椎良さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.3

〈ホロコーストから逃れた疎開先の叔母を亡くし、一人彷徨う少年。
出会う人々に過酷な仕打ちを受け、それでも彼は歩き続けた───〉

モノクロ、戦争ドラマ。
人間性が剥き出しになった世界。暴力、性、信念。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

〈謎めいた土管に吸い込まれては別世界に飛ばされ、互いにはぐれてしまったマリオ・ルイージ兄弟。マリオの飛ばされた先であるキノコ王国は、狂った大魔王クッパに狙われている…!?
走れ!跳べ!我らのマリオ!!
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.2

我等が負け犬

〈孤高の宇宙盗賊ピーター・クイルが手にしたオーブ。その秘めた恐ろしい力を巡り、彼は争いに巻き込まれた挙句 刑務所行きに。
利害の一致したロクデナシ達と手を組み、オーブ奪還の戦いに賭ける
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

2.4

伝わらない事で陥る危機的状況を描きたいのは分かる。
しっかし…聞こえない話せない・舐めプ過ぎる犯人・鈍感警察とかなりのイライラをこちらが味わうことに。

演出は悪く無いものの 脚本がガバ過ぎてジャ〇ー
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.4

仮構

〈落ちぶれた小説家の津田は、どうやら彼の知るヤバい事実を小説らしく脚色を加えて書き上げる節がある。構想中の新作は、謎めく一家失踪事件と深い繋がりが。
彼の頭の中に浮かぶ"結末"とは?〉

藤原
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名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵(2016年製作の映画)

4.1

『たとえどんなに信じられなくても…』

〈高校生探偵:工藤新一。圧倒的推理力を持ち数々の事件を解決してきた彼は、幼馴染の毛利蘭と遊園地に来るも事件に遭遇してしまう。
事件解決後、不穏な黒い影を追った彼
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.2

〈親友からのおちょくりにイラッときたヴィーは、腹いせに話題の闇サイトに手を出してしまう。
クリアすれば大金と人気が得られる、ちょっと際どいチャレンジにハマっていくが その闇は予想外に深く…〉

寿司ペ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

ハッピーエンドの主人公

〈精神病院から脱走する悪女リーナ、30歳を超えているにも関わらず 彼女の外見はホルモン異常により10歳程の少女であった。
長い間失踪している少女「エスター」の存在を知った彼女
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

縁という鎖

〈死の間際にいる父のもとへやってきた姉弟。その傍らで様子のおかしい素振りを見せていた母親が、翌朝 首を吊って死んでいた…
重苦しい空気が彼らを包み込み、悪夢的な末路へと導いていく〉

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ラスト・シフト/最期の夜勤(2014年製作の映画)

2.6

〈新人警察官ジェシカは、警察署の旧庁舎に宿直する事に。
鳴り響く怪奇の音…恐ろしい因縁が彼女を襲う〉

一人の夜勤で怪奇現象多発、怯えまくるヒロイン。シチュエーション・演出良い、特に音声サラウンドを活
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クラウン(2014年製作の映画)

3.1

〈我が子を喜ばせようとピエロ衣装を少し拝借しただけなのに、それがどうやっても脱げなくなってしまった男。
やがて彼の体は醜く変容し、子供に対して食欲を覚えてしまう。〉

高い評価を集めるMCU版スパイダ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.4

〈生殖能力を失い、加えてパンデミックによって絶滅の危機にある人類は地下に住む次世代の生命体に目をつける。
その地下探索に無謀にも応募し選ばれた主人公は、一筋縄ではいかない過酷な世界へと投げ出されてしま
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

体系

〈強盗殺人で捕まり死刑同然とされた男・三隅の弁護人である重盛。彼は三隅の犯行に関する発言に違和感を覚えていた。
隠されていた事実が積み重なり、裁判は予想だにしない展開を見せる…〉

法廷サスペ
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武器人間(2013年製作の映画)

3.2

〈武器と人間の死体、禁断の融合。
選べ、武器人間に殺されるか、武器人間の材料にされるかを───〉

評判は前から聞いていたがPOVなのか。全体的に見づらさがあり序盤はかなり退屈。
しかし人体改造に関し
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.3

〈新入社員の秋子は美術関係を取り扱う部門で働き始める。一方、新たに警備員に就いた富士丸は不穏な経歴を持つ男。
やがて一人の男の暴走は始まり、恐怖に満ちた夜が…〉

閉鎖された空間での殺人鬼の暴走という
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ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)

2.7

・頭破裂もっと見たかった
・死体描写頑張ってる
・BGMまあまあ良い
・締め方がとんでもなく雑、何が言いたい?
・警官のイカれた常識…

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

5.0

イルカ

〈八丈島へホエールウォッチングに来ていたコナン達。その近海に建てられたインターポールの新施設では、黒の組織が狙う"ある技術"が始動していた───
奪われた秘密、灰原哀は最悪の危機に陥ってしま
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.4

〈サラは再会した元カレとワンナイト。目覚めたら結婚式に遅刻寸前!?急いで友人が操縦する飛行機に乗り込んだ彼女と元カレだったが、そのパイロットが急死───
決して戻れない、死と隣り合わせな空の旅が始まっ
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

3.0

〈退屈な走行の最中、青年はヒッチハイカーを車に乗せる。しかしそのヒッチハイカーはサイコな殺人犯。
追い回され、追い詰められて車を走らせる青年は…〉

カーアクション豊富。たかがヘリひとつ、銃で地に落と
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

〈誘拐事件が相次ぐ町。いじめられっ子のフィニーは、彼の友人を次々誘拐していった当の犯人に捕まってしまった。監禁された場所では、繋がっていないはずの黒電話が鳴り響き…
一方、彼の妹は誘拐事件に関する手が
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.4

護るべき領域

〈灰原哀は、江戸川コナン=工藤新一と同じくAPTX4869で幼児化している。彼女は元いた黒の組織に命を狙われていた。
そんな中、乗車したミステリートレインで組織メンバーの存在を察知する
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

〈悪魔祓いであるジョン・コンスタンティンは、患った肺癌により死を間近に感じていた。そんな彼は、双子を不可解な自殺により亡くしたアンジェラに接触される。
天使と悪魔、天国と地獄。その均衡がひっくり返る危
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

2.7

〈田舎へ移り住んできたネイサンとその家族。ある夜、隕石がその庭に落ちてきた。
その直後から起き始める奇妙な出来事、"色"に塗れた狂乱が訪れる───〉

ニコラス・ケイジ主演のSFホラー。

回収する気
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.2

〈薬物中毒から抜け出した一人の女性は、世俗を離れ ある宗教の共同体に所属していた。その兄はVICE社に突撃取材の企画を持ち込む。
信者達が傾倒する“お父様”の真意は、惨憺たる悲劇を呼び…〉

POVス
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

『やるべきことをしたのよ』

〈第二次世界大戦中のドイツ、ジョジョはヒトラーに憧れ、おまけに想像上の彼と話さえする10歳の男の子。軍の下っ端として懸命に働く中、母と暮らす家にユダヤ人の少女が隠れている
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マッド・ナース(2013年製作の映画)

2.3

うーんC級。
クレイジーサイコレズ要素がストーリーをなかなかに邪魔している。それはふしだら男への正義の鉄槌なのか、何をゴールとしてその行動を取ったのか。終盤はそういう描写さえ放棄しちゃっててなんか萎え
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.3

〈デヴィット・バーンによるアルバム原案のショーを映画化。
何一つ制約のないステージの上で、彼らが伝えたものとは。〉

良作ぞろいのPARCO配給作品なので見たというのはある
様々な曲を文脈として纏めあ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.4

起点

〈未来から高性能サイボーグが現れ、反乱軍の英雄的存在を産んだ母親を過去の時点で殺害しようとする。
たった一人の戦士は、人工知能が支配する未来に抗えるのか。〉

SF、恥ずかしながらジェームズ・
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

この言葉ひとつあれば

〈有象無象以下のYouTuber・優里は合コンで酔い潰れていたところをお人好しな男、田母神に介抱される。馬鹿にされる彼女を不憫に思った田母神は動画製作を手伝う事にするが。
動画
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.7

怒りの人生

〈黒人を過度に蔑視するネオナチ団体のリーダー・デレクは車泥棒の黒人を殺害し逮捕された。弟のダニーはその後、彼の思想に傾倒し今やネオナチの一員。
出所し改心したデレクは、自らの蒔いた種を刈
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.3

〈人類は巨人・ドラーグ族に支配された世界で下等生物にあたる。一人のドラーグ族の子供に飼われることになったヒトの赤子は、テールと名付けられ世界を知る。
やがて成長し逃げ出した彼を、人類殲滅作戦という運命
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

在るべき事実

〈記者吉岡は、新聞社に送られてきた大学新設のリーク情報を知る。一方、所属する内閣情報調査室での揉み消し工作に疑問を感じていた杉原。彼の元上司が突然自殺し、その裏側にあったのは…
2人の
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

選ばされたんじゃない、選んだ運命を

〈コインランドリーを経営する主婦エヴリンは、ギスギスした家族に半ばうんざり。彼女は確定申告へ行くやいなや、マルチバースの危機に立ち向かえと突如夫から告げられるが…
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.7

影落つ

〈女性が殺害され皮を剥がれた姿で発見される連続殺人事件が発生。FBI訓練生であるクラリスは事件解決のため獄中の猟奇殺人犯ハンニバル・レクターの頭脳を借りる事になる。
彼はその代償として、クラ
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.6

〈荒廃した地球とスペースコロニー・エリジウムで二分された社会。しがない工場作業員マックスは事故で放射能を浴びてしまい、余命幾ばくも無い状況。
彼は医療ポッドで自身の身体を治すため、パワードスーツを身体
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