FumiyaIwashina

あの頃ペニー・レインと 特別編集版のFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

3.4
70年代のアメリカを舞台に駆け出しのバンド、スティルウォーターと取り巻きのペニー・レイン、記者として随行するウィリアムの青春の物語。
序盤に時代背景を明確にするため、バンドの名前が多く登場し、ロックファンであれば、誰もが知るような超有名な名前ばかりで、当時の時代を知る人であれば、この映画の雰囲気に浸っているだけでも楽しめたかもしれない。
ただ、特にその当時ロックに熱狂していたわけではない者からすればあまり乗り切れない映画のように思う。もちろん、有名な作品だけあって映画としての面白さは確かにあるが、何しろ青春時代の情動をロックに傾けるというところに感情移入できない。そのため、心をすり減らしてまでバンドについて行くという展開も観ている方は置いてけぼりをくらってしまう。
もしかしたら、2時間版の方がすっきりまとまっていて、楽しめたのかもしれない。
それでも、若いズーイーが見れたのは棚ぼただった。