフの中では最も地味な分、リアリティが感じられる。疑いの眼差しが向けられる家族らの憤りとやるせなさ。興味本位で煽るマスコミ、捜索難航でうだつの上がらない警察、仮説立証にお熱な大学>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

2.1

ちょっとテイストが古臭い感じがした。
ジブリだから観れる。

ハンナ(2011年製作の映画)

2.0

心臓を外すくだり、ハンナが外の世界を知った上であえて。
表現したいことはわからなくもないが全体的に設定がふわふわしている、まっ、そんなもんか的な。

あいつの声(2007年製作の映画)

3.0

韓国の未解決事件が元ネタの犯罪ドラマ。
韓国の警察のいい加減な仕事ぶりと言い訳、きっついわー。
子ども誘拐なんて他人事が自分の身に起きるとかって青天の霹靂。現実を受け入れるまでにはもの凄い葛藤がある。
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.0

金ローにて再鑑賞。童心。
最高にピースフルなアニメ映画。

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

2.7

シリアスが故、なかなか目を背けたくなる後進国でのとある出来事。最初にショッキングな事件があり、遡っていくストーリーに謎解き要素が含有される。しかして、妻の死に対する本質を追う事で命の危険性を伴うハラハ>>続きを読む

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.8

言葉のキャッチボール不成ドッヂボールでどつきあい。そういう付き合い方がいいの。森崎ウィンの謎のチャラキャラも人畜無害であり、太賀をうまく引立ててる。太賀のにやけ顔は不遇を不幸に感じさせない多幸感をもた>>続きを読む

アイランド(2005年製作の映画)

2.1

近未来のクローンの不穏分子のお話。
クローン是否を問うわけではなく、逃亡劇かつ解放戦線というマイケルベイお手製のド派手アクション映画。

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.6

ただ先頭車両に行くだけの物語。
しかしその実、最後の人類を乗せて走り続ける列車の中に閉鎖生態系を管理維持していくために必要悪である階級社会を表現してみせるという縮図を描く。
最後尾の隷属的下層車両から
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

2.3

ストーリーはさておき、何にでも興味を示すザン役のエル・ファニングが兎角可愛いの一択。忍び込んだパーティもよくわからないし、宇宙人もパンクもぐちゃぐちゃ。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

みっともないくらいの暴力の熱量。
不器用な人間の筋の通し方が普通を突き抜けていく。周りが誰も止めれないくらいの疾走感で。いききる覚悟ってやつか。他人から無様な姿とみられる視点は完全に打ち消してくる池松
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.9

これは不意打ち映画。
生涯孤独な青年が自殺を機に幽霊が見えるっていうゆるい話しがまさかの展開へ。
「セリ」という食材がキーに紐解かれていくバラバラだった関係性に感情をもっていかれる感覚が浄化効果をすこ
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

2.0

たまたまTVショーで流れていたのを観た。素直さを表現できない芳根京子演じる双葉を泣かすまでの親心を篠原涼子が好演。この手の役どころを演じる篠原涼子は嫌味がない。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.5

ドラマを挫折して筋書き以外の設定に気後れがあったけど映画版のみで楽しめるコンゲーム。
心を読める人はなんで感覚的に出来るのか、ただのロマンチストなのか、さらには押さえるべき味方のカードを何枚持つか、転
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惡の華(2019年製作の映画)

2.1

思春期の揺れ動く感情を非現実的な突き抜けた情動で煽り立てるだけの空っぽな話。
絶望へのプロセスが弱く、翻って解放の先に辿り着けず。
クソムシかぁ。。

ファム・ファタール(2002年製作の映画)

2.6

とにかく女が妖艶。
なかなかパズルラビリンス的で面白い。後半のテンポの良さも小気味良い。

身代金(1996年製作の映画)

3.0

タイトル通り単純明快な身代金誘拐に親父の仕掛ける交渉術が冴える。逆境を逆手にとる発想で相手を追い込むストーリーは息を飲む。交渉中、被疑者も被害者も感情的になり過ぎる気負いがあるのに、周囲に死人は出るも>>続きを読む

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.6

巨大闇組織に立ち向かうとき、その覚悟はあるか⁉︎
潜入調査の踏み込みシロがエグい。引き返すか突っ込むか、麻取は何かを犠牲しないと得られない情報を掴みにいく駆け引きと片棒のいちシリアスロマンス。
FBI
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.5

麗しき女優達の煌びやかな演技と衣装に目を奪われる。あれほど厳重なCartierのネックレスがすんなりと目標達成できるところはただのコソ泥映画ではないなと。

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.3

ミャンマーにほど近いタイの奥地でコブラを獲って、安寧に暮らしているランボーのもとに船頭の依頼が。
戦争のなんたるかを知らないボランティアに来た民間人に素っ気ない態度。
救出には行くが態度はまるで変わら
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.9

韓国ダウナー系ノワール。
実話ベースとはいえ、諸条件が悪くどうしようもない感じが払拭できないままエンディングを迎える後味の悪さが余韻。
元刑事のデリヘル元締めが失踪していくデリヘル嬢を追いかけ犯人との
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JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

1.8

アミティー島にまたしても人喰い鮫現る。前作ほどの人間VSサメ感は薄い。どちらかというと沖合いでのバカンスがパニックになるというイージーストーリー。
顔面に傷を負ったジョーズは知能的な動きが気になり、よ
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

FBIによる証人保護プログラムを受けた元マフィア一家を追うクライムコメディ。
このファミリーはキレやすい、しかも報復が残酷なのに、自分たちが狙われた時のジョバンニ以外の焦りようときたら。
リュックベッ
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

思春期の人格形成への葛藤を感情ベースでTeenの女の子に演じさせたという一点に於いて素晴らしい。
お隣韓国での1994年の出来事にのっとっているので時代背景的な補足は多少必要ではあるが、学生時代の起こ
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