ゆとさんの映画レビュー・感想・評価

ゆと

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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.2

劇場版ガリレオシリーズの真骨頂はミステリでもトリックでもなくて人間ドラマだと思っているのだけれど、過去2作と比べるまでもなく今作は少し複雑に絡み合っているだけで真実を明かされてもカタルシスが無くてイマ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開日からだいぶ遅れての鑑賞にはなったけど主題歌以外の情報をシャットアウトして観れたことは幸運だったかもしれない。

これまでジブリ作品は大体鑑賞済みだけれど今作はその中でもずば抜けてアニメーション技
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

4.3

1999年のノストラダムスの大予言による世界の終末に備え、日本のある孤島で密かに鍛錬を続けていた終末の戦士たち。
しかし時は2022年。終末の時はやって来なかった……
それにより突如現実社会へと放り出
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

血中アルコール濃度を0.05%に保つことが人間にとって理想的な状態らしい。その仮説を立証(試行?)するため主演のマッツ・ミケルセンらイケおじ4人がアルコールを摂取し続け、生活パフォーマンスの向上を計る>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.0

短編であるSS3とアニメ3期の狭間の物語。なぜ常守朱は拘束されているのか、狡噛慎也はなぜ外務省に属して行動しているのか、これまでの疑問に答えを示す1本の映画としてのクオリティは保たれていたと思う。
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怪物(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

僕は脚本家・坂元裕二が大好きだ。特に人間の描き方とセリフが好きで、彼が描く人物から発せられるセリフ一つ一つを宝物にしておきたいくらい。
そんな坂元裕二とあの是枝裕和がタッグを組むんだと言うから見に行か
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

当方、ジョジョは読んだことがなく学生の頃買っていたジャンプに読み切り掲載されていた『岸辺露伴は動かない』を読んだのが最初の出会いで、暫くしてドラマ化された当作品のみ楽しんでいる客層の1人である。

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

元々原作の漫画が大好きで、読んでいる時に音が聴こえてくる圧倒的な画力、主人公・宮本大の真っ直ぐな人間描写とそれを中心とする物語がどう映像に落とし込むか楽しみにしていた。

率直な感想としては、本当に素
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ボストンでアパートの修繕・修理をする便利屋として暮らすリーは、ある日突然死した兄の息子であるパトリックの後見人になることになり故郷であるマンチェスターバイザシーに戻ってくる。(米国マサチューセッツ州の>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

冒頭から30分何をやってるのか分からなかったけど、取り調べからの回想が主なストーリーになってる事に気づいてからラストのどんでん返し的なオチまで一直線に楽しめた。

脚本が秀逸だなと思ったら近年のミッシ
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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

10年以上前からタイトルだけは知っていて、先日お気に入りのバンドの新曲が本作を文字った曲を出していたのでそれきっかけで鑑賞。

主人公の高校生・山本はある日突然謎のチェーンソー男と戦う女子高生・絵里と
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ポンポさん、ジーン君、スタッフの人全てのキャラクターから映画作ることに対する並々ならぬ愛を感じて、一映画好きの観客としてどストレートに面白かった。

銀行に務めてるアラン君が「今まで何でも上手くやって
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

本編の内容は好きなんだけど登場人物に嫌いな奴が多すぎる。元カノの雪をはじめ、ほとんどの脇役に嫌悪感を抱いてしまうのは僕のせいか脚本とキャラ作りのせいか……それありきでこの映画が好きだなと思った。

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

近しい人の中で同じ境遇の方がいるので、 勝手にその人と重ねて観てしまって深く入り込んでしまった。

現代の様々な問題とテーマを多く取り扱っているのにもかかわらず人間描写もストーリーも稚拙にならずまとめ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

主人公が能力があっても傲慢にならず取捨選択も出来て一日一日を大切に過ごすことができるのは偉大なる父のおかげなんだな。(もちろん本人の努力もあるけれど)

父と子が2人で海辺を歩くシーン、さすがに胸が震
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

ストーリー、撮影、演技、あらゆるものが1級品で単なるお涙頂戴映画とは一線を画す作品。

ラストーシーンで野暮なセリフは無く表情とたった一つの手話で幕切れするところが、この2時間で培ってきたものが集約さ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

邦画特有の文語調なセリフなのになぜかナチュラルに聞こえてくる。
それは劇中でもあるようにテキストが語りかけてきた声を役者が真摯に耳を傾けていたからなのかな。
全てのシーン、セリフ、演技に意図があるのが
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.0

作戦も心理描写もやけにふわふわしているのみも関わらずスムーズに進んでしまうやや強引な構成だなと思った。
元々シリーズのファンなので世界観やキャラクターたちは好きなのだけれど、それぞれの役割にあまり意味
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これはアニメーションではない。極限まで磨きあげられた漫画だ。

誰もが知る日本スポーツ漫画の金字塔、SLAM DUNK。
リアルタイムでは無いにしろもちろん漫画は読んでいるし、読む以前からも名シーン・
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