このレビューはネタバレを含みます
ポンポさん、ジーン君、スタッフの人全てのキャラクターから映画作ることに対する並々ならぬ愛を感じて、一映画好きの観客としてどストレートに面白かった。
銀行に務めてるアラン君が「今まで何でも上手くやってきたつもりだったけどそれはただやり過ごしてきただけで…特にやりたいことも無かったし…今じゃもう何も残ってなかった(要約)」というセリフと一念発起するシーンが月並みだけどめちゃくちゃに好き。
僕も初期シーンのアランくんみたいに人性に夢も目標もないけれど、「僕から映画を無くしたら何も残らないじゃないですか」と言ったジーン君のようにそんなものを見つけたいと思えた作品でした。
ラストのセリフ「この映画で1番気に入っている所ですか…上映時間が90分ってことですかね」で締めるカタルシスがたまんないし、しかも本作の上映時間も90分ぴったりなの上手くできすぎでしょ。してやられたわ…