ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 50ページ目

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

逸材、ティモシー・シャラメ。
安定のスタールバーグ。
グァダニーノ、素敵且つ時折不思議。
エリオが想いを伝えるシーンワンカット長回し、良かったなぁ。

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.5

「良かったけど上の句、下の句と比べると……」みたいに聞いてたけど、個人的にはシリーズで一番良かった。
結局このシリーズは、太一の物語だったのだ。

色んな意味でシンパシーを感じていた太一の物語が結実し
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.9

広瀬すずはスーパースター。
映像美がすんごい。上の句からだけど。実写らしからぬ。漫画実写化に相応しい。美しさの種類が新海アニメのよう。ハッとするカットがいくつもあった。
松岡茉優のキャラも良かった。良
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

マーベル・シネマティック・ユニバースの一つのゴールの形。この世界がやっと見られた。コミックの中でしかあり得ないと思われていた世界観、ストーリーを圧倒的なクオリティで完成させてしまった。伝説的な作品だと>>続きを読む

旧支配者のキャロル(2011年製作の映画)

4.5

2022/08/26 ★4.5
改めて見直して、感動した。傑作だ。

2018/04/26 ★4.0
あぁ、確かに映画作ってる時ってこういう瞬間が楽しいんだよな、とハッとさせられる描写がいくつもあって
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

5.0

俺の映画。

シンデレラ城をバックにメキシカンな「星に願いを」が流れた時点で既に泣きそうになったくらい、素晴らしい音楽のパワーで涙腺をぶっ壊しにかかってくる。「アナ雪」のロペス夫妻はあんまり好みじゃな
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.4

『リメンバー・ミー』の方は最高だったんだけど、アナ雪用にロペス夫妻が書く曲がやっぱりあんまり好きになれない。
エルサの美しさが素晴らしい。しかも声は大好きな松さんだから、それだけで、楽しめました。

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.9

ドラマ版を観たのだけどまあ観たことにしてしまおう。いずれ劇場版としてもちゃんと観返す。
傑作!!!東出昌大サイコーーー!!!『蛇の道』ファンには堪らんのじゃないですか。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

“ボンクラ殺し”

俺たちにとっての現実のハリデー=スピルバーグ。この難しい映画を成立させることができるのは世界でこの人しかいなかっただろう。

この映画はボンクラにとってのお祭りだよ!!お金ないけど
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亀虫(2003年製作の映画)

3.9

薦められて観たけど、面白い。確かに面白い。自主ならではって感じだけど、この感じでちゃんと商業映画として作っても面白いと思った。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

フレッシュ!!
オープニングから惹き込まれる。真っ当なジャンル映画として楽しいのと同時にその中でアメリカ社会で黒人が感じている居心地の悪さを黒人監督にしかできない微妙なニュアンスで表現している。
これ
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.8

満足度120%
午前10時の映画祭にて。今までところどころは観たことあったけどフルで通しでちゃんと観たのは初めて。映画館で観られる機会まで取っておいて良かった。
リチャード・カーティス的なラブロマンス
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ソドムの市(2004年製作の映画)

3.4

大クセじゃ……。
大学に入りたての頃に見た映画サークルの先輩達が作った学生映画を思い出した。
拙い技術とものすごいこだわりを持って作られたトンデモ映画。笑って、いいんだよね……?と戸惑う。ツッコミどこ
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.1

『CURE』の翌年公開、『リング』と同年公開。新たなサイコパス像、新たなサスペンスの形を模索しているのは黒沢さんのハンニバル・レクター後、『CURE』からの流れで、ビデオテープとブラウン管が生み出す不>>続きを読む

Peace(2010年製作の映画)

3.8

本作や「精神」、「港町」、未見だけど「牡蠣工場」に登場する人たちと同じく岡山出身の千鳥を見ててもいつも思うけど、方言ってのは人と人との垣根を易々と低くするよなあと思って。方言話者が羨ましい。

港町(2018年製作の映画)

4.2

白黒はやっぱり映画に魔法をかけるなぁ。自分たちの港町で、ただいつものように日常を送る老人たちが途端に映画の登場人物になって魅力的に写る。
漁協を中心に全てが回っている田舎町に、古くから住み続けている老
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ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

3.5

長かったなー。あと40分短くてよかった。
タブーを犯すことに全力をかけた映画、と思いきや結局最後はなんだか”良い話”として大人しくまとまっちゃってて、残念。
タブーを犯すってのも、新しい表現とか尖った
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

とにかくはみ出したいユペールが暴れる映画。

選挙(2006年製作の映画)

3.8

ぜってぇ政治家にはなりたくねぇなと思わされる映画。
まるで『グッドフェローズ』や『アウトレイジ』を観ているかのような気になる。『アウトレイジ 最終章』のインタビューなんかでたけしさんがよく「そのまんま
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.7

ズルいってーー。辛すぎて見ながら声出ちゃったよ。
15年前の映画かー。当時自分は小2というね……。だから出てくる景色が懐かしい。それだけでもう良い。一昔前のミスドの内装とか、駅の張り紙とか。
なんか、
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バイバイマン(2016年製作の映画)

3.0

これは擁護しがたいな。俺の大好きなリー・ワネルに、キャリー=アン・モス、フェイ・ダナウェイ、そしてダグ・ジョーンズと、脇を固めるキャストはやたら豪華なのに、このC級っぷり。
カメラは割と良かった。問題
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どこまでもいこう(1999年製作の映画)

4.8

高低差。
子供たちのキャスティングと演技が絶品。津田寛治さんは声が好きだと気づいた。

おかえり(1996年製作の映画)

4.2

キレキレな長回しの連続で目が離せない。笑えるシーンと不穏なシーンとどちらも素晴らしく、前半と後半の寺島さんの演技のコントラストも素晴らしい。優しい目をした寺島さんの演技が堪らない。寺島さんの子に生まれ>>続きを読む