すいみーさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

すいみー

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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.6

内面描写がとても丁寧です。
カメラの動き、人物の捉え方も新鮮でした。不安感煽る弦楽器の鋭い音楽もいい。

もっと汚い映像が多いかと思ったけれど、木々のざわめき、鳥のさえずり、虫の音、南風、波の音が、と
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

映画というよりドキュメンタリーを見ている感覚だった。
過度な演出や演技が全くない。派手な音楽もない。そういうところ、すごく良い。

調査を進めて徐々に暴かれる事件の真実。
仕事に真剣に向き合うプロたち
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

ストーリーは真剣に追ってないけど、眺めているだけで楽しめる。
カメラワーク、音楽、人物が、ひたすらにかっこいい。

ヨーヨー・マと旅するシルクロード(2015年製作の映画)

3.0

魂が揺さぶられる感じ。多文化の融合。
でも批判がある理由もよくわかる。

うーん、個人的には、ヨーヨーマのバッハ無伴奏やクラシックが小さい頃から大好きだったので、なんだかなぁ、という気持ちも半ばありつ
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.0

少し退屈なところもあったけど、こういう夫婦すてきだな。
肌の色は違えど、色々な苦労と経験を二人で乗り越えた、仲の良さが伝わる。
自分も結婚して40年経ってから、この映画見たら、また違った感想を持つんだ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.7

すさまじかった…

アカデミー賞主演男優賞受賞と知った上で見たとはいえ、その想像をはるかに超える演技だった。息遣い、体の重み、足取り、表情、魂がこもっていてすさまじかった。
時折みる自然の雄大な景色と
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君の名は。(2016年製作の映画)

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日本の映画は、ジブリ以外殆ど興味ないので、この作品も観るつもりなかったけど、社会現象になったし、観客はきっとララランドに流れていると予測して、劇場で観てきた。

多くの人が代弁してくれているので、感想
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.5

それぞれの異なるストーリーの中で、彼ら一人一人の表情が忘れられない。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.0

難解だった。
彼は英雄なのか?
自国を想う気持ちが強いと、時には必然的に行動が犯罪となりえてしまう。
正直、頭の中が混乱しています、。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

よかった!

他人の感覚と違う自分。
常識を常識と思わない自分。
妻を失ってから、冷静で正直でいる彼に、私自身も惹かれていました。

これまでの自分の経歴や考えを、自販機への苦情レターを通して語り始め
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

おもしろかった!!
ミステリー小説を夜通し読み進めていく時のような、ぞくぞく感。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

序盤からぎこちない会話の連続で、心通わず、ぎすぎすしてる感じ。
人間不信みたいな心の内面は、自分含め誰にでも通じるところがあるような。。

途中、解放感ある音楽と幻想的な映像、好きです。

でもごめん
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.6

終始重たいけれど、目を背けたくなるような直接的な残虐シーンはなく、見ていられた。
カメラワークは視野が狭くて、小説のように主人公の内面を描写している。背中からでも感情が伝わってくる。周りの囁き声、掛け
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.5

チェロの不穏な旋律と躍動的に揺れる画面。
儚き美しさの代名詞でもある花火のシーンで、踊り狂う二人。水上を滑るシーンも印象的。若きジュリエットビノシュの、のびのびとした演技は圧巻だった。

映画の中の究
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

文字通り、手に汗握った。アドレナリンが全身をめぐり、血が騒ぐ。
かっこよすぎる。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

みていてすごく楽しかった!!
笑いあり感動ありで、テンポもよくて良かった。一緒に歌って踊りたくなる!
ランチョー、かっこいい。

インド映画に馴染みのない人でも、おすすめする作品!

「将来のことは誰
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インターンシップ(2013年製作の映画)

2.4

好きなタイプの映画ではないけど、たまにはこういう楽観的なのもありだね。
ちょいちょい、いいこと言ってる。

シリアの花嫁(2004年製作の映画)

3.8

予備知識ないまま見たけど、すごく心に突き刺さるものがあった。

会ったこともない人と国境を越えて結婚すること、今まで一緒に過ごした家族と二度と会えなくなること、
それはもう、計り知れない恐怖と寂しさに
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.6

本能とその苦悶。
相手の望みを受け入れる妻の存在。
当時の時代性。
繊細で美しいですね。

私の身近にも手術をした友達がいるけれど、本人が自分らしくいてくれることが何より嬉しい。
今も世界中に偏見や差
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

普通の人なら死への恐怖や孤独で気持ちが押しつぶされる。
生存意欲というより、宇宙飛行士としての究極なプロ意識が感じられた。

マットデイモンにしか出来ない役だね。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.4

根本が不思議で非現実的な設定なので、見始めは好きになれないかも、て思ったけど、見終わると、楽しめた、かな。

デート場所が洞窟だったり、かつての映画館の廃墟だったり、ありきたりでなく、すごく知的でロマ
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.0

分かりやすいストーリーで、感情表現も豊か。少しどこか、オードリーヘップバーンを彷彿させるような。

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

3.9

長いけど、全くあきないし、
映像と音楽に終始、心地よさを感じた。
言動は着飾っていないけど、いや、だからこそ、美しさがある。
フランス恋愛映画の傑作。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.4

当たり前の家族の在り方が、当たり前でなくなった時、世間は拒絶する。

障害児でしかも血の繋がらない子供を、これ程までに必死に、本気で、守ろうとする親の愛情の深さたるや。
二人の親を見ていると、なぜだか
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つぐない(2007年製作の映画)

3.0

シーンを切り取ると美しい写真になるような。内容も音楽も、とても繊細。

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.4

娘を心の底から愛する父親。でも、自分の病気が原因で、理想的な育て親にはなれない、その葛藤は必ずあったのだと思う。

ママを失くし、唯一心の支えである大好きなパパも失った娘。大きな喪失感と孤独感で、もの
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.7

予備知識なしで軽い気持ちで見始めた私が愚かだった。
演技をしていると思えないほどのリアリティで、胸が苦しい。

命の重みは全ての人が等しいはずなのに。
憎しみや怒りが戦争を生み、不条理な死を招く。

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.7

マットデイモンを好きになったきっかけのボーンシリーズ!3作目!
モロッコとNYの街並みを楽しめるし、何よりぞくぞくが止まらない。ああ、やっぱりかっこいい!早く新作みたいな〜

ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)

3.0

時系列が違和感なく自然に遡っていく。
この監督のつくる、静けさと雰囲気、感情。さすが、といった感じ。うまく言葉にできない。

天使と悪魔(2009年製作の映画)

2.1

原作を読んでからの鑑賞。あの壮大なスケールがどんな映像になるだろうとワクワクして、見てみた。

仕方ないことだけど、展開のあまりの速さに唖然。内容もだいぶ変わっていた。想像していたカメルレンゴはどんぴ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.6

テーマはシンプルだけど、この臨場感と緊迫感に惹きこまれる。
落ち着いた口調とどっしりと構えた姿勢、表情は常に険しい。貫禄のある演技。
同じシーンが何度か繰り返されるけど、全く違った気持ちで見てしまうか
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

ちょっぴりコメディタッチで、この先どうなるんだろう、て予測できない展開にワクワクした。
非現実だけど、小説家は似たような経験してると思う!

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

清涼感あるピアノの音色と雨の音、映像美。この刹那感。

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

ユニークな世界観で静かに語りかける。
まさにアート。けっこうすき。

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.5

美しくせつない。
人は皆いつか終わりがくる。そういう意味では平等。だけど、特別な存在である彼らほど人生の意味や目的を意識することはない。
自然光や表情、セリフ、丁寧に描かれていて、哀しいけれど温かみあ
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