理解が出来ないものに対して、不安感や不気味だと感じてしまうものだが、どことなくそれをもっと見てみたくなってしまうような事がある。 コレはそうしたモノのひとつだと自分は思った。
監督の趣味とセンスが爆発している。
不思議の国を描くなら、このぐらい不思議なカンジの方が良い。
ジワジワと変わっていく日常風景から群衆パニックへ突入していく導入部はサイコーに素晴らしい。
幾つかの不遇によって引き起こされる因果応報。生きてさえいれば、それでも続く人生。味わい深い結末でした。
創りたい画を存在させる理由としてストーリーが作られている気さえするぐらいの、圧倒的な印象を残す各シーンの映像美。
現実と幻の境界が曖昧な見せ方がとても上手いなぁとただただ関心させられてしまった。
純粋にストイックな芸術世界のストーリーモノとしても普通に面白かったですが、要所要所で見せるホラー的な要素がより一層こ>>続きを読む
テンポ良くズバズバとカットインしてくる複数の人間模様と刺激的な映像が、観てる者をドン底に突き落とすクライマックスで音楽とシンクロしていく見せ場…最悪で最高だった。
なんだかよくわかんないんだけど、なんとなくわかったような気にさせてくれるぐらいの丁度良く難しいカンジの雰囲気と、ノイジーで刺激的なモノクロ映像がとても良いです。
ワイプアウトみたいなアーティストライ>>続きを読む
クライマックスへの導入部からの阿鼻叫喚、そして強烈なラストカット…忘れたくても忘れられない。
ミュージカルは元々そんなに好きではないんですが…コレはアリ‼︎
解るヤツだけ付いて来いってなぐらいの姿勢…嫌いじゃないぜ。
赤青メガネで鑑賞…でも意外と観やすかったような。キャラクターや雰囲気など凄く良かったです。
赤青メガネで鑑賞…の為か全体的にギラギラした印象、とはいえ内容は可もなく不可もなく。
とてもオモシロイ。
当たり前にあるモノが無いだけで、こうも作品の印象を強くするものなのかと。
ちょっと強引な気もする動機やら結末だったりもするけど、理解出来ない内容ではなかったです。
元々ミュージカルはそんなに好きではない方なんだけど、コレはスッと入り込めた。
唄い出すキッカケが解りやすくてストーリー的に理にかなってたからなのか。
ともかくビョークの声が素晴らしいので。
オレンジ色の記憶は確かに覚えている。
でもそもそも何故コレを観ようと思ったのかすらも思い出せないぐらい遠い昔に観た。
何か他の映画と二本立てで観たような…そして全然面白かったという記憶がない。
たしか土曜日学校から帰ったら昼頃にテレビで観た記憶が…。曖昧、そして内容殆ど覚えてないけど、なーんかカッコよかったなという…。
辺境の地で不条理なトラブルに巻き込まれる系の作品は大好きです。
自分がそんな目にあったら絶対にイヤだから安全な場所から観てたいのです。
夢があって破滅もある。
パッと光って儚く散る花火のような、後を引かないカンジが良いです。
一作目を上回るコトを色々やってるんですが、やっぱりどうにもピンと来ないかなぁ。スゴいんだけど…なんだろう続編じゃないカタチで観たかったような。