蘭奢待さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

蘭奢待

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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

すごい!古くは家畜人ヤプーや、最近では吉村萬壱のいくつかの小説作品など、何にもとらわれない、ぶっ飛んだ世界観を創り出せる作家には心から敬意を表したいが、この作品はそのシュールな世界観をビジュアル化して>>続きを読む

アグネス(2014年製作の映画)

3.0

つらいけど、こうやって大人になっていくんだよね。

サンドウィッチ島の秘密(2009年製作の映画)

3.4

思わずグーグルアースでサンドイッチ諸島を調べてしまった。南の島の様相は微塵もない殺伐とした辺境の島。

ベルリンの壁(2009年製作の映画)

3.0

妻を亡くした老人が公有地に壁を築きだし、周辺住民がざわつく話し。政治問題に発展かと思いきや…

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.2

とにかく映像に凝っている。全カットがアート。色調は淡くコントラストが低めだが、光と影の絶妙な演出。
大きな画面で世界観に浸りたいタイプの映画。
気に入りました。この監督の他の作品も観てみたい。
老人の
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トールマン(2012年製作の映画)

3.8

サスペンスに満ちた映画。ビビリーにはドキッとするシーンが多かった。意外などんでん返しを繰り返し、ラストにストンと腑に落ちる。飽きることなく、ストーリーの展開を追ってしまう。かなり秀逸な作品。

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.8

うーん、一作目がとんでもなく良いので、こちらは霞むなあ。決して悪く無いのだが、ハードルが上がりすぎたのだろう。若かりしデニーロが良い味。

マネーモンスター(2016年製作の映画)

2.8

にんともかんとも。アクション映画的な面白さはあるが、ただの娯楽映画。深みはない。にんともかんとも。
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.8

これまで、ついぞ見る機会のなかったゴッドファーザー。イタリア系の陽気さ、ファミリーの結束の強さ、裏切者への冷徹な殺し。どこまでもシブく、哀愁漂うギャング、ヤクザ、アウトロー。20歳で観てもこの映画の良>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.9

これは好きなやつ。紛争地帯で活躍するNGOが井戸を浄化しようと奔走する。国連の融通のきかなさを強調するストーリー。登場人物も味わい深い配役で気に入った。行間で深読みさせてくれる演出が楽しく、ロードムー>>続きを読む

モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

2.8

映像が凝っている。ストーリーはダメだが、美しいシーンが多い。とはいえ、映像美で勝負する映画ではないのでそれなりにだが。
怪獣がなかなか全貌をあらわさないが、結局巨大化したタコ型火星人のようで興醒め。

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.7

なかなか面白かった。とくに子役が素晴らしい。ひょっとして?というフリもあったが、なかなか巧妙にストーリーは続き、ラストはこう来たかと。
ホラーではないが、久しぶりに背筋がゾクリとした。

深夜の告白(1944年製作の映画)

2.6

うーん、名画なのかもしれないが、自分のように映画に造詣が深くないものにはもおしろみがわからない。

群盗荒野を裂く(1966年製作の映画)

3.2

1900年代初頭のメキシコ。ラテン系の顔立ち、メキシコハット、サボテン、音楽がいかにもメキシコを感じさせてくれて楽しい。テーマと展開を期待しながら観たが、ことごとく想像を裏切られた。結局白人は何者なの>>続きを読む

ガンズ・アンド・ギャンブラー(2011年製作の映画)

1.0

マチェーテのような、派手でアホな超B級映画を期待したが、この映画は実のところ恐ろしくつまらない。

外人部隊フォスター少佐の栄光(1977年製作の映画)

3.0

テーマは悪くないがなんとも見所のない映画だ。フランス、モロッコ、外人部隊、ムスリム…。興味を引く素材がたくさん。ストーリーがダメすぎる。マルコを美化しすぎる意味がわからない。ラストは意味不明。ムスリム>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.2

なかなか良くできた映画。GAFAの個人情報の収集、分析、マネタイズの告発。プラットフォーマーへの依存がどれだけリスクがあることなのか。SNSでの情報公開がどれだけ危険なのか。行き過ぎたテクノロジーの使>>続きを読む

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.6

ケビン・コスナーがシブい!ダンスウィズウルブズ以来かな。久しぶりに彼の出演作品を見たが良い俳優になった。一流役者が出ているだけあって作品も良い。気に入りました。

デッド/エンド(2013年製作の映画)

2.6

シチュエーションスリラーの一種になるのかな?
砂漠の無人地帯で車が故障する。水、食料無し。凄まじいケンカと、悪い方にエスカレーションしていく状況に緊張感が続くが…
終わり方がなんとももったいない。

夜の訪問者(1970年製作の映画)

2.7

時代なのかもしれないが、何とも雑な作りの映画だなあ。ブロンソンがかっこいいことと、11歳のフランスっ子がメチャ可愛いので小満足。
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人生の特等席(2012年製作の映画)

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マジソン郡の橋以降かな。すっかり爺さんになったダーティーハリー。この映画も頑固ジジイらしく、いい味出しているが哀愁を感じるなあ。いろんな意味で、アメリカらしい映画だね。

アラモ(1960年製作の映画)

3.0

いわゆる西部劇というのは、アメリカ合衆国が今の形になるために暴力で切り取ってきた歴史に他ならないという思いがあり、それはネイティブアメリカンの地域の掠奪であり、メキシコからの現カリフォルニアや現ニュー>>続きを読む

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)

1.0

こりゃヒドイ。実写版北斗の拳。スプラッターだがちゃちすぎて笑える。もしかして笑いを狙ったのかな?
映画館では絶対に観ないし、金出して借りる気にもなれない。TVでも放送できないだろう。稀有な映画をみせて
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ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

2.8

好きな世界観な映画で、コーマック・マッカーシーの小説「ザ・ロード」に似ている雰囲気が期待を待たせるが、深みにも かけ、面白みにもかける。ディテイルの追い込みが中途半端で、ところどころシラケるシーンあり>>続きを読む

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

4.0

ナイスな映画。カジノとF1とラリーの国という意識しかなかったが、モナコという国家を調べ直してしまった。独立国家でありながら、フランスと強く結びついている。言葉は悪いが属国のようだ。EUに加盟なく通貨は>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.2

とてもいい映画。アメリカでの黒人の差別、隔離されていた時代。黒人の公民権運動がメインテーマ。大統領を通じてアメリカという国家に一途に仕えてきた自分。その自由の国で蔓延る黒人差別と、過激な公民権運動。歴>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.2

何回目かの視聴。名作なんだろうが毎回ピンとこない。時代性とモノクロの味わい深さはあるが、ピンとこない。今回はかなりじっくりと見てみた。半壊した羅生門の造形は見事。あと、ラヴェルのボレロっぽい音楽が流れ>>続きを読む

スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.0

こういうハートウォーミング系は好きだな。ジーンが良い味を出してる。若かりしアル・パチーノもカッコいい。アメリカ映画らしからぬ終わり方も好感度高し。
BHK BS

ハイエナ・ロード(2015年製作の映画)

2.5

アフガニスタンでのタリバンとのゲリラ戦。なかなか面白そうな雰囲気を醸し出しているが、テンポが悪い。じっくりと見せる映画ならテンポはゆっくりで良いのだが、アクション映画でこれはないだろう。1回目寝落ち。>>続きを読む

勝利への脱出(1980年製作の映画)

2.5

アメリカ映画の何時ものパターン。この試合はドイツのプロパガンダだというセリフがあったが、実のところ真逆だろう。ドイツ占領下のフランスで、捕虜との慈善試合。ドイツ軍だけでなく、SSも参列している試合でこ>>続きを読む

アパッチ(1954年製作の映画)

4.1

アメリカの黒歴史の一つ。西部開拓と称して先住民族を蹴散らす。白人を悪く描いているわけではない所がむしろ時代の空気を感じさせる。時代考証に少し違和感。
日本では西南戦争が落ち着き、ようやく明治新政府が軌
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野性の証明(1978年製作の映画)

3.5

高倉健がカッコいい。時代を感じさせてくれる映画。

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.8

原作もそうだが、高倉健の演技と画作りが泣かせてくれる。