あるこるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.6

ウェールズの片田舎で張り合い無く空虚な生活をする中年女性が競走馬を育て、馬の活躍から人生の楽しみを再発見する映画。
張り合いを与える物事がどれだけ人生に大切か再確認させてくれる良作なので、競馬や馬好き
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

絶賛の声に導かれて観てきたけどバスケシーンのリアルさに痺れたし、原作から多くのシーンやキャラを切り取った事による締まった試合は正に実際の試合を見てるような感覚でした。
追加された宮城のストーリーも心に
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おやすみ オポチュニティ(2022年製作の映画)

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90日間の予定が15年間も火星探査を行った探査機の軌跡を映したドキュメンタリー。
困難を共に乗り越える中でNASAの科学者と探査機の間で生まれた一言で言い表せない感情を描いた美しい実話でした。

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

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著名な冒険家の息子サーチャーが持ち帰った資源が枯渇する中で再度冒険に挑む話。
親子の関係,世代間のギャップ,環境問題を上手く扱った作品で想像以上の良作でした。
環境問題やよく知らない物事に対する若者,
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自由への道(2022年製作の映画)

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奴隷解放の象徴的な写真の被写体となった奴隷から逃れた男の戦いを描いたApple TVオリジナル映画。
モノクロの映像で描写される苛酷な奴隷制度と逃亡劇は凄まじく、未だ終わらない差別との闘いを感じさせる
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フィンチ(2021年製作の映画)

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気候変動による気温の上昇やスーパーセルで荒廃した世界を一人の科学者と犬とロボットで旅するApple TVオリジナルのSFロードムービー。
犬との絆、ロボットの成長からみえる擬似的な親子の絆、託すことと
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RRR(2022年製作の映画)

3.0

タイミング逃したけど、何とか滑り込みで観れた。
派手でこんなの有りかと驚かされるアクションに熱すぎる友情、そして何よりもナートゥと楽しめました。
2022年最後にこういう映画を劇場で観れて良かった

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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ブノワ・ブランが帰ってきた!
エーゲ海の孤島で訳ありの成功者が集まる中で事件が起こる。
完成された前作の古典ミステリとはまた違う完成されたミステリが現実問題を皮肉り揶揄しながら炸裂していた。
期待通り
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パーマー(2021年製作の映画)

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仮釈放で地元に戻ったパーマーが育児放棄された少年サムと出会い保護することで立ち直る物語。
色々な要素を詰め込み過ぎなきらいがあるけど、サムとパーマーの親子を越えた絆や様々な問題を乗り越えようとする様を
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.2

流石アバターとしか言えない美しさと3Dを活かした魅せ方はIMAXのスクリーンに映えて今年最高級の綺麗さでした。
ストーリーもしっかりSFしていて、異文化との関わり方や資本主義と自然の関係性、魂の在り方
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アバター(2009年製作の映画)

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターに向けて初鑑賞。
何となく避けてたけど、映像の美しさだけでなく何となく00年代感あるSFとしても面白かった。3Dならより迫力ある映像だったのは間違いないし、これは売れ
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スランバーランド(2022年製作の映画)

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父親を亡くした少女が夢の国で父親の相棒と冒険する作品。
カラフルな夢の国,ジェイソン・モモアのユーモア溢れる陽気さと重くなりすぎず絶妙な塩梅の作品で上映時間も2時間で週末の夜を楽しむのにお勧めです

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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アルゼンチンで起きた軍事政権を裁いた世界初の民事裁判を元にした裁判劇。
本当に悲惨で不正義が蔓延った軍部対し、ベテラン検事が若手検事を筆頭とする次世代を引張り正義を成す堅実な良作でした。
作中終盤の最
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アンビュランス(2022年製作の映画)

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妻の手術のために銀行強盗に加担し、逃走のために救急車をジャックしての逃走劇。
警察からの逃走劇と救急車の中での警察の治療と二重の緊迫感は観客を飽きさせずフルスロットルで物語を推進して面白かったです。
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スピリテッド(2022年製作の映画)

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クリスマスキャロルを現代風に大胆にアレンジしたミュージカル映画。
善いやつに成ったら永遠に善いやつなのか?1日で善いやつになれるのか?というテーマに対して二人の感情の変化を上手く楽しく描いている良作で
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

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アンネ・フランクの日記「キティー」が現代に滲み出てアンネの足跡と現代のアンネを見つめる物語。
現代の差別問題や難民問題をキティー目線で描写することでアンネを褒め称え重要視するのに願ったことを無視しつつ
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.2

ちょっとテンポ早いなと思う位展開が早いけど、ロック様のボディ、カーターとケントの友情と見所は多くて個人的には嫌いじゃないアメコミ映画でした。
カーンダックの設定は「ブラックパンサー」が生まれなかったワ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.3

時代を世界大戦中に移したオリジナリティ溢れるものピノッキオ。
大筋は良く知ってるピノッキオなのだけど、細部は脚色しまくっていて流石デル・トロと思わされる良作。
デル・トロらしい不気味さとピノッキオらし
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

期待以上に良かったです!
想像以上に真剣に震災に向き合った映画で、各地を廻りながら風化させない事を伝えながら、若者に希望を持たせるメッセージを伝える所は良いロードムービーで好き。
芹澤と草太,すずめと
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

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人気ゲームを映画化した冒険映画。
空中アクションやどことなく00年代感溢れるストーリーは楽しめました。
個人的には、懐かしの「ナショナル・トレジャー」感あって好み

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.2

ナチス将校に偽のペルシャ語を教えることで処刑を免れようとするユダヤ人青年の話。
あらすじ書くとコミカルな設定なのだけど、終始緊迫した空気感で締まった映画でした。
劇場館少ないのも影響してかめっちゃ混ん
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

ティ・チャラ亡き後のワカンダを舞台に国際社会での孤立や偉大な人物の喪失に苦しみ悩みながらも前に進む様は、正に現実社会の延長線上のヒーローで有り、登場人物皆がヒーローな映画でした。
特にシュリ,ナキア,
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

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前作同様の推理やアクション、コミカルなやり取りと素晴らしい作品でした。
「エノーラ」を主人公とする意味と意義を感じるストーリーや力強いメッセージや自立した女性の描き方は見応えあるし、恐らくあるであろう
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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本当にエノーラが誰にも頼る事なく、自分で決めて行く姿は素晴しいし、台詞だけでなく作品全体が社会に対するメッセージでありながらも、娯楽としての面白さを全く損なわれてない良作。

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.9

実話を元にした陰謀論を多くの名優の共演で描いた会話劇。
やり取りを楽しむ映画で台詞回しや独白で友情,愛情,陰謀,信念を描いていました。
派手さは無いけど質実剛健な印象の一本

バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.2

評判通りの面白さだった。
クールな映像と王道の展開,価値観をぶっ壊す気持ちを子供も大人も楽しめる形で落とし込んだ流石ドリームワークスな感じの良作。
特にウルフとスネークの関係性や感情の発露は子供向けと
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史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜(2022年製作の映画)

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ベトナム戦争中、酔った勢いとエゴで戦地で戦う友にビールを届けた男の話。
何も考えず、その場のノリだけの主人公が現実を見て学ぶ様をコミカルさと悲惨さで描いた作品。
戦争映画として重すぎないが学びもあるの
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アテナ(2022年製作の映画)

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少年が警察官に殺害されたのを発端に加熱する住民の暴動を描いた映画。
暴動が加熱する様を淡々と描いてるのは良いが中身を感じれなかったのと、少し陰謀論肯定する様な展開は心地よさが無かったな。
長回しの映像
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

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ピーターラビットの本が売れる中で悪者にされるピーターと真の悪兎バーナバスどの出会いからの家族の話。
前作同様にぶっ飛んだ描写に加えて、よりパロディと自己批判的な笑いで楽しめました。
マクレガーが最高す
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

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殺人の罪で収監された娘に合うため単身マルセイユに移住して犯人探しを行うサスペンス。
派手なアクションではなく、The貧困保守層の白人が新たな街で新たな価値観と新たな愛に歩み寄りながらも、一つの可能性に
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あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

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20年前一世を風靡し、落ちぶれたミュージシャンが才能豊かな若者と出会い再起して行く話。
ミュージシャンとしての成功よりも、人としての成長や音楽を通しての人との繋がりを描いていました

デイ・シフト(2022年製作の映画)

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フリーのヴァンパイアハンターがお金に困り組合に出戻り、内勤の素人と組まされるバディ・ムービー。
予告に比べてコメディ色は抑えめだけど、勢いのみで突き進む展開とアクションは気楽に日曜夜見るのにお勧め。

ピノキオ(2022年製作の映画)

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ディズニーお得意のミュージカル調のシーンや良心溢れる登場人物,ディズニーの世界を示す小物に加えて80年の年月で変わった価値観の反映したゼメキスとディズニーの考える「アニメ映画ピノキオ」のリメイクで個人>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

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マンハッタンに架かる21の橋を封鎖して警察官を殺し、大量のコカインを奪った犯人を追い詰める中で陰謀に巻き込まれていくサスペンス映画。
派手なシーンは少なく淡々とした展開で少し退屈かもだが、チャドウィッ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.1

伊坂幸太郎の「マリアビートル」原作映画。
マリアビートルから伊坂特有の閑話や蘊蓄を引いて、トンデモ日本とアクションを追加した印象
原作の大筋はなぞりながらも、独自の伏線で映画として派手さと笑いを作って
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.2

撮影用の馬を育てる農場の兄弟が雲に隠れるUAPの撮影を目指すSFホラー映画。
流石ジョーダン・ピールと言える本能的に怖いと感じるシーンと面白さのバランスでした。
特にIMAXを活かした没入感有るカメラ
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