マツザキさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

犯罪事件専門のパパラッチ。
過激なネタを求め、悪意に染まっていく。
ジャーナリズムとは何か、という映画ではないかもしれないけど、刺激を求める層は必ずどこにでも一定数がいて、それを生業としている人が必ず
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

コロナ自粛明け初映画はグレタガーウィグ×シアーシャローナンのこの作品からと決めていた。
若草物語自体読んだことがないけど、感想としては道徳的ないい映画だった。
内容の中にも現代的な女性の自立という要素
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.6

石橋静河が実力派2人に負けてない上に一番リアルな存在として輝いていた。
こういう真面目だけどオープンなくせに、見えないところで色々遊んでるタイプ身近にいたら嫌だなーとか思いながら。

最後の終わり方は
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

全員傷だらけになりながらも、人生がいい方向になる様にしているだけなのにな…。

拓児は裏表なくめちゃくちゃいい奴なのに、感情に任せた行動が裏目に出る。
千夏は愛を求めているはずなのに、その気持ちにそぐ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる概念の映画なのかもしれない。

死してなおそこに姿形のない幽霊として留まる男が見つめる、残された妻、引越してくる者達、変化していく土地。
周りは絶えず変わっていく中で、本人すらも忘れてしまった
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.6

オダギリジョーと松田翔太の無駄遣い。
だってどんな環境でもどんな役でもカッコ良さが溢れ出てるから、もっとくたびれた俳優で良かった気がする。
その中で一際輝く蒼井優。普通という境界線はみ出して、ここまで
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.9

絶対に好きだと思うから観ていなかった映画。
案の定好きだったから、具合悪くなりました。

池脇千鶴と妻夫木聡の演技上手すぎじゃないですか。最後の2人で旅行する時の表情で全てが成り立っているのが辛すぎて
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった映画をようやく鑑賞。
タイトルのパリはフランスのパリじゃないんですね。

昔の名作と言われる映画には心にくる雰囲気みたいなものが漂っている気がする。
それは監督から来るのか俳優から来る
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

適正者と不適正者に分けられた近未来で、適正者しかなれない職種:宇宙飛行士を目指す為に主人公は適正者に成りすまし…。

不適正者として生まれた以上、どんなに努力を重ねても結果に繋がることはない。それでも
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

ストーリーとかはあんまり印象に残ってないけど、色彩センスが常に最高だから楽しめた。
ウェス・アンダーソンの脳内と観ている景色は凡人には全く想像出来ない構造してそう。

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

3.7

割と突拍子もない話だと思うけど、真木よう子が最高だったので満足。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.7

まほろは町田がモデルなんですね。
観たことある街並みばかりで楽しめました。

瑛太と松田翔太が画面にいるだけで、引き締まるからそれだけでいいと思うんですよ。
三浦しをん作品好きなんだけど、映像化されて
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

ずっと観たかった作品をようやく鑑賞。
ストーリー性とかそういうのは本当にどうでも良くて、目の前で流れる映像の雰囲気に浸る。そういう映画は人それぞれあると思ってるけど、自分にとってはこの作品もそれに当て
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

ル・マン24時間耐久レースシーンは、かなり熱くなるものがあってずっと見入ってしまってた。

クリスチャン・ベールは顔だけじゃなく、目つきが本当にカッコいいわ…。

これは音響含めて映画館で観るべき映画
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娼年(2018年製作の映画)

3.4

ストーリー自体は好きだけど、演出が何とも…。
乱暴すぎて艶めかしさみたいなものを感じなかった。
松坂桃李、身体張ってて素晴らしいのに…。

PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

3.6

公開初日にアマプラでも配信してくれるとは!
ストーリー的には3の最終話からの続きから始まる。PSYCHO-PASSはシーズンを重ねるごとに魅力が減っていくんだけど、登場人物の問題になるのかもしれない。
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.7

歴史で学びはするけど、日本でも過去は宗教弾圧が起きてた事実がある。
テストに出るからと覚えた内容も実はかなり残酷出来事だと認識出来ていなかった自分はただ世界を知らなかったんですね。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

個人的にとても好きな映画だった。

アートとLGBTとして捉えた感想。

芸術に対する価値観は人それぞれ大きく異なり、興味、存在、嗜好の有無は必ずしもある。
好みに関係なく、作中でアデルは芸術には「く
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

サラリーマンだからこそ分かる辛さ。
目の前の不条理にここまで戦えることが出来たなら…。
自分が同じ境遇ならどうするか、「倫理観とはなにか」を突きつけられてる感じがあった。
正義を貫けば安定は消え、悪に
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

2020/2/1
声無きマスコミが蔓延る現代日本でよくこの映画を世に出せたこと自体で感動。
森友学園問題をベースに新聞記者と官僚が日本の闇に立ち向かう…けど…。


結局のところ、人は立場によって行動
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

鑑賞中終始、「え、この映画めっちゃ好き???」ってなっていた…。
終戦間近のナチスドイツ、ヒトラーがイマジナリーフレンドのジョジョ少年。ユダヤ人の少女と出会ったことによる彼の成長物語だと思っていたけど
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

2019年、最も話題のジョーカーようやく鑑賞。
作品として評価されるのは分かるし、話の筋も通っていて映画として確かに面白かった。
ただストーリー自体が称賛されるのは分からず…これが「世界で起きている現
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.7

好きだし面白いんだけど、ドラマの延長。
東出色々あるけど、連ドラ続編頼みます!!

ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

岩井俊二 映画の美しさがすべて詰め込まれてたよ…。
ファンからしたら「四月物語」の松たか子、「Love letter」の中山美穂、豊川悦司が出てるだけで幸福なのに、福山雅治、広瀬すず、神木隆之介が出演
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