リアルタイムで進行するストーリーには全く緊張感がない。
しかし悪役のクリストファー・ウォーケン。
彼が美しいから他はどうでもいいのである。
時代に追われるアウトロー達の悲哀。
この作品におけるヘンリー・フォンダとアンソニー・クインの関係性は一見の価値あり。
映像は想定の範囲を超えてこず、ストーリーは期待していたようなものではなかった。
エンターテイメント性が高い作品でないのは百も承知だが、脚本において削るべき部分が間違っている気がしてならない。
対して、>>続きを読む
ナチ云々はともかくとして、息詰まるような会議の雰囲気がよく表現されている。
直接的な表現を避ける姑息さ、まともな人間はここにはいないのだという絶望感。
ヴァンゼー会議の議事録からつくられたこの映画はホ>>続きを読む
バカバカしいほど長い原題もそうだが、この映画は一体何を伝えたいのか。
ドラマチックな演出のために、バンディの罪を曖昧にしようとするこの試みは、凶悪犯罪者をまるで崇拝するかのような悪趣味さに溢れている。>>続きを読む
身構えていたほどには酷くはなかった。
この映画の問題点は、全てに新鮮味がなく、まったく絵に描いた餅のようで面白味に欠け、時代背景となる80年代の雰囲気すらも感じさせない所にある。
終盤にある犯人から>>続きを読む
キャストは良いが、遅すぎるストーリー展開とお粗末なラストに閉口。
意味のない哲学議論に意図の不明な意味深なセリフの数々。
雰囲気だけのひどい脚本だ。
独創性がなく、全く無意味。
何の意味もなく、何も映し出していない。
目新しいものが何もない、既視感を詰め合わせたような映画。
嘘っぽいロマンスも何の効果ももたらしていない。
ディカプリオ、クロウでさ>>続きを読む
サイレント映画。多過ぎる文字は読みきれない。
バリモアはハンサムで申し分無いが、完全にオリジナルのストーリーでホームズのキャラクター造形もまるで別人。
正直、面白くはない。
古典映画としての映像的価値>>続きを読む
ノールズ大佐が恐ろし過ぎる。
ああいう奴の一発で戦争が始まったりするんだから、あんな国境沿いじゃなくてもっと何もない安全地帯に置いておかないとダメでしょ。
一人戦争ごっこをしてるのは見れば分かるけど脳>>続きを読む
ツッコミ所が多過ぎるけど致命的なのはリアリティの欠如。
ご都合主義も酷い。
90分にまとめた点は評価できる。
ナチスが台頭した当時のドイツ国防軍や一般のドイツ国民にも言える事だが、見て見ぬフリをして惰性で体制に迎合したのだとしても、全く罪がないとはならない。
少佐の追及は苛烈で容赦がないが、妥当なものであった>>続きを読む
盛り上がりに欠ける。
大脱走の名を冠してはいるが残念な出来。
敵であるゲシュタポにもスリルを感じない。
大尉の出自から、SS内での彼の苦労が想像される。少し同情しかけたが、やはりナチはナチだ。
ラストは見事なオチで感心した。
つくづく、主人公はよくあの状況に耐えられたなと思う。
醜悪な看守達の色恋話には>>続きを読む
トーマス・クレッチマンが主役をやるべきだった。
トム・クルーズは最早彼以外の何者にもなれないのだから彼を主役に据えた事はこの作品最大の失敗だろう。
キャラクターの内面や感情の機微を表現できない彼では、>>続きを読む
延々と同じ展開を観せられ、やっと辿り着いた事件の顛末は取って付けたような、何の捻りも無い凡庸さ。
刑事ものだと思って観たが壮大な肩透かしを食らった。
破綻した脚本、この映画では事件解決は問題ではないら>>続きを読む
90分映画でこの完成度。
観終わった後の満足感が凄い。
無駄なくスピーディーなストーリー展開で何度観ても飽きない傑作。
長い。半分の時間で十分だった。
酷く安っぽい、名作の雰囲気も大作の重厚感もない。
あっけない終わり方が素晴らしい。
どうにかしてやりたいけど現実にはどうにも出来ないのがリアル。
ジャック・ニコルソン、水兵姿が似合い過ぎ。
船でのレフティで泣いた。
終盤、指輪や時計の入った引き出しを少し開けて出て行く所でも泣いた。
オチが弱い。
最後までフランクの人格的な成長が見られず非常に残念。
あんな艦長は絶対に嫌だ。
自分は嫌われ役だから、って自覚してる分余計にタチが悪い。
あのラスト、個人規模で見ると悲劇だけど国家規模で見るとむしろ良かったのではと思う。
ジェームズ・フォックスにリチャード・ハリス、ヒュー・フレイザー、、、と期待して観たけど面白くなかった。
ライアンはボールドウィンの方が良かったな。
無軌道な若者を演じるティム・ロスの魅力。
ジョン・ハートの屈折した雰囲気も、テレンス・スタンプの胡散臭さも全て良い。
しかしなぜ大抵の映画の殺し屋は仕事が杜撰なのか。
全体的には悪く無かったのにクソみたいな結末。
戦争映画での虚しいラストは本当に止めてほしい。
ナイジェル・グリーンの大佐のキャラクターが非常に不可解で、どうも腑に落ちない。
主演二人の演技は良かった。
でもあのラストは到底受け入れられない。