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シュールだった…死体を前にしても皆、厄介な落し物があるからどうしよう、くらいのリアクション…。関係する4人の登場人物が、自分が殺したと思われると困るからどうしようどうしようと話し始めて埋めたり掘り返し>>続きを読む
自分の気持ちを自分で理解しようとする時、何か失敗をしないと理解できないみたいな、そういうことって確かにある。他人を傷つけるとか、そういう代償を支払わないと自分が納得できないそういう気持ち…。朝子のそう>>続きを読む
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クライマックス、ジャン・レノが正面から向かって行くところ、鬼気迫る姿が最高に良かったです。でも全体的にはB級……何がいけないんだろうなあ……。目新しい要素がなかったからかなあ……。それを説明するのが意>>続きを読む
既に「名作」という評価を与えられていている作品は、新しい発見がないんじゃないかと思ってしまって、観賞が後回しになりがちでした。オズの魔法使いは小説も読んだし、筋だってだいだいわかってるし…と。でも今回>>続きを読む
ついにチャップリン作品を見ました。見る前はあの世界的喜劇俳優のチャップリン、伝説のチャップリン、襟を正して鑑賞しなければと身構えていたのですが……実際見たら全然違った!なんというおもしろさ!笑って笑っ>>続きを読む
この作品の中には自分が生活しているのとは全く違う時間軸がありました。静かに徐々に進行し、台詞少なく常に【気配】が漂うこの展開…異次元の世界に入り込み、完全に日常を忘れました。
何といっても冒頭から、蠅>>続きを読む
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最後の30分、「これは映画だけど映画じゃない、現実なんだ」とハラハラしながら見てました。それまではやや淡々とした展開で、クライマックスが一気に来た感じ、本当に緊張しました。
そしてフリーソロのことを初>>続きを読む
鑑賞後、原作に興味が湧きました。まだ読んでいないのですが、デイジーの存在は原作にはないそうです。ですので、この作品の中でなぜデイジーという存在が作られたのがとても興味深いところです。ベンジャミンは、普>>続きを読む
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師匠が弟子を育てる話かと思ったら、全然全く全然違いました。最初のハスラーを見ていないのでわかってない部分もあると思うのですが、年老いたハスラーの悲哀と才能ある若者との関係が主題です。
第一線から退いた>>続きを読む
自動車の衝撃耐性実験の仕事が天職と信じる若き女性労働者アグラエ。工場が海外移転されることになり、何がなんでもその仕事を続けたいとインドへ陸路旅立つ。不器用で予期せぬことが大嫌いな彼女が、インドまでの道>>続きを読む
育児と仕事の板挟みにあるお母さんの、泣きたくなるような辛い気持ち、本当によくわかる。不安な表情で電車に乗る姿が辛かった。しかも職場では偽名を使うように言われていたから、彼女は何か他の事情も抱えているよ>>続きを読む
何の前情報もなく、気軽に見始めたら名作でした。素晴らしかった。
展開が巧妙で、どんどん謎に引き込まれていき、どこに向かっているのかわからないようなスリルを感じました。特にキーズが推理を始めてからは、ド>>続きを読む
鑑賞後の感想は「あーびっくりした!」です。そういうことだったのか……と振り返れば振り返るほど、あ、あれが!なるほど……となる。もう一度見なければ!
細部まですごく緻密に構成されていて脱帽です。
コール>>続きを読む
最初、自分はエヴリン家族には何か不法的な事情が絡んでいるのかもしれないと思っていました。それは、直情的に、誘拐だと思うなら警察を呼べ等と言う夫を見たからかもしれません。何となくそんな風に自分の中で決め>>続きを読む
お父さんの余計な心配がなあ…大人ってそういう判断しかできないんですよね。でもまさかクラゲにネズミ用の毒かけてるとは夢にも思わないだろうし…。まあ、それでマチルドはシモンをどうとらえていいのかわからなく>>続きを読む
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メジャーリーガーのスカウトマン、ガスは長年自分の目と経験を頼りに人材を発掘してきました。ですが、データ重視の人々からすれば今や時代遅れの存在でした。
作品では、スカウトの判断を下すにあたって、人間の勘>>続きを読む
毎日曜に繰り返される家族の昼食。同じ話題、同じ質問、同じしぐさ…完全に形骸化した食卓の虚しさが、むしろテンポの良いアニメーションで小気味よく描かれる。後から来るイラストが前のイラストを飲み込んでいく様>>続きを読む
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人は皆、人生という映画を作っている、という主人公ギイ・モケ。ライオン・キングで泣いて、ディズニーでキスの仕方を学ぶという、ロマンチスト。周りにはやし立てられ、脅されたりしながらも決行したラストシーンは>>続きを読む
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当時の社会状況をリアルタイムで反映したような作品。当時からすれば驚くべきことだったのではないでしょうか。なので時代背景がわかっていると理解しやすいと思います。次々に新たな事実が明るみに出るというストー>>続きを読む
最後のハリー。ずいぶんおじいちゃんになっちゃった。リーアム・ニーソン好きなので、背の高い二人がそろってうれしかったです。雰囲気はめちゃくちゃ80年代という感じ。それも楽しめました。中国系の相棒とのコン>>続きを読む
ダーティ・ハリーシリーズ、前回の3に続いて2回目の鑑賞。だんだんハリーにはまりつつあります。今回はクリント・イーストウッド自身が監督ということで、興味津々で見ました。苦しみを抱えた犯人に対し、ハリーが>>続きを読む
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愛するエドが亡くなった後も、彼からエイミーにプレゼントやメッセージが届き続ける。最初ミステリーかと思ったのですが、そうではありませんでした。むしろエドが亡くなった後のメッセージによって、エド、そしてエ>>続きを読む
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若き日のクリント・イーストウッドに会いたくて鑑賞。いきなり3からです。
おもしろかったのは途中から警察と関係なく、ハリーが勝手に事件を解決していくことでした。はみだし刑事は何が正しいかを知っているので>>続きを読む
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原子力潜水艦の沈没から始まる壮大な海洋SF。深海を舞台に、軍人コフィ大尉の暴走、潜水艦同士の戦い、核弾頭の行方、リンジーとバッド夫妻の関係、そして深海の知的生命体との遭遇…たくさんの要素が設定されてい>>続きを読む
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男二人のロードムービー。
マックスは自分を守るためすぐにケンカに走る直情的な性格、一方ライオンは争い事を嫌い、人を笑わせてその場を穏やかに収めようとする(大事な事からはちょっぴり逃げてしまう傾向もあり>>続きを読む
この作品の中には人や物を思いやるやさしい気持ちがたくさん描かれています。
息子が母をなぐさめようとする気持ち、祖母が孫を思いやる気持ち、割れたお茶碗をていねいに直す職人(その技術に感動。)教え子が恩師>>続きを読む
やはり「ジブリ総まとめ」感が大きいかな。逆にいうとジブリの影響力の強さを感じる。いつだって先駆者というのは偉大なのです。
とは言え地下世界アガルタの描写など非常に細かく書き込んであって、想像の世界を>>続きを読む
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やっぱりアクションがすごい!人間ってこんなことまでできるんだ~と目が釘付けに……ダミアンがゴッホの絵を傷つけないように戦ったりとか女装したりとか、レイトのパルクールとか、圧倒されながらも楽しめました。>>続きを読む
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シュピルマンの飢えに苦しむ逃亡生活が長引いてきて、この先どうなるのか見当もつかないと思い始めた矢先、転がったピクルス缶の先にドイツ軍人の靴が見えた時には息が止まるほど驚いた。
そして恐ろしいほどの緊>>続きを読む
見どころ満載でとても満足度高いミュージカルでした。
まず1960年代、黒人のレコード・レーベルであるモータウン、そして伝説的な黒人女性グループ、スプリームス(ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン、フロ>>続きを読む
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クリント・イーストウッド監督作品、いつも話の終着点が見えなくて最後に驚かされる事が多いのですが、今回は尊厳死という重い問題に行き着きました。
ボクサー、マギーのサクセスストーリーから一転して、この問題>>続きを読む
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パリ市内の、ある中学校の適応クラスに集まった11歳から15歳の子供たちの1年間を追ったドキュメンタリー。
彼らは世界各地からフランスに移住してきました。アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国>>続きを読む
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通勤電車内(席がボックス席になっていて、日本に比べたら空間にゆとりがあってすごくのんびりした感じ。)という密室で展開されるサスペンスとアクション!最初から最後までハラハラドキドキスピード感たっぷり楽し>>続きを読む
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原作の漫画読んだことないけど、すごく漫画みたいな映像だった。でも豪華な大袈裟な?セット全然違和感なく満足度高いです。キャストの皆さんも全員はまり役!所々のギャグにも大笑い、エンドロールまで思い切り楽し>>続きを読む
出てきた犬たち、本当に可愛すぎる!
犬と人間、寿命の長さがすごく違うから別れが必ずやって来る。でもその別れ(死)をカラッと明るく描いているのがとても良かった。別れてもお互いの気持ちはずっと続いている!>>続きを読む
話は回想から始まりますが、戦争の場面はこれが昔の出来事だったと思わせるような描写ではなく、まるで今現在起こっているかのようなリアル感、緊迫感がありました。特に冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンに衝撃>>続きを読む