さくらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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哀れなピエロ(1892年製作の映画)

3.0

世界初のアニメーションと聞くからもっとフワッとしてるかと思ってたけど、結構長いし動きとかもしっかりしてた。

工場の出口(1895年製作の映画)

3.5

工場の出口から男女問わずたくさんの人々が出てくる、という何てことない場面をただ撮っただけなのだけど、

アングルとか出てくるだけの人達の個性も見てとれて何か味がある。

ほぼ初期の方の映像だけど、凄く
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ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)

3.0

ギネス認定の世界最古の映画。

映画というより映像であり、2秒しかなく、人がただ歩くというだけのものなのだが、"映像"の原点という意味では素晴らしく、貴重なもの。

写真が動くんだもんね。
当時として
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

唯一、大人のためのジブリであり、宮崎駿さんの集大成。

初見は高校生の頃か。
面白かったんだけど、その時はジブリならではの展開でないことに戸惑っていたことの方が大きかったかな。

今になってこの作品の
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.5

ホームズを引退へと追い込んだ事件を回想しながら追っていく。

少年と母親とおじいちゃんになったホームズとの関係性、そして過去の記憶の中の思い出せない人々。

少し悲しいけど、それぞれの絆がラストには優
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

3.0

ワインの知識が欲しいです。
ワインの銘柄品種の特徴に絡めて話が進むので、そこら辺疎い私にはストーリーオンリーで楽しまないといけない状態。
もったいない。

飲酒運転しながら自然の中ワインを楽しむ。
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小さな村の小さなダンサー(2009年製作の映画)

3.5

『さらば、わが愛』を見てからだったので、思わず比較してしまったけど、これはこれで文革前後の中国の共産主義的思想が効いてて面白かった。

努力のさせ方が中国という感じで、半端なくて怖いながらも感心してた
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.5

圧巻。衝撃。

語りたいほど素晴らしい作品なのに、上手く言葉が出てこない。

北洋軍閥時代から文化大革命終了まで、文化も人もずたぼろにした、激動の中国の50年近い歴史。
大変革と京劇に揺さぶられた京劇
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.5

現代版ロミオとジュリエットとは知らず、前半はかなりギャングっぽい雰囲気に戸惑ったが、後半にかけてとても引き込まれた。

主役二人が美しい。
レオナルドディカプリオは演技も素晴らしく、この作風にとてもマ
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美しき緑の星(1996年製作の映画)

4.0

本当の豊かさって?
今の地球って?
自分にとっての幸せって?
ということを考えさせられたというか、スポンと固定観念が消えたというか、私も"切断"したいなと思った。

コメディ調で結構笑ったが、笑いなが
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

名作と言われているものはやっぱり名作だった。

ミステリーが織り込まれた切ないラブストーリーがとても面白い。

有名すぎるあのシーンは後半に出てくるのかと思ってたけど、序盤だったことにはびっくり。
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ケイト・レディが完璧な理由(2011年製作の映画)

3.5

自分自身の大切なものを見失わずに、何とか最後には答えが出せて良かった。

にしても理想の夫と結婚生活(夜の方も)。
そこに挟まる激務。でも仕事は完璧。
そして正当に評価してくれる素敵な上司。
そして家
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オールド・ドッグ(2009年製作の映画)

2.0

題材はマル。
コメディはサンカク。
でもほっこりします。

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.5

朴訥で不器用ながらも、繊細でとても暖かな愛に溢れた物語。

日常に転がる、周囲が優しく彼を包み込んでいる雰囲気と、不器用な優しさで彼らに答えるシュヴァル。

岩の白さと水の波紋と緑溢れる森などの自然が
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.5

当時学校でめちゃくちゃ流行って、人差し指たてる行為まで流行して、体育祭でも使った覚えがある。

この頃、人差し指立てたら別の意味にとられちゃったから、結構慎重にやってた記憶。笑

今の鬼滅の刃みたいに
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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010年製作の映画)

3.0

話の流れはとても壮大で、映像にもとても迫力があって楽しめる。

ただ、感情の流れはとてもさっぱり目なので、見てるこちら側は薄味過ぎて多少戸惑った。
いやもうちょい主人公の感情の起伏あるやろ。色々あった
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.5

ラストはやはり他に手はあったんじゃというか、無理くりこうした感があるというか、腑に落ちない。そして悲しい。

この年代近辺のこの手のアメリカ映画ってなんかこんな感じ。
ラストの、彼女のネタバレと顛末が
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.0

白の中の原色。
雪が降る中に流れる常夏のハッピーなメロディ。
爽快でスカッとする冬のオリンピックで開催されるボブスレー。

キンキンに冷えた世界で繰り広げられるスポーツが情熱に熱く燃えてて良かった。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.0

設定がとても面白い。

ラストが何とも言えないが、笑
まあハッピーエンドなので結果オーライ。

透明人間(1992年製作の映画)

3.5

くだらないのに、透明人間であるがゆえのネタが細かくてリアルで笑った。最高。笑

結構真面目にシリアス展開やってるのに、合間に入るそれらが地味に面白くて良い働きしてた。

特撮凄い。
当時の撮影現場の様
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.5

書き留めて残しておきたい台詞がたくさんある。

結局物事の善悪とは人間が勝手に線引きしたものに過ぎない。

ものを集める、でも執着しない。
モラルに縛られて自分の人生をごまかすな。
死は巡りめぐって始
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僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)

4.5

12歳少年が天才すぎてカッコ良すぎる。

神童故の苦悩やら何やらがあるのだけど、彼は自分の才能に屈せず腐らず、完璧に味方につけてしまうほどの段違いの天才。

そしていつでも迷った彼を導くのは、彼自身そ
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

3.0

ホラーというよりゴシックコメディ?そんな感じの作風が中国全開。
ジャッキー・チェンぽいギャグと、中国ならではのワイヤーアクションが印象に残る。

面白いけど、1だけでいいかな~って思ってしまったが、ラ
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.5

前半は可愛いけど、ナレーションが常に突っ込んでて意外とパンクというか何というか、コメディだった。笑

でも後半はすみっこぐらし特有の設定で、切なさと優しさに涙腺が刺激された。

何かもう、誰かと繋がれ
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モンスターVSエイリアン(2009年製作の映画)

2.5

一瞬、未知との遭遇、メンインブラック、ETのパロが入って笑った。

ギャグはそんな…笑
たまにこれはセンスいいなってのはあったけど、2、3個程度だったかな。

木の中の静けさ(2010年製作の映画)

3.0

台詞が一切なく、しかも森の精のファンタジーなので、隅まで理解が及ぶのは私には少し難しかった。

でも何でだろう。
ラストの赤い彼のすべてを悟ったようにも見える、愛に溢れているようにも見える、あの笑顔に
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ミルク(2008年製作の映画)

3.5

アメリカでの"変わり者"にされてしまう人々の当たり前の権利を獲得しようと奮闘した政治家としての彼の凄さだけでなく、彼の人生を追っていて、中々複雑な気持ちにもなった。

男の親友(2010年製作の映画)

3.0

オーディプが結構なバカ犬で可愛い。
重めの色彩がおしゃれ。

カウボーイ映画と似て非なるもの(2012年製作の映画)

3.0

ひとつの映画から男女4人の話がそれぞれ繰り広げられる。
対比が面白かった。

雨が上がると(2018年製作の映画)

3.5

羊の毛が雲になって雨を降らす…。可愛いな!

牧羊ワンコが雨を降らせるために苦戦しつつも何とか成功。

アニメーションが美しく、かつファンタジーな世界観が可愛い。

エアポート(2014年製作の映画)

4.0

仕事のほんの数時間の出来事を切り取ってるだけなんだけど、凄いドラマが隠されてる。

規則に屈せず何とかお客様のために動く彼女がとてもカッコよく、ハラハラしながらもラストは感動。

まさかこんなに心動か
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

美味しい料理とお酒は人を癒し、心を愛で満たす。

バベットの料理には愛が込められているのかも。

すべてのことが可能だと、この作品に眠る深い愛を感じて、美味しい料理を食べた後のような幸福感に満たされた
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Minoule(原題)(2014年製作の映画)

3.5

ブラックユーモアも交えつつ、可愛らしい猫の鳥捕獲したいストーリー。

トムとジェリーの緩いバージョンみたい。
フランスのおしゃんな実写の集合住宅を背景に、ペタッとしたアニメの猫が滑らかに動く。
その対
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存在しない夢の国(2012年製作の映画)

3.5

夢の国に対して、大きく見えるけど、本当は小さいのね、って台詞がラストで何とも切なくなる。

本当は言いたいけど、言えない。
前とはもう同じではいられない。
苦しい。