ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

ごっこ(2017年製作の映画)

3.6

ジュニアさん最高。

脚本は監督と髙橋泉さんにも関わらず、腑に落ちない部分は多いんだけど、予算や時間などの制限があったのかな、と察する。
イノセントとイノセントが出会って手取りあって生きていく、その強
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.8

何を言ってもネタバレになりそうなので難しいけど、すっっっごい好き。
めちゃくちゃ攻めてると思う。尖った映画だと思う。この映画の感想はちゃんと言語化しないといけないなと思う。


追記:まずシーツ姿のお
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blue(2001年製作の映画)

4.4

上手い。ミカコとマナミを主演に据えた時点で、勝ち。自販機のカット素晴らしい。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

まあ。嫌いじゃないけど。
『ゴーストライダー』のニコケイ的な、トムハの一人芸が楽しめるよ。ブロンソン、レジェンドに続いて。

あら!ジェニー・スレイトも出てたのね!全然知らなかった。すごい好きなんだけ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.4

なんだか、長ーーいwebCMを見てるかのような。正直、“良い映画”とは言い難い。感動するのはクイーンの曲が良いから。映画として上手いからではない。故にクイーンというバンドが怪物だったってことを逆説的に>>続きを読む

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.6

最高。カルトど真ん中。
『狼の死刑宣告』を『ネオン・デーモン』の200倍、『アンダー・ザ・シルバーレイク』の1000倍の濃度の世界観で描いたみたいな映画。
『デス・ウィッシュ』より断然コッチ。ウィリス
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アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日(2014年製作の映画)

4.4

めっっっちゃ好き。

『ヴィジット』観てから、エド・オクセンボールド君主演ってことで観たいと思っていた。
スティーヴ・カレルぶっちゃけこの手の映画出過ぎだろとは思うけど、シリアスな映画での演技と違って
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.9

思ったより嫌いじゃなかった。
というか、結構ヤバい映画だった。
いい意味で予想を裏切ってきたというか、想像の斜め上をいく展開で、案外考えがいのある映画だったかもしれない。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.5

映画って、芸術って、どんな変態でも、社会不適合者でも、許容してしまうから素晴らしいよね。

全然知らなかったけど観て良かったー。面白かったぁ。
主人公の気持ち悪さと滑稽さがだんだん愛おしく思えてくる。
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893(やくざ)愚連隊(1966年製作の映画)

4.6

おしゃれヤクザ。
まるで『トレインスポッティング』でも観てるかのような洒落た画面。話の内容も似てる。『勝手にしやがれ』みたいなクライマックス。
若かりし近藤正臣だと気づくのに登場から30分かかった。

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.5

ステキな話とは思うけど、なんか脚本も演出もぼんやりしてますね。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.9

先週に続き早稲田松竹でストラーロ撮影の映画を。で感想も同じ。話は「良いけどそこそこ」くらいなんだけど、ストラーロの撮影はバッチバチにキマってんな!!という。

パリの恋人たち(2018年製作の映画)

4.0

主要登場人物5人(うち1人は不在)の関係性の中であっち行ったりこっち行ったり。チャーミングで軽妙な語り口に過不足がなく短めの尺がぴたりとハマってる。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.8

当然だけど大傑作。

なにより無駄のない脚本の素晴らしさに感嘆する。様々なルールを説明しつつ限られた空間の中で登場人物を動かしてサスペンスを作っていく。
それからルックの美しさ。南極基地を覆う雪は夜に
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

4.1

邦題と日本版ポスターは、あってる。


『死霊館 エンフィールド事件』での怪演が素晴らしかった美少女、マディソン・ウルフと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ガモラ役でお馴染みのゾーイ・サルダナ共演
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教誨師(2018年製作の映画)

4.7

さながら“密室の『羊の木』”といった感触。与える問題提起はちょっと違うけど。


『霊的ボリシェヴィキ』よろしく会話と語りでドラマを生む映画。
とにかく脚本が秀逸で面白い。『凶悪』や『CURE』や『三
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.9

「負けました」と言い続けてきた人生。
「負けました」と言って消えていったあいつやあいつのために、勝つ。

映画としてはちょっと不恰好だけど、最後は泣いた。「しょったんの弱点は、勝つことに慣れてないこと
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早春(1970年製作の映画)

3.9

キャット・スティーヴンスの音楽が良い。
映画全体から60、70年代のイギリスロック感が滲み出てる。ビートルズやストーンズのような。

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.9

ヴィットリオ・ストラーロのカメラはバッチバチに決まってる。美しいけどたまに変。

脚本は正直、普通、かなぁ。オチもよくある感じ?ミステリーとしては上手いと思えないけど、なーんだか不穏な、というか不思議
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.4

おい、どうしたよ!ユダヤの熊!!

今どき移民は犯罪者で白人は法を犯してもヒーローかよ!!
常にポリティカリーコレクトであれとは言わんけども、この映画を今の時代に作り直した意味って何よ。まして嫁がチリ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.4

今年は西のペンタゴン・ペーパーズ、東の1987。どちらも超面白かった。


傑作。史実を描いたヘビーな話ながらちゃんとエンタメとして面白い。群像劇のまとめ方がうーまいうまい。その脚本の見事さに涙が出て
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.5

早稲田松竹の35mmフィルム上映で観られて良かった。フィルムの質感と色が最高でカメラワークも素晴らしくて、その中で躍動するホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンが観られただけで満足。>>続きを読む

ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.2

8Fの青葉でラーメン食ってたら最初数分見逃しちゃったよ。

そのくせ貶すの申し訳ないんだけど。
カッコいいのはデザインだけ。ストーリーもセリフも世界観もダサい。アメリカ映画と日本の漫画が好きなんだろう
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

ほぼワンシチュエーション、ほぼワンナイトの群像劇ながらバリエーションに富んだストーリーとカメラワークで飽きさせない。素晴らしかった。ものすごく映画な画面だった。酔っぱらいたち最高。

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.7

終わり方は面白かったけど、全体としてはそこそこ。ヴァラクを無理矢理絡めようとしたりとかはちょっと欲張ったな。
デヴィッド・F・サンドバーグはやっぱり電気を点ける・消すでサスペンスを演出したがるのね。画
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.7

全体の出来としてはまあまあだけど、ジェームズ・ワンへのオマージュとJホラーのオマージュが随所に見られて面白かった。
『死霊館』はもちろんのこと、人形だから当然『デッド・サイレンス』は彷彿とさせるしモロ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.8

やりすぎ都市伝説 the Movie in LA

ものすごいねじくれ曲がったボンクラ人生讃歌。いつまでも10代の魂みたいなしょんべん臭いニオイ漂わせながら生きていきたいね。

宣伝に使われてた「悪夢
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恋多き女(1956年製作の映画)

3.9

面白かったw
前半から中盤は、いい大人が若者のように見苦しく女性を取り合う恋愛模様で、中盤からどんどんボルテージが上がってタガが外れていってドリフみたいな体技も躊躇なく笑いのためには使いまくる、まさに
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.2

面白かった。タイトルがいい。
雪合戦って画になるな。

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.8

魔法使いは小学生!

信頼の男、イーライ・ロスがまさかのファミリー向けファンタジー映画を監督。スピルバーグから「真のアンブリン映画だ」って激賞を受けたとか受けてないとかって言うんで観てきたよ。公開初日
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.4

可愛い。学生映画のような無邪気さ。
こういうのをカルト映画って言うんだな。歪さが好きになっちゃう。

この世界を支配してるセレブやインテリ、全員エイリアンなんだよー!!!殺せー!!!って思えたらそりゃ
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シミラー バット ディファレント(2013年製作の映画)

3.5

これだけの映画にどれだけの人が関わってんだよっていうエンドロールでしたけど、そりゃスタッフが一流だもの、つまらなくはないけど、って感じ。

多分、染谷将太の演技メソッドは染谷将太以外に適用できない。
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月島狂奏(1994年製作の映画)

4.4

初期の佐藤監督の作品は、矢継ぎ早なセリフのテンポ、簡単な言葉の組み合わせと繰り返しのセリフが面白い。
画がすごく好み。僕も大好きな月島周辺の街の良さもよく出ていてめちゃいい。照明もバッチリ決まっててフ
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