ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 49ページ目

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

やくたたず(2010年製作の映画)

4.4

画と役者の顔がバツグンに良い。
全編カッコいい。

真利子さんのニニフニや五十嵐さんの泳ぎすぎた夜を想起。

密使と番人(2017年製作の映画)

3.9

小規模で良質な時代劇。

四宮さんの撮影が抜群。
音楽がOMSB。時代劇にこんな音合わせていいんだ。新鮮、でカッコいい。
好きだったけど、もっと長尺で観てみたい。あくまで実験って感じの作品な気がしまし
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

離れた故郷はいつだって懐かしい。
流れた過去はなんだって愛おしい。

自分じゃない誰かになりたいと願って取り繕っても
結局自分は自分以外の何者でもない。
なら、そんな自分を愛せるように努力する方が賢く
>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

4.2

焼肉食べたい。

宣伝の段階では誰が主人公の話なんだか分からなかったんだけど、強いて言うならアボジの話でしたね。キム・サンホさん素晴らしかったです。
撮影、山崎さんだったんですね。ラストカットが面白か
>>続きを読む

海を駆ける(2018年製作の映画)

3.6

海、駆けた〜!!

「境目」の映画。
海から陸へ上がってきたディーン・フジオカはその境目を脅かす存在であり、片方から片方へ、もう片方からもう片方へ、境目が侵食することによって、良いこともあるし悪いこと
>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

変態的ラブストーリー。

現実離れした世界の話のように見えて、レイノルズとアルマが持つ感情は非常に普遍的なもののように思える、というか、自分に身に覚えがある。こだわりが強く神経質で、そこから外れること
>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.5

摩訶不思議アドベンチャー!

あらかじめ尺数を調べることなく観にいったら予想外に長くて驚いた。
ヒットすれば続編作れそうな、ヒットしなければ作らなくてもよさそうな、上手い落とし所に結末持ってったなって
>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.7

人間は白か黒かでは裁けない。

一夜の惨劇とその前後が描かれている、比較的ミニマムなストーリーなんだけど、アフリカ系の人たちがアメリカという国でどんな扱いを受けてフラストレーションを抱えて多くの犠牲を
>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.9

面白かった。タイトルがBPMなだけあって編集が音楽的でテンポ良く観られた。けど、ちょっと長く感じてしまった。
最初は群像劇として始まって、中盤以降主人公になっていくショーンの登場カットもさりげないもの
>>続きを読む

黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

4.2

一年越しのリベンジ。卓爾さん良いなぁ。
面白かったんだけど何が面白かったのかまだ上手く言語化できない。

HYSTERIC(2000年製作の映画)

4.1

確かにあの顔で長い手足で、ジュニアさんの存在感は稀有だよなぁ。良かった。
ちょっとずつしか出てないけど、諏訪さんとか川瀬さんとか寺島さんとか、バイプレイヤーたちがよかったなぁ。

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.9

『ダークナイト』シリーズに例に漏れずまんまとハマった高校男児の時、「もし日本人キャストでやるとしたら、ブルースはあの人だな、ジョーカーは、、、アルフレッドは、、、」なんていう、映画ファンなら何かしらの>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

4.1

人間の脆弱さ、業の深さ、贖罪の念、殺人という行為、謝罪という行為、について群像的に様々な視点から、とても丁寧に描かれていて、演出や脚本に、違和感を覚える部分もあるにはあったけど、誠実だと感じたし、とて>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.6

嗚呼、美しくて切なくて。
※邦題のサブタイトルは余計。

追記:映画が始まった時点で既に崩壊が決定づけられている親子が、その通り崩壊していく様を見る。
母親は決して見上げられる人物ではなく、現実を見な
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

どうも釈然としない。作品の狙いとは別に。あと2時間は観たかった。池脇千鶴に違和感。松岡依都美さんと安藤さんの切り返しショットにも違和感。

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.9

俺ちゃん!!!愛してる!!!
ドミノとネガソニックに惚れた。

監督がデヴィッド・リーチに代わったことで、さすが。アクションが超カッコいい。アクションシーンの質がだだアガり。前作よりも、純粋に楽しめる
>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.2

テンションがおかしい。ちょっと怖さすら覚えるほどに狂ってる。

『ホーム・アローン』を思わせる、子供から大人まで楽しめるエンターテイメントでした。ユーモアに毒っ気があって、ブラックなコメディならではな
>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

いや〜楽しかった〜。とにかく楽しかった。めくるめくテンポで物語が進む。お洒落なユーモアの連打。コメディなのに、重い話はちゃんと重く感じて、泣けるところはちゃんと泣ける。不思議。
日本人としては、ツッコ
>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.6

アメリカ実録犯罪捜査モノ、と言ったらいいんだろうか。全然違う話だけど観てる時の味わいは『64 -ロクヨン-』とかにちょっと似てるななんて思った。

一番の見所はケヴィン・スペイシーの強制退場後、突貫の
>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.9

さすがロボットと言うべき、『ちはやふる』でも見られた、圧倒的なCG技術と映像美。特に真剣佑演じる新太の田舎の描写とはかなり通ずる。
映画というよりは、よくできたEテレの番組、及び橋本愛のPV。のように
>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.3

つまらねえ……脚本、演出のほぼ全てに納得がいかねえ。
他人の人生を覗き見るという映画が持つ性質と映画の内容自体がかなり直接的にシンクロしているという構造自体は面白いんだけど、その面白さを十分に使えてな
>>続きを読む

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.7

やっぱり結局山崎貴だな、っていうウザい演出もあるんだけど、でもやっぱり『寄生獣』だけは山崎貴ちょっと覚醒してるよね。
(キャスティングも相まって)ちょっと黒沢清を思わせたり、ジェームズ・キャメロンやジ
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

いやぁーーーヌルい……。ヌルいなぁ……。すーごい期待しちゃってたんだけど正直期待ハズレ……。
役所さんは汚い刑事役で言ったら『渇き。』の方が良かった。あれぐらいメチャクチャなキャラなのかと思ったらそう
>>続きを読む

スーパーシチズン 超級大国民(1995年製作の映画)

-

めちゃくちゃ寝てしまった……
主人公のおじいちゃんが志村喬に似てる。
音楽と回想シーンがウザい。

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.5

面白ーい。たしかにこの頃の薬師丸ひろ子は最強だな。
この頃の久石譲に弱い節がある。まあやっぱちょっとうるさいけど。
良い脚本。良いカメラ。良い演出。

この国の空(2015年製作の映画)

3.5

二階堂ふみは現代っ子。
セリフは歌のようで動きはダンスのよう。

共喰い(2013年製作の映画)

3.9

公開当時、劇場とかで予告を観て想像していたよりも、案外尺も短かったし、登場人物も少なくてシンプルな話だったから、なんというか、もっとヘビーなものを期待してしまってたから、ちょっと物足りなさを感じてしま>>続きを読む

レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

3.4

立川シネマシティの極上爆音先行上映で。役者は大体みんな良かった。タイトな尺にまとまってて見やすく、純粋にビジュアルとしてカッコいいなと感じさせるカットもいくつかはあったものの、全体としてはうーん……。>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.2

あーフィルムっていいなぁー。
なーんで家族の話ってこんなに面白いんだろう。そもそも歪なものだからだろうか。
圧倒的浅野さん力。