人間は1日で最大35,000回の決断をすると言われているが、そういった些細な決断から宇宙が無数に枝分かれしていく世界で、冴えない中年女性がマルチバースを横断する巨悪との闘いに巻き込まれていく物語。すべ>>続きを読む
肝心の宝探しの件りはかなり地味だし全くもって面白くないが、豪華キャストのお陰で画は華やか、まるで緊張感のない掛け合いが微笑ましくて良かった。スパンコールギラギラで超タイトなパープルのドレスでジャングル>>続きを読む
正直めっちゃ良かった。ストーリーはシンプルだし、ヴィランに魅力なんてものは1ミリたりとも無いが、あの緻密に構築された圧倒的な世界を2022年にMX4Dで堪能できたという事実だけで大満足だった。本編後、>>続きを読む
前編以上にハードな展開が続く後編、堕ちるところまで堕ちたと思った森山未來が尚も堕ちていく様には胸が締め付けられる。過去に囚われた二人の男が繰り広げるファイトシーンは前編同様圧巻、微かな光明が差し込むラ>>続きを読む
初LotR。178分もの長尺ではあるがかなりテンポ良く物語が展開するため飽きずに観ることができた、CG/ロケーション/美術もとても美しくて良かった。ただキャラクターにあまり魅力を見出せなかったのが少々>>続きを読む
頭空っぽにして楽しめるトンチキ殺し屋ムービー、茶目っ気たっぷりのブラピが可愛い。トンデモ日本描写はかなり振り切っていてこれはこれでアリ、カメオが豪華で楽しい。
積極的に観客を呪いに巻き込もうとしてくるとても意地の悪い作品。アジアホラーらしいじめっとした雰囲気に満ちていてとても厭、虫と蓮コラが苦手な人は注意。
東京に住みながら難民申請を続けるクルド人たちを追ったドキュメンタリー。住民票も貰えず、保険も入れず、仕事もできず、ただ”居るだけ”、そんなクルド人に「仕事をするな」と言いつつ「じゃあどう生きていけばい>>続きを読む
地下へ潜ってひたすら穴を掘り続ける、同じことをただ繰り返しているだけではあるが、その合間に人間の心理がリアリティをもって丁寧に描かれているからか全く単調ではない。実際の脱獄囚が演じているからこそ迫力を>>続きを読む
社会的地位、責任、職業、過去、何もかも境遇は異なるものの同様に奔放な性生活を謳歌する男女、予測不能な人間関係の変化に戸惑いつつも、その複雑さに妙な説得力、リアリティを感じた。ラストの公園でのキスシーン>>続きを読む
網走刑務所からの脱獄を図る2人の囚人の無骨な逃走劇。人情に溢れる高倉健がめちゃくちゃに格好良い。
南仏の美しい田舎町でのヴァカンスにて、現地で出会った人々との交流を通して”負け犬”たちに齎されるささやかな変化を優しく捉えた作品。成功も失敗も、すべてを包み込んで肯定してくれるかのようなユーモアと温か>>続きを読む
チンパンジー/馬/謎の飛行物体/子役/黒人/etc. といった搾取対象の存在を通して浮かび上がる無自覚な搾取の暴力性。正義のふりした私刑に溢れる超情報化社会において、”見世物”に満ちた世界をどう見つめ>>続きを読む
2021年秋の衆院選、「香川1区」にて小川淳也(立憲民主党)、平井卓也(自民党)、町川順子(日本維新の会)が繰り広げた激戦の模様を追ったドキュメンタリー。自民党の汚らしい工作や水面下での駆け引きに対し>>続きを読む
『恋する惑星』を劇場の大画面で、且つ4Kで堪能できるなんて贅沢の極みだった。香港の喧騒、賞味期限間近のパインの缶詰、びしょ濡れの搭乗券、断ち切れない未練。女々しさと色気が同居する男性陣が堪らなく愛しい>>続きを読む
数多の曲者たちが斜陽の出版業界で生き残りを賭けて奮闘する物語。“騙し合いバトル”というほど大層なものでは無かったが、お仕事映画として普通に楽しめた。
負け犬(=underdog)と負け犬、それぞれの覚悟とプライドが火花を散らすファイトシーンが圧巻。嘗ての栄光にしがみつく咬ませ犬ボクサー、テレビ番組の企画でボクシングに挑戦する売れない芸人、ギリギリの>>続きを読む
何が何やらではあるが、吉高由里子がとても良い。
25周年ポケモン映画祭にて、ファン投票によりリバイバル上映が決定した本作。75分という短い尺の中で丁寧に纏められており、尚且つラティアス&ラティオスも魅力たっぷりに描かれていて良かった、後半の展開の切>>続きを読む
25周年ポケモン映画祭にて、『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』と併映の短編。ただひたすらにポケモンが可愛い、癒された。
3年の月日を経て愛情を上回ってしまった好奇心。”あの日彼女に何が起きたのか”、真実への異常な執着を見せる男が迎える結末の不気味さ、度を超えた好奇心は身を滅ぼす。直ぐそこにいる犯人にピントを合わせないカ>>続きを読む
チャーミングで憎めない、お馬鹿なキャラクター達が織りなすドタバタ劇。吊された巨漢の死体、尻で釘を抜く女、大木に縛られ演奏する楽団、死体を滑り落ちる氷塊、枯れ木林を疾走する花嫁、死体の側で交尾をする黒猫>>続きを読む
前作同様超豪華キャスト/セットを楽しむ映画。木村拓哉のオーラに負けない長澤まさみが凄い。
入れ替わり立ち替わり癖の強い客が現れる超高級ホテルにて連続殺人事件を未然に防がんと奔走する刑事とホテルマン、それぞれの誇りと覚悟がぶつかり合っていた凸凹コンビが徐々に互いを理解し信頼していく流れが王道>>続きを読む
いつまでもどこまでも追い掛けてくる過去に囚われた一家、それぞれの嘘と自己犠牲の中で交差する愛が切ない。小学四年生にして何とも重い業を背負わされた少年があまりに可哀想だが、彼が”博士”に出逢えたことが唯>>続きを読む
宗教による分断が進み、嘗ての穏やかな日常が失われたベルファスト。祖父母との微笑ましい日常、瑞々しい恋の予感。9歳の幼気な少年にとって平和と娯楽に満ちたその小さな町は世界の全てで、その町が刻々と壊れてい>>続きを読む
現代を生きるエロイーズと60年代を生きるサンディの時空を超えたシンクロと、それに伴って着実に現実を蝕んでいく悪夢。煌びやかな世界の裏に隠されていた数多の悲劇の存在を知り、憧憬が失望に変わった瞬間の絶望>>続きを読む
2015年、イギリスにて現存するポジフィルムが発見/修復されて現代に蘇った特撮作品。1935年の作品とは思えない程映像も音声もクリアで驚いた、「かぐや姫〜」と連呼する歌が強烈。
1984年、国家保安官(シュタージ)により厳しい監視体制が敷かれていた東ドイツにて、一人のシュタージが監視対象の劇作家と女優に共鳴し感化されていく物語。無表情の裏で少しずつ揺れ動く善の心、ウルリッヒ・>>続きを読む
吉原という閉じられた世界の中でしか生きることのできない女性たちの剥き出しの欲望と狂気。嘘で塗り固められたその世界で、大きな華を咲かせようと懸命にもがく生きる彼女たちの姿にただただ圧倒された。
ファム・ファタールの権化とも言うべき浮世と全てが無難で退屈で曖昧な辻。周囲に自己を委ねっぱなしの二人は接近と疎遠を繰り返しながら世間と向き合い徐々に自我を獲得していく、”社会的地位”よりも”世間の束縛>>続きを読む