AnamDarcyさんの映画レビュー・感想・評価

AnamDarcy

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墓石と決闘(1967年製作の映画)

5.0

キャスティングが素晴らしい。
ガーナーとロバーズの相性の良さは際立っており、美しい撮影技術とともにこの映画の質を高めている。
ワイアット・アープとドク・ホリデイはもうこの二人以外考えられない。
アクシ
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OK牧場の決斗(1957年製作の映画)

4.2

映画の最初の1時間を通しての出来事のほとんどが、最後のクライマックスの銃撃戦に繋がっていないのが残念だったが、バート・ランカスターとカーク・ダグラスはこの映画で素晴らしいコンビを演じている。

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

3.0

最近のヒーロー映画って絵本みたいだと思う。 
わかりやすくて良いんだけど、ビジュアルありきでその他がなおざりなのはどうなのか。
もちろんDCのヒーロー達は好きなんだけどね。ストーリーにももう少し力を入
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インサイダー(1999年製作の映画)

5.0

手に汗握る台詞を交えながら、あらゆる苦悩と決断の結果を絞り出す。
仕事上の虐待や家族からのプレッシャーなど、個人的な被支配の暗い余韻を親密にとらえている部分も興味深い。
脚本、演出、撮影、編集は実に
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ノウイング(2009年製作の映画)

1.8

本当に稚拙な映画で、画質も良くないし編集ももっとうまくできたように思える。 グラフィックやVFXは30年前に作られたように見え、演技は全編にわたって妙に強引で不自然だった。
脚本もひどい。 観客の想
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J・エドガー(2011年製作の映画)

4.6

これはFBI創設者の物語を描いた、繊細で思慮深い伝記映画である。
よく議論になるあのメイクに大きな問題はないと思う。テンポが遅いので、観る者の興味を引かないのかもしれない。
しかし寛容であれば、この
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ジェロニモ(1993年製作の映画)

3.3

映画の進行はやや遅い。
ジョン・フォードの伝統を受け継ぐ西部劇。
美しく撮影され、巧みに演出されているが、なんとなく淡々としている。
演技は素晴らしく台詞も良いが、この映画には新鮮さ、斬新さ、エキ
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ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)

1.3

酷く引き延ばされた退屈な映画。
脚本の破綻が起きており、テーマにしたものへの理解の足りなさが露呈している。
あれもこれもとやり過ぎてまとまりに欠ける。
主人公の特性も、取り立ててストーリーに必要で無か
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Let's Kill Uncle(原題)(1966年製作の映画)

2.8

非常に奇妙な映画。ブラックコメディ。 
スローな進みのためテンポが悪い。
相手が子供でなければシリアスなものになっただろう。本当に殺してしまっても面白かったのではという気がする。
ナイジェル・グリーン
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決断の3時10分(1957年製作の映画)

5.0

最後までハラハラドキドキさせられる素晴らしい映画、ハッピーエンドなのも嬉しい。
ベン・ウェイドのキャラクターが良かった。
悪役でありながら、最初から彼を好きにさせる魅力とカリスマ性がある。
そして
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

5.0

主演の2人は見事に共演し、一緒にいるたびにそれぞれのことを少しずつ知り、大きく食い違った人生を送っていても、相手の中に尊敬できる何かを見出せないわけではないということを目の当たりにする。
その過程に
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牛泥棒(1943年製作の映画)

4.6

80分足らずの短い作品だが、非常に引き込まれる。 素晴らしい脚本と素晴らしい演出。
暴徒の支配と法の支配を区別する最高の映画。 この映画はよくある事件から始まり、最大の悲劇で終わる。
怒りの葡萄や1
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.3

とても奇妙な映画、しかし最後にはすべてがまとまる。
途中、どこに向かっているのかさっぱりわからなくなり長引き始めたように感じたこともあったが、プロットのひねりと展開がそれを補い、最後にはこのまま進ん
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救命士(1999年製作の映画)

4.4

スコセッシの持つ独特な死生観と宗教観。
ブラックコメディとサスペンスの融合。
少なくとも、タクシードライバーより好き。

ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-(2002年製作の映画)

5.0

元になっているのは戯曲、神の代理人。
空の列車と満員の列車のシークエンスは、ただただ驚嘆に値する。
ドキュメンタリータッチの良作であり、説得力のある悲劇的なこの映画は、信仰を持つ人々が時に下さなければ
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ラストUボート/ザ・ラストUボート(1993年製作の映画)

3.3

ウルリッヒ・ミューエが艦長でウルリッヒ・トゥクールが副長という事で観た。
悪くはなかったが艦長のキャラクターがよく分からなかった。
お決まりの潜水艦ハプニングもあるが、期待する程ではない。

国際諜報局(1964年製作の映画)

5.0

大きなスリルはなくただ上品で控えめな物語で、全てがうまく運んでいる。
緻密な脚本、見事な演技、鮮明な演出、骨太なドキュメンタリー・スタイルで撮影された映像が、この映画に絶大な信頼性を与えている。
00
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

2.5

非常にゆっくりと進むストーリー。
この映画最大の問題は、事実が明らかになるのが映画のラスト10分と遅すぎたことだ。
もしこれが中盤で起こったなら、より良い映画になっただろう。
ぞっとするような真実、
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ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

4.6

芸術的でユニークな映画。
いいね、彼らの青春を理解はできないが。

ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.0

リアルタイムで進行するストーリーには全く緊張感がない。
しかし悪役のクリストファー・ウォーケン。
彼が美しいから他はどうでもいいのである。

ワーロック(1959年製作の映画)

4.2

時代に追われるアウトロー達の悲哀。
この作品におけるヘンリー・フォンダとアンソニー・クインの関係性は一見の価値あり。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

映像は想定の範囲を超えてこず、ストーリーは期待していたようなものではなかった。
エンターテイメント性が高い作品でないのは百も承知だが、脚本において削るべき部分が間違っている気がしてならない。
対して、
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.2

ナチ云々はともかくとして、息詰まるような会議の雰囲気がよく表現されている。
直接的な表現を避ける姑息さ、まともな人間はここにはいないのだという絶望感。
ヴァンゼー会議の議事録からつくられたこの映画はホ
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