ふくろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

1.0

ほんと二時間ドラマ前編って感じ。
カーアクションのためだけに存在している映画。これならドラマパート完全に削ってもっと走り回ってた方がよかったのでは

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

なるほどなぁ、と言う。ストーリーかない。他人のアクションゲームを隣で観てるみたいという前評判に納得。
本当にストーリーがないので、吹き替えで観るより字幕の方がいいかもしれない。演技力より言葉の間の方が
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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

4.0

毛利小五郎が格好いい映画第三位。

取りあえず、デカい建物爆発させとけばいいと思っている最近のコナンと違いちゃんと推理してるところがいい。

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(2005年製作の映画)

3.9

叶姉妹っぽい人出てきた。時代を感じる。

小五郎主役回。小五郎が活躍する回は人間ドラマがしっかりしてるから、よい。
コナンの映画は爆発オチで終わるのがやはり多いけど、古内一成脚本の爆発はストーリーに組
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

2.0

なんだろ。テーマが『相棒』っぽかった。正直、総集編の灰原哀物語の方が面白かった。
話を決定的に進めていくようで進められない大人の事情とポリコレが透けて見える。

新しくできた東急歌舞伎町タワーの中10
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マネーショット Pornhubは語る(2023年製作の映画)

2.9

立場が変わると見方が変わる。色と金と、人の欲望に近いとこにある産業だからか、エゴやら何やら全てが露骨に現れてきてて面白いな。

自然に視点が変わって、いろんな立場から問題点が出てくるとことか構成がうま
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キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003年製作の映画)

4.0

途中踊り出してから怪しかったけど、やはり最後スピーチで終わるとこが、わかってるなって感じがして好き。

Too Nancy, too Monicaって、いいながら服を選んでるとこがなんか、らしくて言葉
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

陽キャ大勝利な映画。
スピーチで終わる映画は無条件で評価してしまうのだけど、やはりよい。
スピーチで感動的に締めるにはそこまでの話がしっかり構造的でないとできないのだから。

陽キャも自信満々なように
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.7

9.11被害者・遺族への補償金を決める弁護士の話。
命の値段をいかにつけ、どう納得して貰うかという話。
航空会社が賠償金を払ったとしたら確実に会社は潰れインフラが麻痺することで経済への影響は計り知れな
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Winny(2023年製作の映画)

4.8

実話裁判もの。歴史の教科書で知ったのでも映画が上映されるからと調べたのでもなく、直接報道されてるところを見ていた事件は初めてかもしれない。

ナイフを作った職人をそのナイフが殺人に使われたとき罪に問え
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

2.8

今年のドラえもんは余白があった気がする。
全てが最後ののび太の台詞への伏線になってる研ぎ澄まされたパズルみたいなドラ映画が好きだけど、たまにはこう言うのもありかなぁー。

子供の頃来たときにもらえた来
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

ちょっと天才監督を見つけてしまったかもしれない。知ってるかなスティーブンスピルバーグって言うんだけど。

終わり方が素敵すぎて、エンドロールでちょっとうるってきてしまった。エンドロールの文字のフォント
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

地に足ついたSFは面白い。ウルトラマンは結局のところ宇宙人が宇宙人の論理で解決してしまうのでついて行けなくなるのだけど、仮面ライダーもショッカーも人間の論理で動いていて、暴力に向き合っている。
闘えば
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.6

なんやこれ。クスリでもやってんのか?

映像技術とか劇伴とか演技もどれも悪くないのだけど、終始、何観せられとんねんという気持ちに支配されてて何も残っていない

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.1

自分にも高校生だったころがあったんじゃないかって気がしてくる。廊下、図書室、空気が全身で学校って感じがする。

いや、高校生だった頃はもちろんあるのだけど、高校で卒業式のリハーサルなんてしたことないの
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

手汗!!!初めて女の子といった映画でかいた手汗を10としたら350くらい手汗出た。
こえーー。高いところは怖いというこの根源的な感情はヤバすぎる。オバケでも猟奇殺人鬼でもなく怖いのは高さなんだよ。
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

5.0

クリスマスの夜にトナカイに引かれた空飛ぶソリに乗ってきた真っ赤な服のお爺さんが小さな子どもを守るため悪い奴らを懲らしめる、両親の仲直りを願う子どもの小さな願い叶えていく。
ホーム・アローンへのオマージ
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スクロール(2023年製作の映画)

1.3

あーもう、終わりじゃ終わり全部終わりじゃーーって気分にさせてくれる映画。
何か薄いのは「生きる意味はあるの?」って言葉にしちゃってるからだろうか。でも、いつか問うてみたいよね。「お前にいきるいみはある
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.7

聞いたこともないイタリアの古い映画をイタリア人がイタリア語で解説して、いろんな映画の劇伴曲が流れ続けてる訳なので、これは眠るための映画なのかとか思いつつ観てたら、ワンス・アポン・ア・タイムとかニューシ>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

北国の映画化。北海道、東北や日本海側の田舎町舞台に撮ってもこんな感じの絵になりそうで、世界中どこでも寒村の風景って、こういう演出になるのかな?面白い。

思春期おじさんコメディだと思ってたら、だんだん
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.4

昔懐かしファンタジー少女漫画のテンプレのひとつ「二つの国」だけど、対立のきっかけの無意味さとか、囚人のジレンマな構図とか寓話性があって面白かった。

主要キャストを声の演技のうまさではなく顔の良さで選
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

可愛くておっぱいが大きい。
カーアクションかロードムービーかと思いきや、ヤクザ映画だった。ご都合ハッピーエンドのようでいて、ご都合主義が適用されない人もいて、なんなのよ。最後の方とか、ストーリーより撮
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

こんな脈絡のあるインド映画の踊りを見たのは初めてだ。もっと意味不明なタイミングで、おい、パックダンサーズどこから出てきた。そしてどこへ消えていくって感じじゃないの?

なるほど、こんな感じで終わるのね
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.7

灰原哀バージョンのイントロ、これだけで見る価値がある。テレビ版なので無駄に派手な爆発がないのもよい。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.4

観たことあるはずなんだけど、ほとんど覚えてなかった。

シルヴィアとずっと両想いなの凄い良いよね

猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

2.9

毛並みのいい猫達。あの高速で動く斜行エレベーターって、間近で見たときどれだけ信じられるものなのだろうか。

出て来る人たちは優しさの塊のようで結構冷めてる印象。猫は家族でも隣人でもなく“ご近所さん”く
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

2.8

え、ここで終わるの?

ストーリーもテンポ感やCGも悪くなくて、ファンタジーとして、コメディとして存外に良かったのだけど、ここで終わるんだってとこで終わる。伏線だけ張って終わる。

起承転結の起で終わ
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.6

リメイクも、セット含めここまで完全に同じものを作ってると普通に楽しめたな。元を知ってるとオチくらい変えてくれないととか思っちゃうけど、完成度高すぎてむしろ独自性出さないでくれてありがとうって感じ。>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

話自体は全く面白くないけど、ヒロイン役の俳優がただただ可愛くて色んな表情いろんなアングルの可愛い姿を見せてくれる映画ってあるけど、それ。
橋本環奈とかがよく出てる系。

ドウェイン・ジョンソンがドウェ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

登場人物、全員きらい。

話のテンポや絵の変化も好きだし、観終わった後なんかすっきりして後味もわるくないのだけど、出てくる人出てくる人なんかこの嫌いだなぁって思ってしまう。
みんな人間臭くてどこかに自
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.7

こんな醜悪なものが観たかった訳ではないのだけど。
歳を取り老眼の影響で満足な手術かできなくなったことに悩むコトー先生がいくつかのファミリードラマを経ながら、なんやかんやあって若い新人医師への指示だけで
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

漫画が動いてるるるる。井上雄彦は天才か?と誰もが答えを知っている疑問を抱きつつちゃんと泣かされてしまった。悔しい。

少し綺麗すぎるし、山王戦だけなのでシリアスよりなので、笑いも欲しかったなぁとかちょ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.7

なんとも教育的というか、モチーフがちょっと陳腐だったので、元ネタは古典とか名作とかから持ってきて、そこにメッセージを編み込んでいく方が受けると思う。君の名は。みたいに。

新海誠っぽいムズムズした停滞
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.6

光と影。

すこしふしぎ系ボーイミーツガール。

こういう話はちょっと結末がビターな方が響くよね


二人の子供を失なうことになる父親可哀想過ぎるのにそれを観た人が許容できるようにくそ親父に仕上げてる
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.4

玉城ティナの正しい使い方がわかってる!
結局、エロかわバイオレンスなんだよ。

しかし、テンポはもうちょっとはやくてもいいかも。最近はやりの劇伴使って早送りしてくれってシーン多かった