ふみぃぃeeeeeさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

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勝手に『リトル・ミス・サンシャイン』みたいな感じかと思ってたけど全然違った。
途中で行く先が本当にわからなくなった。
映画を観るにあたっても事前の勉強不足が露呈することはたまにあるけどそのパターン。
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

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ペドロ・アルモドバルの『オール・アバウト・マイ・マザー』でオマージュされた交通事故のシーン。
熱狂的なファンが目の前で事故死して、心が崩壊していく女優が演じることについて向き合う。
劇中劇「第二の女
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


昔、観たような気になっていたけど、気のせいだったみたい。
突飛さは気になったが、変な映画で面白かった。
何事も時間がいつか解決する。
物理的には不可能でも考えようによっては、時間を止めたり、遅らせた
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

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『少年の君』、『ソウルメイト /七月と安生』のチョウ・ドンユイのデビュー作。
文革時代に飲み込まれていく男女の恋愛。
結構真面目なテイストで、加えて難病が絡んできたりもするから個人的には苦手なタイプ
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5


ストレート愛。
何故か『卒業』のラストシーンを思い出した。

[2023年 164本目]

ブラックブック(2006年製作の映画)

4.5


オランダ映画史上最大の製作費をかけたとあるが、本当に大ボリュームだった…めちゃくちゃ最高!
戦争映画らしい重々しさというより、サスペンスの要素強めでスピード感も程良い、しっかりとしたエンタメ。
14
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FAKE(2016年製作の映画)

4.0


鑑賞後の素直な感想として、グレーな人であっても優しく包み込むような超感動的なドキュメンタリーだなって思った。
海外メディアのインタビューシーンはヒヤヒヤもの。
前半は佐村河内さんの事を何となく肯定的
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

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サクッと観れて良いね。
足の速いヤベー奴が追いかけてくるのが一番怖い。
オチまで含めてバラエティーでたまにある怪奇現象番組みたいでちょっと笑っちゃうB級感も良いし、普通は放送されないスタッフ同士の会
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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落ち着いた雰囲気のクライムかつ、ラブストーリーだったので作風の幅広って思った。
40、50代になったときにまた観たい。

[2023年 160本目]

キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

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パンフやTシャツのデザインが素敵だったキラコンさん。
何がとは言わないが32cmのマカロニ刑事が男たちの股間を喰い荒すキラーコンドームを追うアホな話なんだけど、これがなかなか面白い。
とりあえずキラ
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光陰的故事(1982年製作の映画)

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台湾の4人の監督による4篇オムニバス。
エドワード・ヤン目当てで観てみたけど意外や意外全部面白い。
前半2作品で青春の瑞々しさを味わいつつ、後半の2作品は変なコメディーで笑ってしまった。
この頃から
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恐怖分子(1986年製作の映画)

5.0


超傑作だった。
都市に宿る恐怖を掬い上げている。
エドワード・ヤンが大好きで贔屓目になっているかもしれないけど、今作も自分のツボ過ぎた。
いつ悲劇になってもおかしくない不穏な雰囲気が堪らない。
別に
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

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前作のような派手なアクションは減り、復讐する者の内情に焦点が当たる。
絶対に諦めない、死なないユマ・サーマン好き。
Vol.1のファーストシーンを振り返ってみると、本当にめちゃくちゃひどい事してる話
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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一周まわって皆可愛いやん。
トンデモ日本。
変な血飛沫にも慣れてきた。
やりたい放題でとても良き。

[2023年 155本目]

フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


明確なストーリーはないフェリーニの想うローマ。
月日を経て変わっていく場、そこに存在する人達も変わっていく。
野外のレストランでの喧騒が彼の映画らしくてやっぱ良いな〜。
至る所で人々が話してる!生き
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図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)

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映画というかコントじゃないか!
とりあえず夏に観て良かった!

[2023年 153本目]

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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やっぱり面白い。
ずっと見ていられる会話劇。
会話の間に挟まれる暴力が本当に痛そう。
1人を除き、皆悪くて誰にも感情移入できない輩のゴタゴタ感が良い。

[2023年 151本目]

バービー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


もし例の原爆ミーム問題があるから絶対見ないとしている人がいるとしたら、それは少し勿体無いような気がする。
男と女論争を超えて、最終的な人間讃歌的メッセージがやはりシンプルに良いし、自分好み。
ただ、
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.0


ヒーローになれなかった男の話。
悔しくて泣けるし、優しくて泣ける。
気弱冴えない男がスーパーヒーローとなって寝取られた妻を救いに行く話ってだけで熱いものがあったけど、最終的にはスカッとするでもなく不
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スクリーム2(1997年製作の映画)

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いきなり映画内映画という形で前作の1を模した『スタブ』を見せてくれる時点でニヤニヤしてしまった。
早く外に逃げろとかまんま自分が思ったこと。
前作と同様になかなかにハラハラした気持ちにさせてくれるの
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0


真骨頂って感じが。
エグいなぁ。
ドキュメンタリーまでに色々観ておきたい。

[2023年 147本目]

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.0


フェミニズム映画の新たな傑作では。
男性である自分が全て理解できたとは思わない。
それでも何かを感じ取って考え込む時間は絶対に必要。
ルックはドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』を想起しつつも、今作は罪
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


今作のインスパイアもとの『童夢』を読んでいないから自分では何とも言えないけど、結構似てるみたい。
子どもの純粋さとそれに対して大人が感じてきた恐怖なんかは序盤の動物殺しの場面で伝わってくる。
登場人
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スクリーム(1996年製作の映画)

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めっちゃちょうど良い。
楽しく観れるホラーで好きだった。

[2023年 144本目]

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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ジーナ・ローランズが凄すぎた。
ほんとに壊れてしまっているような演技を超えた何か。
やはり夫の父権的な人物像がキツすぎてイライラする。
妻を狂わせてしまったのは間違いなく…
ラストシーンの謎の格好良
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0


美しさと苦しさ、圧巻…!!
とりあえず映画館で観てくれとしか言えない。

[2023年 142本目]

交換ウソ日記(2023年製作の映画)

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とりあえず全世界のふみやは映画館に足を運んで観ましょうね。

[2023年 141本目]

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


変な映画だとは思うけど、めちゃくちゃ好きだった。
序盤から個人的に好きな寝ている時の夢に近いカオスな画面で、なにより下の世界に到着してからの生命力が漲る豊かな映像に元気を貰った。
子どもが幻想的な体
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異端の純愛(2023年製作の映画)

3.0


世界広すぎます。
純愛に関するオムニバス3作。
第1話、第2話共にしっかりと気持ち悪いんだけど、第3話は特に驚愕したよ。
倒錯した愛もここまでいくと純愛だよではなく変態だよと素直に思ってしまった。
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

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ブラジルでもヒャッハー!
やっぱ深夜テンションにちょうどいい馬鹿さ加減!
前作と同じくカメラに収められていた映像を元に事の顛末が判明していくスタイル。
正直、めちゃくちゃ失礼なネタもあるんだけど今作
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

4.0


こういう馬鹿なノリの下ネタ映画が好きということからはもう抗えない。
アメパイ3観たくなる。
POVだったから自分もパーティーに参加しているようで楽しかった。
夜遊園地に行ってからが急激に面白いし、終
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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非常に難解なのは間違いない。
ただ、絵画的な美しいショットと妙に耽美的な画面を眺めているだけで本当に良かった。
幼少の頃の心の傷を抱える男が逃げ込む先に選んだのがファシズム。
政治の映画で、クィアネ
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女は二度生まれる(1961年製作の映画)

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若尾文子が良い。
めちゃくちゃ昭和の話、色々と豪快。
芸者小えんのめくるめく男性遍歴。
一体何人の男性が彼女のことを大事に思っていたのか。
全てを置き去って駅に一人佇む最後のシーンだけは今っぽい。
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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終盤のこれでもかと続く悪魔祓いバトルが楽しかったし、途中から熱々なバディものじゃん最高!ってなった。
2人の神父が互いに罪を懺悔し合うシーンがあるんだけど、それも神父という職業ならではの苦悩だと感じ
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マイ・シスターズ・キッズ(2001年製作の映画)

4.0


とりあえず日本語吹き替えで観たけど最高。
おもしろかわいい。
終始、ニヤニヤしながら観ていた。
子ども達が可愛いのはもちろんのこと、優しくて恋愛下手な叔父さんのキャラも良すぎる。
個人的に音楽のノリ
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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多少違いはあるけど『怪物』と比較されているのも分かる。
オープニングのお花畑を仲の良い少年2人が駆け抜けていく優しい世界が、少なくとも今の自分達が生きている世界においてでは何気ないものとされる言動、
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