ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 46ページ目

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

ストライキ(1925年製作の映画)

4.5

今回観た中で一番好きだった。
やっぱり群衆と影とマシンの撮り方。
この時点で既に確立されてる。
すごかったなあ。

イワン雷帝(1944年製作の映画)

3.5

第一部、爆睡してしまった……ので実質、第二部の感想ということになります……。
いずれまた見直せればと思うけど。

正直、「これは面白いのか……?」と思った。美術や衣装の豪華さはすごくて、やっぱり人間の
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

2.8

ゲーム版『トイ・ストーリー』といった感じの1作目から、まさにゲーム版『トイ・ストーリー2』といった感じの続編。でも、『トイ・ストーリー2』とは違う答えに行き着いた。両者の比較はちゃんとしたいところ。>>続きを読む

夜明け(2019年製作の映画)

3.7

監督や主人公と同世代の、今の若者の一人として、テーマにはとても共感できて、響いた。

傷ついた魂同士が出会って、という話だけど、監督はどちらかというと柳楽優弥側に寄っていて、小林薫側の話をどれくらい描
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十月(1928年製作の映画)

4.0

最後の数分だけ記憶がないけど…観たと言えるくらいには観たと思う…。

初・エイゼンシュテイン。なんなら初・ソ連映画かもしれない。
この監督は、機械(マシン)を色っぽく、超かっこよく写す天才だと思う。
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.4

相当いいよこれ!フェデ・アルバレスやっぱすげーな!

デヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥーの女』の7年越しの正統な続編。どうせ企画ごとなくなるんじゃないかと思ってたから、まさかこんなクオリ
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.4

“長く時間がかかった 19年だぞ”
シャマランすごい!面白かった!

人類のほとんど全員が、少年・少女時代には特殊能力を持ったスーパーヒーローやヒロインに憧れたことがあるんじゃないだろうか。空を飛べた
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僕のいない学校(2018年製作の映画)

-

自主映画を撮り始めた頃の懐かしさと、これから待ち受ける世知辛さ、ままならなさ、が交互に押し寄せてくる。
画が変にプロっぽすぎたりアートっぽかったりなどせず、質の高い自主映画という感じなのが、さらにその
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

佐藤浩市に見える激シブドルフ・ラングレンに泣かされた。むしろそっちの話を中心に見せて欲しかったくらい。
“ビル・コンティmeetsケンドリック・ラマー”みたいな音楽が超カッコいい。
アドニスも好きだけ
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

-

すごい。
てんこ盛りで野心的。
色んなことをやってるけどあまり予算はかかっていないという。
古舘さんとても良い。

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.7

テンポ悪いよね。
音楽も退屈な感じだし。でもそれがジェームズ・ニュートン・ハワードらしくはあるw

後のアメコミヒーロー映画に少なからず影響を与えているような気はする。

画はすごく綺麗でカッコいい。
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乱れ雲(1967年製作の映画)

3.9

面白かった。
けど、成瀬巳喜男の演出はあんまり好きじゃないかもしれない。回想やボイスオーバーで前のセリフを反復したり音楽でエモーションを誘発しようとするのはちょっとチャチに感じる。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

すごく心があったかくなった。
クリスマスの夜に観て良かったな。

が、あったか過ぎるのが悩ましいところ。作り手にそんな意識ないとは思うんだけど、ちょっと、障害者を利用した感動ポルノのように感じてしまう
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.4

TV版やってる裏で。

編集、視覚効果、照明。どこを取ってもぶっ飛んでて面白い。アヴァンギャルド。
なんとなく、これはちゃんと基礎がなってる人じゃないとできない離れ業だなと思った。

話も面白い。ドロ
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(2018年製作の映画)

2.8

どうしたらこんな映画が出来上がるんだろうと思ったわ。ダサいわ長いわ。
日南響子がエロい、以外に良いところがあまり見つからない。
リリーさんの演技が田村正和みたい。

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.6

頭痛くなった。(どちらかというと良い意味で)

役者陣が楽しそうで、衣装と美術がとても良くて、クドカンらしい脚本も楽しかった。けど、どう受け止めていいのか。俺も腹ふりかねないなと思うし。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

分かる。
表現するということ、特に歌を歌うこと、音楽を奏でることというのは、死んでいった人たちと、これから死にゆく我々のために、やる行為なのだと僕は考えている。
先人たちの奏でた音に心を奪われた人たち
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

オリジナル完全版。超面白い。
自然と体に力入っちゃう系映画。

寄せ集めチームものであり、ロードムービーでもあり、アドベンチャー映画でもあり、ノワールでもあるという。
それぞれにワケありな男たちが偶然
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斬、(2018年製作の映画)

4.3

読み切り漫画を読んだような観後感。

監督・塚本晋也が俳優・塚本晋也を撮り慣れてるのが強い。自分の容姿や声がどう見えるか聞こえるかをよく知っているから使い方が上手い。それ故にどの俳優よりイイ味出ちゃっ
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テル・ミー・ライズ(1968年製作の映画)

3.9

映画の中でも言及されている通り、“セミドキュメンタリー”。ミュージカル的な演出もあり、その手法自体がまず面白いと思った。音楽自体もいいし、その演出が面白かった。
もともとフィクションとドキュメンタリー
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

バカどもの必死な姿に、笑ってイラっとして不憫にも思えてなんか切ないけどFUCK YOU。

やっぱアリソン・ジャネイ演じる母がすごい。『レディ・バード』とはまた違う形のアメリカ母娘物語のような。

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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.5

マッケンジー・フォイのファンだし、あとラッセ・ハルストレムとジョー・ジョンストンがディズニーで共同監督って何事!?と思って、観た。

正直、脚本はちょっとなあ、、、だけど世界観・美術デザインがちょっと
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

4.7

朝ドラを初回から最終回まで一気に観たような感覚。

長え!さすがに3時間20分は長え!笑 でも無駄な長さとは思わない。この長さがあってこその感慨がある。本当にドラマワンシーズンをまとめて観た感じ。とは
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来る(2018年製作の映画)

3.9

嫌いじゃない。
俺、中島哲也作品、嫌いじゃない。

と言っても、『渇き。』しか観たことないんだけど。
まあ正直、『渇き。』と作風が変わらなすぎて、続編だと言われても違和感ないくらいで、資質としては『渇
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.9

二度と観たくないけど、
もう一回観たい。

こんな感覚いつぶりだろう。
ほん怖や新耳袋を怖がりながらもワクワクして見ていた小学生の頃の感覚。

なんか、一周回って、ありがとう。

ちゃんと映画として細
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白夜(1971年製作の映画)

4.6

初ブレッソン。
病みつきになる独特な演出。

鏡を多用したカメラが面白い。

途中までは、主人公ヤバい奴だな、と思ってたんだけど、だんだんと感情移入しちゃって、最後はツラ過ぎてあいつを抱きしめたくなっ
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.2

タイトルと宣伝のミスリードが癇に触る。もっとストレートに売り出しゃいいのに。
とは言え、そのバイアス抜きで見てもまあ凡作かなぁ、、、と思いました。

ホラーってジャンルを、恐怖そのものを描くことを主題
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裸の島(1960年製作の映画)

3.8

生きるとはどういうことかを非常にミニマムな形で語っていて、攻めた映画だとは思うけど、立派なテーマと象徴的な表現でいかにも高尚そうに見えるこの映画を、やたらにありがたがるのもなんだか違う気はする。

ハード・コア(2018年製作の映画)

3.7

設定は面白いし、キャストも良いんだけど、いまいち全ての要素が活かされきっていないような。でも山下監督×山田孝之の歴史の線上にあると考えれば感慨があるかも。首くくり栲象さん、すごいハマってました。
音楽
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.6

なんかすごいこじらせてる感じが、まぁ、面白かった。

それから(2017年製作の映画)

4.0

それから、ってやっぱりその、それからなのね。
初ホン・サンス。ズームイン/アウトで割ってくカメラワークが面白い。
キム・ミニ美しい。なんとなく松嶋菜々子とか今井美樹みたい。
終盤のタクシーのシーンが素
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⼗年 Ten Years Japan(2018年製作の映画)

2.8

さすがに最後の石川慶監督「美しい国」が圧倒的にちゃんとしてて一番面白かったけど、藤村監督の「その空気は見えない」も面白かった。

他の3本は、企画が選ばれた理由は分かる。

レスラー(2008年製作の映画)

3.9

やっと観た。あえて意識的に王道を避けているようなプロットが好きだった。
“前向きに逃げること”を肯定する映画。

鉄西区(2003年製作の映画)

4.7

お尻いたい。

他の人のレビューざっと見ると、第二部・第三部が人気みたいだけど、個人的には第一部が一番好きだった。
一気に観たから、体力と集中力の関係で、そう感じたのかもしれないけど。
単純作業って、
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.5

テイラー・シェリダンにハマってきた。

『マンディ』に続いて今月2度目のヨハン・ヨハンソンへの弔辞。やっぱり本作もTHE BEASTじゃなきゃ幕が閉まらない。最近好きになったのに。早すぎるよ。もうこれ
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