長編10作目にしてとてもパーソナルな自主映画。カルーセル麻紀の洞爺湖パートは圧巻。音響へのこだわりも感じた。商業もたくさんやられてる監督だから脚本の作りがやっぱり上手だったな。三島有紀子のキャリアは新>>続きを読む
シスターフッドすぎる。個人的なところから映画が始まってるのが、何よりも武器。当たり前にわたしたちの生活は、政治に直結している。「希望しかない!」とこの映画を観終わった直後は間違いなく信じれる。
映画自体が「可愛い」の概念。厳しい時代だからこそ、カウリスマキが映画を撮ってくれていることに幸せを感じた。
映画への愛爆発で本当に可愛らしい映画。レオノールの愛嬌あるおばちゃんっぷりも良い。
良作すぎ。プロレスについては無知だけど、全然楽しめる。
いろんな仕事をしてる人が集まって新根室で市民プロレス団体を始める。中心メンバーは病に倒れ解散するも、その精神は若いメンバーに受け継がれて...っ>>続きを読む
反戦映画と言ってしまえばそうだけど、反戦だと高らかに言ってない雰囲気なのは原作の良さなのかな。原作読もう。
今までいろんな映画でクズ男役で見てきた木村知貴さんのベストアクトだろ。目が見えない人を神格化しない目線(女の子家に呼んでたり)もまっすぐで良い。自分の想像に及ばないところに想像を及ばす、というところか>>続きを読む
『シンデレラガール』の舞台裏。役者の苦悩。裏側に興味はあっても、一本の映画の裏側でしかないので、もっと長期的な取材とか出来れば映画として広がっていくんだけど、そういうものではない。
普通に楽しい。面白い。南北問題が入った話をこんなにキャッチーにポップにできるのが韓国の映画業界の強みだとも思う。
観る前にキャストをしっかり確認せず観たけど、ヴィンチェンツォのドラ息子出てた。
河崎実の可愛いところは自分の作った作品に対する愛着が異常なところだろう。『ロバマン』好きなので、吉田照美がその登場の仕方するの嬉しい。
10代のこの時だからこその退廃的な危うさ。一昔前の自主映画感が一周回って新鮮にも思える。自分の親や友人である素人を演出して作った『あるみち』から数年を経て、今となっては一流の俳優たちが結集して完成、そ>>続きを読む
とりあえず抱き合わせた感。別に一本一本は悪い印象はないんだけど、これだからオムニバス映画は...の典型だよね。
キーワードは人と人との距離、だな。全然よくわからない瞬間もあるんだけど、「なんかめちゃくちゃ面白かったな...」って思ってしまう映画だった。主演の方の存在感すごい。
監督リム・カーワイと映画館を営む人々との対話。いろんな場所があって、いろんな人がいて、いろんな想いがあって映画館が成り立っている。映画は、それ以上でもそれ以下でもないのだけど、自分の生活や人生を投げ打>>続きを読む
重たいテーマなのかと思って少し避けていた節はあるのだが、とても軽やかでこれがこの監督の作家性なのだなと膝を打った。乳がんかもしれないというざわめきと、初恋のざわめきを掛け合わせるというところにはなんだ>>続きを読む
中川龍太郎がアイドル映画かよ、って思ってたが、近年の原作モノの監督作より断然良い。男女(男がデートセラピスト、女が客)3組を描き出すものだが、どれも恋愛の形ではない描かれ方。特に川村・星のターンは『愛>>続きを読む
選挙を追っかけるジャーナリストを撮る、その題材がまず◎。真っ直ぐに選挙と向き合うのに、お金がなくてバイトをして、何が彼をそこまでさせるのか。映画の眼差しが、畠山さんが見ている候補者にあまり関心を払わず>>続きを読む
助産所、助産師のドキュメンタリーかと思って見れば、もっとピュアに、「命がどこから生まれてくるか」をじっと見つめるドキュメンタリーだった。優しいです。
『轟音』に続き、監督の地元・福井をこれでもかとばかりに閉塞感たっぷりに描くシリーズ。『轟音』もそうだけど、なんかこれ観てこの監督以外と群像劇とか上手くやってのけちゃうんじゃないかしら、なんて思う。もっ>>続きを読む
冒頭20分くらいセリフなくて、ちょっと笑ってしまった。映画の純度がどんどん増していく宇賀那監督作。戦争映画とのことでそういった描写だってもちろんあるし、今の世界はまさにそういう世界線で。その上で文化の>>続きを読む
こんな真っ直ぐばっかり投げられたら、目を背けることはできないよ...っていう切実さがある。
緒方貴臣監督のもはやファンと言ってもいいでしょう。今までの作品は全部見てます。エンドロールの心電図の音といい、長めの暗転からファッションショーの部分はもうこれは「夢」だろうと解釈してる派の人間なので、>>続きを読む
ロケ弁には詳しいはずなのにポパイ知らなかった!映画業界がメインなのだろうか??思ったより映画作り映画というか、映画制作の悲喜交々を現場の朝ごはんを通して描くという目線が良い!
音楽って素晴らしいが画面全体から漲ってた。
パントマイムのことも、マルソーのことも全然知らないまま見たんだけど、パントマイムってこんなに人間の内側を表現するパフォーマンスだったんだな。
ひたすら鈍器で殴られ続けるような息苦しさ。オカンが強烈すぎ、みたいな感想もチラホラ見るけど、オカンが悪いみたいな撮り方/話の持って行き方になってないのが本当に最高ポイント。ラストも素晴らしいです。
ロマンポルノだとか、ピンク映画フィルターをかけて観るならいいけど一般映画としてはキツすぎだろ。おじさんのロマンって感じ。