FumiyaIwashinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

FumiyaIwashina

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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

圧倒的な映像で恐竜ファンの期待に応えてくれた新シリーズ1作目。
ハモンドからパークを譲り受けた新オーナーによってついにオープンした島。1日2万人が訪れるほどの盛況ぶりで、施設も新しく、楽しめる要素も盛
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.3

前回の悲劇から4年後。恐竜を繁殖させていたサイトBに一般人がたまたま上陸し、小さな恐竜と遭遇したことで、再び注目を浴びることに。
オーナーのハモンドは恐竜を守るため、マルコムらに調査を依頼し、はじめは
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.2

太古の蚊の血液から恐竜のDNAを解析し、現代に甦らせたジュラシック・パーク。オーナーは外部の専門家と子どもたちを招き、園内を見回るが、悪事を企む職員によってシステムが停止し、恐怖のどん底に落とされる。>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.2

監督の変わった初期三部作完結編。
行方不明になった息子を探すため、両親とグラント博士、さらに彼の教え子が再び恐竜の島へ。
1時間半の短い時間の中で、伏線回収も複数入れたりしているため、序盤はかなり駆け
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.8

岐阜県の山奥で暮らす木こりが、たまたま撮影スタッフと遭遇し、移動を助けたり、エキストラとして出演することに。
沖田監督のまじめにおもしろい絶妙なユーモアセンスと温かいドラマが楽しめる作品。
最初は強引
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.6

仕事で失敗ばかりの馬鹿正直で能天気なCMクリエイターが上司に無理難題を押し付けられる。それはサンタモニカ国際広告祭で、自社のCMを入賞させなければクビにするというもの。しかし、それは取引先のボンボンが>>続きを読む

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.7

伊坂幸太郎の原作作品の中で、ゴールデンスランバーと並んで最も楽しめた作品。フィッシュストーリーというパンクの曲が起こす奇跡の連鎖がえがかれている。
売れないバンドがレコーディングに臨む70年代。弱気な
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フラガール(2006年製作の映画)

3.7

人員削減を続ける東北の炭鉱町で起死回生のハワイプロジェクトに携わる人々の姿に涙腺の緩む作品。
実話ベースということもあってか、お笑い路線ではなく、まじめなドラマに仕上がっていた。
暗い映像が炭鉱掘りの
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

3.6

青春とジャズの楽しさが詰まった作品。
野球部の応援をする吹奏楽部員が食中毒でダウンしたことをきっかけに、楽器に触れた帰宅部の高校生たちがビッグバンドジャズグループを結成する話。
勉強も部活も何事にもや
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.3

空き巣の今村と彼の周辺人物の物語。今村と同じ生年月日でプロ野球選手の尾崎がセリフはないが重要な人物となっている。
今村は濱田岳が演じており、困っている人を放っておけず、労を惜しまずに人助けをするため良
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

3.4

レイプ犯によって引き裂かれる家族。仙台の各地に現れる謎のグラフティアートと不審火。これらの謎が時間軸を行ったり来たりしながら、徐々に明かされていく。
偉人たちの美辞麗句と兄弟を覆う深い闇とのコントラス
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.4

仙台の大学へと進学し、一人暮らしを始めた椎名。隣人から本屋を襲って広辞苑を奪わないかと誘われたところから、彼らの壮絶な物語に飛び入り参加する。
一風変わった雰囲気と、謎が多く残る中で進んでいくストーリ
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.7

旧友に釣りに誘われた普通の男が、謎の陰謀によって首相殺しの濡れ衣を着せられ、追われる身に。
仙台を舞台にしていているが、全国的に見慣れたお店などの日常の光景の中で展開される逃走という非現実的な設定がお
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あの頃ペニー・レインと 特別編集版(2000年製作の映画)

3.4

70年代のアメリカを舞台に駆け出しのバンド、スティルウォーターと取り巻きのペニー・レイン、記者として随行するウィリアムの青春の物語。
序盤に時代背景を明確にするため、バンドの名前が多く登場し、ロックフ
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戦火の馬(2011年製作の映画)

3.8

美しすぎる映像と起伏に富んだストーリーで楽しませてくれる安定のスピルバーグ作品。第一次世界大戦下のイギリスを舞台に戦火を生き残った奇跡の馬の半生がえがかれている。
この映画はジョーイ役のファインダーズ
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.8

白人至上主義者のデレクとダニーの兄弟。ヒトラーも崇める2人の心情の変化がカラー映像の現在と白黒映像の回想パートでくっきりと浮かび上がっている。
人種差別や偏見といった問題を怒りに満ちた若者の視点から見
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

余命30日を宣告された男の生への凄まじい執念を見せつけられる作品。
序盤の南部男の酒と女に溺れる荒んだ生活から、中盤は一気に重たい展開へと移っていく。ダラスの日常を感じられるような映像も多く、小刻みに
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

閑散期の寂れたホテルに現れた1人の老人。孤独感漂う彼の回想によって綴られる物語。最後まで観ると作家が魅力的な廃墟とグランド・ブダペストを形容したのも納得できるような素敵な話だった。
この作品も例に漏れ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.4

とある島で12歳のサムとスージーが駆け落ちをする。2人は周囲とトラブルが多く、煙たがられていたが、徐々に周りの人の心境も変化していく。
この監督らしい、色彩豊かで細切れな映像と舞台劇のような演出が効い
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

今を生きる人に辞書を作る。言葉の海を渡る舟を編む。
死ぬまで言葉を集める男。辞書作りというライフワークに出会った男。コミュニケーション能力を辞書作りに生かす男。それぞれの男たちの情熱や想いが伝わってき
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.0

五島列島の美しさ、生徒たちの弾けるような笑顔、そして心を震わせる合唱でお腹いっぱいになれる作品。
先生役が新垣結衣と木村文乃、女子生徒がみんな初々しい、下田翔太君も目がクリクリとみんなありえないほどか
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

南極という壮絶な環境でみせる食べ物コント映画。
沿岸から1000km離れたドームふじ基地はペンギン、アザラシはおろか細菌すらいない過酷な環境で、隊員たちの楽しみは食事くらい。しかし、過酷な環境をえがい
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.3

1人の女の子と金髪の少女マーニーとのファンタジックな物語。今作の舞台は北海道の湿原。日常の端にある幻想的な世界観といった感じで、この監督の持ち味が発揮されていると思う。
しかし、この映画は主人公杏奈の
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.7

心臓の悪い少年と小人のアリエッティが出会う物語。
ジブリらしい丁寧な作画はやっぱり良く、アリエッティはジブリのヒロインの中でもトップクラスの可憐さだった。
また、米林監督の特徴として、和と洋を織り交ぜ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.7

難病患者が入院する病院にやってきたセイヤー医師と長い眠りから目覚めたレナードによって語られる物語。
ロビン・ウィリアムズとロバート・デニーロという豪華すぎる2人の共演も見所。
他の医師が、ただルーティ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.4

映画の魅力がたくさん詰まった真の名作。全てのシーンが素晴らしく、ユーモアも混ぜながら最後まで観る者を捉えて離さない。
アメリカの炭鉱町の高校生ホーマーはロシアのスプートニクに影響されて、自らロケットを
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

韓国の田舎に突如現れた謎の日本人。時を同じくして、村人に次々と異変が起こり、不審な死を遂げていく。オープニングから不穏な空気が漂うホラーミステリー。
後半は一辺倒な怖がらせ方で、主人公の演技もオーバー
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.9

昆虫型の無人偵察機や、リーパーが登場する新時代の戦争映画。1人の少女を犠牲にしてでも、テロ組織を攻撃するかしないか。
これまでの戦争のように、味方に及ぶ危険は少なく、即応的なものから熟考を要するものに
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

映像、音楽、ストーリーの三拍子揃った傑作。様々な奇跡に結ばれ、紡がれるストーリー。何かを追い求め続ける人の心に刺さる映画。
大胆な設定のストーリーで、一回で全て理解したり、感情移入するのは難しいかもし
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.3

新教が根を張らない日本という名の沼地。そこへ師を捜しにやってきた2人のポルトガル人が目にする苦難の連続が重々しくえがかれている。彼らは神の沈黙に際しても信条を貫き通せるのか。
自分の知っているクリスチ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

華やかなミュージカルシーンとしっとりとしたピアノの音色に彩られた作品。
「セッション」とは打って変わってテクニカラーな色彩の映像やスポットライト、ワイヤー、簡易なセットなどが特徴的。
ミュージカルが苦
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

前半と後半の落差がものすごい映画。前半はちょっと気持ち悪いおじさんと後輩、美人カフェ店員による三角関係がコメディタッチにえがかれているが、後半は謎の男、森田君の狂気が全開で恐ろしい。かと思えば、ラスト>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.7

綾野剛&妻夫木聡、松山ケンイチ&渡辺謙&宮崎あおい、森山未來&広瀬すずという豪華キャストが東京、千葉、沖縄の各地でみせるボリュームのある人間ドラマ。信じることの難しさと苦しさを訴えてくる。
残忍な犯行
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.6

オダギリジョー演じる白岩の人物描写が絶妙な作品。周囲からはちゃんとした人やマシな人だと言われても、「俺は最低な人間だ」と笑って否定する彼へのなんとも言えない共感が味わい深い。
ぶっ壊れている女とぶっ壊
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.7

銭湯の母で余命宣告された双葉の熱い愛を見せつけられる作品。
肝っ玉母ちゃんの強引な所が散見される前半は、これでいいのかという場面が数多くあるが、これも一つの愛情のあり方だろうし、状況を考えれば理解でき
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青空エール(2016年製作の映画)

3.4

甲子園に連れて行くことを約束した野球部員の山田とスタンドで応援することを誓った吹奏楽部員の小野。この2人が中心の真っ直ぐな青春ドラマ。
高校野球ファンからすればたまらないストーリーだと思うが、実際のO
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