蘭奢待さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

蘭奢待

蘭奢待

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言葉にならない(2020年製作の映画)

2.8

フランスらしいブラックジョークか、シビアな設定で、笑うところじゃないんだろうが。

ミス・シャゼル(2019年製作の映画)

2.8

何でこうもというような敵対心を抱く周りが胸くそだが、本人たちの微笑みがホッとさせてくれるなあ。

青く震える娘(2020年製作の映画)

4.0

うわわわわーっ!
何じゃこりゃ
意味不明すぎて好き
色鉛筆画のようなアニメ。
遠景かすごい。
ディスプレイにゴミが付いてるんだと思った。

青く震える娘 第11回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバ
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.0

残念ながら、一作目の出来には遠く及ばない。
突っ込みどころ満載だけど、突っ込まない。この映画はこれで良いのだ。

隣のカップル(2014年製作の映画)

2.8

ふーむ
まあ、いろんなカップルがいるね。仲良い夫婦には憧れる。
難しいが、主張よりも思いやり。夫婦でも、隣人との関係でも。

独裁者とクリスマスプレゼント(2018年製作の映画)

4.2

すごい。ルーマニア革命。一家族のささやかな幸せと、暗黒の現実。穴を開けた国旗と、クリスマスツリーが泣かせる。
ショートフィルムに偉大な歴史事件を織り込んだ見事な作品。
1989といえば日本では昭和の終
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追憶(1973年製作の映画)

4.0

いい映画ですね。それぞれに熱中した学生時代。長じて再会して幸せな時間を過ごす。思想信条のすれ違い。愛し合いながらも相容れない意見の対立。顔はさておき、ロバートレッドフォードのように振る舞える男でありた>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.0

劇団ひとり、長塚京三、少年隊、ノリピーに、日本人好みの忠臣蔵のストーリー。
実に久しぶりの香港映画だが、こういうのもたまにはいいねえ。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

2.5

ひっきりなしの咥えタバコも、悪徳のかぎりを尽くす主人公も、はなはだ胸くそだが、モノクロームのパリが美しいねえ。
シーンやコマが飛んだり、黒が挟まったりするのを見て、なんたる乱暴な編集かと思っていたが、
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.6

好んでみる映画にはInterestingな面白さを求めるが、これはAmusingな面白さ。バックトゥーザ・フューチャーのシリアス版。タイムリープ物、パラレルワールド物は、原因と結果の整合性がどうしても>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

観たいのを我慢して先に原作を読んだ。かなりぶっ飛んだストーリーが面白かったが、かなりデフォルメしないと映画化は難しいだろうなとも思った。
そして、映画を観た。小説よりももっと面白かった。ディテールまで
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彼の超能力(2015年製作の映画)

3.2

なんとなく落ちがわかると思いきやどんでん返し。裏を読まれた。

大マイナスはバツだね。
なるほどね。

スノーマン(2015年製作の映画)

3.0

なぜ3段の雪だるまなのか。伏線ではなさそうだ。
暖炉のある家庭、暖かく強い父親。どうやってここまで来たのだろうか。少年の寂しさが心に染みる。

EVERYTIME WE SAY GOODBYE/エヴリタイム・ウィー・セイ・グッドバイ(2014年製作の映画)

3.0

ほのぼのとした、良い意味で、いかにも日本の映画。高精細なモノクロームが美しい。
それにしても、「つちのこ」とは意表をついてきた。

Delivery Health(2019年製作の映画)

2.0

うーん。
短いながらも心を揺さぶられるような映画、見事な伏線回収の映画を俺はショートフィルムに期待しているのだ。

頑固者(2018年製作の映画)

2.9

ふーむ。「頑固者」という邦題はなんなんだろう。Naysayerの意味は否定論者、批判屋といったところだが。
bsstで1/7まで

ロックバスターの男/倉庫で休暇を楽しみましょう(2015年製作の映画)

3.7

わははっ、これは面白い。俺の好きなシチュエーションスリラー。緊迫の脱出劇。でも、ププッと笑える。
bsstで3/15まで

ローラとの夜(2015年製作の映画)

4.5

好き系。さすがラ・ムールの国フランス。この価値観、カルチャーには一ミリもついていけないが、展開が気になってのめり込んでしまう。朝の少女の美しさ。
映像も音楽も美しい。オカマもね。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.0

ユガラメイル系。デートで見るのに適してる系ともいう。
つまらなくはなく、よくできているが、ひねくれたオッサンには、あまり面白みは感じない。
イケメンがダメ男を演じるのには限界。爽やかすぎる。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

事前知識なしに見た。どんなストーリーが展開するのかと思いきや、意外でステキな落ちに満足。北欧の寒村で貧しい生活を送る村民と、村民たちを結びつけている宗教。静謐に、素朴に、上品に物語は進んでいく。
美味
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

2.9

1938年作といえば欧州ではナチスドイツが独裁色を強め、ポーランドへ侵攻する直前。
ヒッチコック監督の初期作品。超特急というにはいかにも牧歌的なSLなのだが、そのSLの中で起きる失踪事件。
ホテルシー
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音楽家(2020年製作の映画)

3.1

余韻を残すなあ。
画風も作風も音楽も、
味わい深いアニメ。

アデュー(2019年製作の映画)

3.0

娘の気持ち、父親の気持ちを描写する。前夜のむかし話。別れの時の心細さ、名残惜しさ。ほのぼの。

真西へ(2019年製作の映画)

4.2

好き系。まさにフランス映画。映像も美しい。表情もいい。無邪気さと大人っぽさの端境。おじさんはこういうのには滅法弱い。

地上最大のショウ(1952年製作の映画)

4.0

サーカスというなんだか冴えないテーマと、二時間半の尺に恐れをなしてかなり悩んだが観て良かった。
1952年の公開。アメリカのディズニーランドが1955年の開業。ディズニーランドのワクワク感と、ランドと
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.9

クリントイーストウッド作品にはハズレがない。けど、監督は脚本は主役を美化しすぎでしょ。
ヨボヨボした貧乏暮らしの爺さんが、粋がった若造に啓発されて賞金稼ぎに出る。
情けないくらいの爺さんだが、
正体は
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.0

ソ連の内情は興味深いし、ブラックコメディが面白い。しかし、2017年の現代に、なぜイギリスでこのような映画を作ったのか。
ステレオタイプかつ、西側のバイアスがかかっているのは間違いないだけに、ストレー
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

寂しくなる映画。あのハリー・キャラハンの老いを見るのも悲しいし、ストーリーの結末も悲しい。
ロードムービーだが、緊迫した周辺と勢力と、イーストウッドのとぼけたような演技が好対照でおもしろい。

ところ
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シュワージー(2017年製作の映画)

3.0

コメディーだが、ターミネーターのパロディがおもしろい。声が変わるだけで人生も変わる。自信がつくと行動が変わり、周りもなびく。

サムライ(1967年製作の映画)

2.0

あのシャルリエブドは当時「ハラキリ」という雑誌を出版して皮肉っていた。西端のフランスから見てユーラシア大陸の遙かかなたのオリエント。さらにその先の辺境にある島国、日本に文化的興味を持つのは無理もない。>>続きを読む

居酒屋兆治(1983年製作の映画)

3.6

1983年昭和も末期。ついこの前のような気もしつつ、昭和のレジェンド俳優たちが皆若い。
若き高倉健の渋さと、大原麗子の美しさには心を打たれる。
降旗作品はいいなあ。

最後の試験(2019年製作の映画)

4.1

シンガポールは幼いうちからこんなに競争社会だとはしらなんだ。無邪気な笑顔がかわいいねえ。

最後の望み(2014年製作の映画)

4.2

とてもおもしろい。オススメ。
と、だけ言っておこう。

サミラ(2016年製作の映画)

4.2

これは辛い映画だ。母親の気持ちはいかばかりか。
密航が見つかり強制送還される母親。自分を騙した通訳に抱かれる赤ん坊。連れ帰るよりも、置いていくことが幸せに繋がる。母性の自制と一瞬の決断で、心は張り裂け
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祖父とのお別れ(2015年製作の映画)

3.2

ムスタングがかっこいいなあ。この建て付けで、フランス映画だとは思わなかった。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

この有名な作品を、カポーティの原作も未読だが、オードリー主演の映画も未視聴だった。
第一印象は、抱いていたイメージと違う、に尽きる。
キュートながらも悪魔のような女を演じるオードリー。怖い。
メガネに
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