ちゃみろーさんの映画レビュー・感想・評価 - 63ページ目

ちゃみろー

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フェア・ゲーム(2010年製作の映画)

3.8

イラク戦争の大義名分だったイラクの大量破壊兵器所有情報は開戦のための口実だったという「陰謀論」の話。実話。前半はイラクが核兵器開発施設を持っていないと主張するCIAと、開戦の口実を作りたいホワイトハウ>>続きを読む

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

4.1

セックス・ピストルズの伝説的ベーシストでロンドンパンクシーンのアイコンだったシド・ヴィシャスと恋人のナンシーの破滅的な生き様を描いた伝記的映画。80年代以降のファンに決定的な影響を与えた作品。今ではダ>>続きを読む

アメリカを売った男(2007年製作の映画)

3.6

FBIの特別捜査官がKGBの二重スパイだったという実話を元にしたスパイサスペンス。若手の平係員がスパイ容疑のかかっている特別捜査官の秘書になって監視したり、PDFのデータを盗んだりして結構ハラハラする>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.1

資料的な意味においても映画史に残る作品。
若い頃の英国人大物俳優が多数出演。しかし、みんな同じ頭、同じ格好、顔は真っ黒で途中から誰が誰だか見分けがつかない。泥沼市街戦になってからはどんな作戦を遂行して
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

売れないロッカー(デブ)が友人になりすまして私立名門小学校教員になり、優等生だが抑圧された子供たちをちびっこロックバンドに育て上げていくというコメディ。くだらないけど面白いのは、この映画の中にある種の>>続きを読む

レベル15(2014年製作の映画)

1.5

クリスマスイブの夜にクラブで遊んでいた首相の娘が誘拐され、ビルの地下15階に監禁されたのをSASが救出に向かう!という英国映画。
まず、王族や大統領本人ならともかく、首相の娘って本質的には要人じゃない
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

これはアツい!
音大生がパワハラ教授にシゴキを入れられ、半殺し(誇張ではない)に遇いながらも必死に突き進んでいく。最初はあぁ、たまにはスポ根青春映画もいいよね…と思いながら見てたんだが、途中からほとん
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バンク・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.8

サブプライムローン問題を元ネタにしてるらしいドイツ映画。ドイツ版の「ねずみ小僧 」。テンポが良くてなかなか面白いと思うけど、地道だし全然イリュージョンじゃない。劇場のシーンは少々クサかったな。段々強盗>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.6

ストーリー的に言えば青春映画なのかな。シド&ナンシーとか、俺たちに明日はないをヴィンセント・ギャロの美意識で作品にしたという感じ?
個人的にはこの話の主演をするにはギャロはちょっと年を取りすぎていたよ
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裏切りの闇で眠れ(2006年製作の映画)

4.0

パリのギャングの抗争を非情なタッチで描いた異色作。
ラストなんかいかにもフランス映画って感じでしびれる。
一切のエクスキューズなく、ひたすら殺し!セックス!殺し!セックス!の繰り返し。殺す前にグダグダ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.7

決して色褪せない名作。
でもやっぱりラストは完全版の方がいいな。
舞台は2019年…ないわー(笑)

2015.10.26 BR

顔のないスパイ(2011年製作の映画)

3.7

引退したCIAのアナリストが、FBIの若手捜査官とコンビを組んで20年ぶりに現れたKGBのスパイ「カシアス」の行方を追うが…?という内容で、100分弱の時間でよくまとまっていると思います。その分、重厚>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

4.2

ジョン・ル・カレの小説「寒い国から帰ってきたスパイ」の映画版。
全編白黒で東西冷戦時代の諜報戦を描いています。
イギリスの情報部員が主人公なんですが、イギリスのスパイ小説はアンチ007的なシリアス路線
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殺しのベストセラー(1987年製作の映画)

3.9

警察署の遺留品置場で起こった強盗殺人事件で生き残った警官が、自らの体験を基にした小説を発表し、その本はベストセラーになる。10年後、刑事兼作家となった男の前に、作家のファンを自称する男が現れ、殺し屋で>>続きを読む

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.7

ブロードウェイミュージカルの映画化。監督のフランク・オズはスターウォーズのヨーダのマペットと声で有名な人。
ダウンタウンの貧民街の花屋で住み込みで働くみなし子のシーモアは皆既日食のあった日に中国人から
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黄昏のチャイナタウン(1990年製作の映画)

3.4

『チャイナタウン』(1974年)の続編で15年後のLAが舞台。
前作同様、浮気調査を依頼された探偵がLAの巨大な利権をめぐる陰謀に巻き込まれる。その中で浮かび上がってくる前作の登場人物たち。
主人公が
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.9

刑事上がりの私立探偵が引き受けた浮気調査の背景に大きな汚職事件が浮かび上がる。そして運命の女との出会い。しかし男の前途に光は見えなかった。
70年代の映画はゆったりしたテンポで時代の雰囲気を出していく
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監獄島(2007年製作の映画)

3.3

WWEの人気レスラーだったストーン・コールド・スティーブ・オースチン主演のアクション映画。基本はWWEファンが見るのだと思うのですが、彼を知らない人でも普通に楽しめます。逆に言うと、主演はオースチンで>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.8

ヌーベルバーグの代表作とされるサスペンス映画。軍事産業で巨万の富を得ている富豪の若い妻と不倫相手の元軍人の男が共謀し、富豪を密室殺人で葬るが、証拠隠滅を図る間にエレベーターの中に男が閉じ込められてしま>>続きを読む

12 ラウンド(2009年製作の映画)

3.3

WWEのトップレスラー、ジョン・シナが主演のアクション映画。恋人を誘拐されたニューオーリンズ市警の刑事が、犯人が仕掛ける12ラウンドのゲームに翻弄されながら、人質になっている恋人の救出のため奮闘する。>>続きを読む

デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

3.9

アイラ・レヴィン原作の戯曲の映画化。
落ち目の劇作家の家で起こる殺人事件と、その家で繰り広げられるプレッシャーゲーム。生き残るのは誰か?という心理スリラーで、序盤~ラスト前まで息もつかせぬ展開で非常に
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

他の映画に比べてものすごく面白い!とは感じない。
最初の方はちょっと寝た。音楽はいいよね。
途中から各話がつながってるのがわかってから目が覚めたけど。
こういうの、ありそうでないんだよな。何の意味もな
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交渉人(1998年製作の映画)

3.7

警察内部汚職物。サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーなのでちょっと(かなり?)くどいんだよな。最初と最後にかったるい家族の絆ガーみたいな話が入ってくるのもちょっとねー。ああいう「主役は善き家>>続きを読む

評決のとき(1996年製作の映画)

5.0

これは非常に洗練された傑作。90年代の映画で最高のものの一つだと思います。法廷での駆け引きが最大の見所ですが、個人的には実家に帰っていた妻が判決の前夜に嵐の中戻ってきて暗い部屋の中で再会する場面が大好>>続きを読む

パトリオット・ゲーム(1992年製作の映画)

3.5

トム・クランシーのジャック・ライアンシリーズ2作目。ベタな90年代アメリカ映画。スケール感あるけど、要するにお父さんが家族を悪いやつから守る話。IRAとかPLOとか最近すっかり大人しくなった組織の名前>>続きを読む

ザルツブルグ・コネクション(1972年製作の映画)

3.5

ザルツブルグを舞台としたスパイサスペンス。チェコの湖の中から発見された謎の箱を巡って各国のスパイやナチスの残党が争奪戦を繰り広げる。主役のアメリカ人弁護士が、どう見てもスパイか私立探偵なのに、実際は女>>続きを読む

コレクター(1965年製作の映画)

4.1

自分の好みの女の子を拉致して秘密の地下室に監禁してひたすら観察する、要するにオタクの願望を現実化させた話。これ60年代の映画なんでね、アニメやマンガの影響ではないわけ。テレンス・スタンプの怪演が光る。>>続きを読む

悪魔の追跡(1975年製作の映画)

3.1

悪魔教団の秘技を目撃してしまった夫婦2組が教団に襲われながら逃げ惑う古いB級ホラー。突っ込み所満載なんだけど、いや、それだからこそかなり怖い。しかし悪魔教団の組織力と動員力がすごい。CIAかと思ったよ>>続きを読む

サドン・デス(1995年製作の映画)

3.5

ジャン=クロード・ヴァン・ダム扮するアイスホッケーリンクの警備員が副大統領を人質に取った犯人と対決する。世界を救えるのはヴァン・ダムだけ状態。どこかで見たことあるようなストーリーだが暇な時に見るのは悪>>続きを読む

ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.8

ロバート・デ・ニーロの怪演が光るスリラー。熱狂的なファンがストーカーに変貌していく所が強烈な印象。

MI5 消された機密ファイル(2011年製作の映画)

3.8

アメリカが捕虜収容所で捕虜を拷問していたという機密をめぐるスパイサスペンス。はっきりいって地味だが好みの映画。主役はMI5のオフィサーだけど、モテモテでジェームス・ボンドをお爺ちゃんにしたような感じ。>>続きを読む

バビロン A.D.(2008年製作の映画)

2.5

最初からつまんなそうな空気がすごくて、地雷踏んだかな?でもヴィン・ディーゼルだから途中から面白くなるかも…と思って我慢して見ましたが、最後までつまんなかったです。正直、早く終われよと思った。

Tommy/トミー(1975年製作の映画)

3.8

ザ・フーのロックオペラの映画化。トミーが正気になる前がおもしろかった。エルトン・ジョンのパートはちょっと怖い。夢に出てきそう。しかし、トミーは本当の父親を殺した義父によくなついてたよな。

オデッサ・ファイル(1974年製作の映画)

4.5

フレデリック・フォーサイスの小説の映画化。フリージャーナリストが、終戦後に親衛隊(SS)の残党によって組織された秘密結社「オデッサ」に潜入し、素性を変えて生きているナチ収容所の元所長の行方を追う。主人>>続きを読む

シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.9

前作を復習してからじゃないと話の関係性に気を取られて楽しめないような気がする。あれ、この話って前作のあの話の前?後?って思ってるうちにどんどんストーリーが進んでいく。マンガ的な表現でいえば今作の方がし>>続きを読む