ヤマケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

傑作。
将来、2020年代を代表する名作と言われ続ける匂いプンプンする。
リアルタイムで映画館で観れてよかった。
ホラーってことを思わず忘れてしまうぐらい、音楽、衣装、街並み、映画の持つ全ての要素が素
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

普遍的だけどちょっと変わった日常の1ページ。
全部がお洒落で詩的でちょっとエロい。
重なる偶然、開かれていく心。永遠に観れる。
ボーイッシュ古川琴音に「〜でしょうが」って語尾をつけてくれてありがとうご
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欲望の翼(1990年製作の映画)

-

なんだかちょっと退屈に感じてしまった。
恋する惑星のフェイ・ウォンのような圧倒的キャラクターの不在からか。観た時の体調や精神状態のせいか。
気品ある緑がかった映像に、南国の優しいけど不思議な音楽。たま
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.5

ずっと観たかった映画を映画館で観れた!
最初から最後まで映像と音楽に隙がないのも、それに反してセリフひとつひとつがちょっとクサいのも全部良かった。
そして何よりフェイ・ウォンが魅力的すぎる。どの映画の
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恋する遊園地(2020年製作の映画)

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ポップに笑っちゃっていいのか、全てをシリアスに捉えるのか、主人公の妄想なのか、実際に起こってることなのか、映画の観方が最後まで分からないまま終わっちゃった感じ。
良くも悪くも、書ける感想が「海外の遊園
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

-

永作博美が可愛くて素敵なのはもちろんですが、思ってた以上に蒼井優の魅力が爆発している映画でした。
蒼井優よりも白い壁が似合う女性、この世にいるんやろうか。
映画館でバイトしてるところも、ベットで飛び跳
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.0

興味の対象。可愛いもの。かっこいいもの。畏怖すべきもの。"UFO"と"宇宙人"をどう捉えるかの答えが最後まで曖昧な感じがめっちゃ良かった。まさに未知との遭遇。
半分教養ぐらいのノリで観て、個人的にはや
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

下北沢で起こる全てから目が離せなかった。
ジャズ喫茶辺りから作品の持つ温度感みたいなものに明確に心掴まれてた。
男女問わず登場人物全員が可愛い。
でもその中でも古川琴音が可愛すぎる。
古川琴音好きすぎ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんなにも公開が楽しみだった作品は久しぶり。
そしてこんなにも2時間が一瞬だったのも久しぶり。
今のビートたけしを知ってる分、フランス座を出て行くシーン、ツービートになるシーン、全部にグッときた。
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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ラブ・アクチュアリーからの流れで観ました。
分かりやすい、でも良い、でも素敵。
序盤の始まり方、旅行書だけを扱う店、街に一つある青い壁の家、一般人と大スターの恋、刺さる人には刺さりそうな要素が詰め込ま
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

さすがにツッコミどころ多すぎ映画やけど、僕らの求めているクリスマスはちゃんとここにあります。
音楽がずっと最高。最高にクリスマスで最高に優しい。

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結局泣いてしまうな〜
大体の結末を知ってしまってただけに、最初から楽しいシーンの一個一個がずっと悲しくて切なかった。
無理矢理な展開やコメディシーンを除けば(それがいいんだけど)、どんな映画よりも難し
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

5.0

キツくて吐きそうになって、泣いて、燃えて、泣いて、燃え尽きた。
今年観た中で1番。ダントツ。
絶対に映画館で観たかった。
最後のギターの余韻まで噛み締めた。
初めてキスシーンで泣いた。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

単純にめちゃくちゃ面白い。
個人的にはソナチネの方が好みだけど、周りの人にキタノ映画のオススメ聞かれたらこれをオススメすると思う。

シンジとマサル、文化系の男子(名前分からず)のストーリーが同時並行
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.0

セリフのない箇所でも、表情と映像と音楽と、その全てで主人公の静かな葛藤が手に取るように伝わる。
「ソナチネ」のたけしは触れたら壊れてしまいそうな、どこか危うげな魅力があったけど、この作品のたけしはとに
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

-

観ている時、時折り静かな無音の空間に波の音だけが響く時間が訪れる。不思議な感覚に陥る。
楽しさと退屈を孕んだ日々が刻々と過ぎていく、だからこそエモーショナルみたいな感じ。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

想像していた以上の静かさ。その静かさが心地よく、カッコいい。
北野武の夜は青い。
始まってから終わるまで全てのシーンがクール。
夜の暗闇を車が走り去るだけで、あんなにカッコいいのはもはや魔法。

罪の声(2020年製作の映画)

-

生島総一郎の人生を聞いて、曽根俊也が自分の幸福さに罪悪感を感じるシーンが本当に辛い。

人の人生をめちゃくちゃにしておいて、「奮い立った」の一言で済ますな!

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.5

これは最高だ、、、
ストーリーと音楽の調和が素晴らしい。たまらない。
回想シーンで流れる"小沢健二「天使たちのシーン」"は、主人公にとって彼女といる時間がどれだけ幸せだったか、フワフワした温度感をその
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

人生初の4DXはこの作品に捧げました。絶対に4DXで観て良かった。
今は4DXでDUNE2を観ることしか考えられません。

スタートが好調だったから「DUNE2」の製作が無事決定したらしいけど、この作
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

口説き文句として日本人の「この後ご飯でもどう?」の感覚でトーベが「サウナ入る?」って言ってて、マジ?と思った。さすがフィンランド。
勝手に映画の雰囲気を想像したこっちが悪いけど、正直思ってた感じとは大
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

音楽雑誌のインタビューとか、音楽好きな人と話してる時に出てくる「モータウン的な〜」っていう言い回しがずっとイマイチピンと来てなかったので、いっそ映画観ちゃえ!と思い視聴しました。

スプリームス、ジャ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

-

成田凌の演技が上手すぎる。
話すときの挙動、仕草、メンズノンノトップモデルの成田凌が自分の身近に完全にいる人に化けている。
中盤よしおがミキエに責め立てられるシーン、自分ももし死んだら、死んだことを口
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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ピアノ映画の中にも色んなジャンルがあるんだということが知れた。
静かに青く燃える炎。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

『キャスト豪華!』とか『ティモシー・シャラメ貴族似合う!』とか表面的な部分に何度も驚きつつ、気づいたら悲愴を聴いて涙を流していました。ずっと絵本の中にいるみたいでした。ピアノは良い。本当に良い。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トニーが黒人に対する意識を超えてドクのピアノに魅せられている様、オレンジバードでクラシックを弾くドク、『金持ちは教養人と思われたくて私の演奏を聴く。』とドクが途中嘆くシーンがありますが、そうではない本>>続きを読む