大阪ガスさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

大阪ガス

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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.5

中盤の沖縄編、武が画面に映り始めてからの華やかさが物凄くて、幻想的で絵本的絵画的な画面にうっとりする。

クスリと笑えるシーンが多くて、死と暴力とセックスがいつでも傍にありながら、空っぽで何も考えてい
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.0

主人公2人が一言も話さない、話せない設定が不思議と心地良くて、海を見に行きたくなる。

エンドロールは必然の形で、大きく頷きながらの気持ち良い視聴後感だった。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

笑いと恐怖は紙一重だということを実感する。
劇中世界は残酷で、血生臭くて、悲惨であるのに、ケタケタ笑いながら観れてしまう喜劇だった。

HANA-BI(1997年製作の映画)

3.5

岸本加世子がおばさんなのにとってもキュート。

愛の最終形態、な切なさをややあざとく感じてしまった。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

ほとんどが回想シーン。

身に覚えのある思春期の万能感は、きっと多くの人間の場合で思い上がりでしかなくて、何処かのタイミングで世界の中の自分の位置を知っていく。
その諦念が大人になるってことなんだ、と
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

入れ替わりだけ、ではなくて時間軸も歪んで、なるほど話題になる訳だの新海感。

上白石萌音の声が良い。

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

メンヘラちゃん

本編の内容の隙間にねじ込むような、同時に補完するような情報、ストーリーだった。
この戦争を終わらせて欲しい時に来てくれる間の良い戦争終わらせ屋シャンクスや赤髪海賊団との間接的?な共闘
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

開始数分でパン一マッチョが森の中を全力疾走する時点で面白いのに、超ハイカロリーで息つく暇を与えないアクション&ダンスの連続で、「そうはならんやろ」をねじ伏せていくインドパワーに圧倒されっぱなしだった。>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.5

恋する惑星よりも癖の強い拗らせた登場人物たちはみな奇人で詩人で、チャプターに分かれずに続く群像劇はとってもカオス。
看板、車、電車の光に彩られた夜の街に、生、とりわけ性と死の匂いが強烈に香りたっている
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.5

殺し屋っても同じ様に労働に苦しみを感じていて、非現実的な中に妙な現実みがある。
笑えて楽しいけれど途中からはアクションシーンに胸焼けしちゃった。

ぱん。(2017年製作の映画)

5.0

怒涛の悪ふざけ、そして圧倒的な疾走感に終始釘付けだった。
15分にこれでもかと詰め込まれたおふざけが宇宙規模で叩きつけられて、腹を抱えて笑った。

レスラー(2008年製作の映画)

4.0

辛い現実が次々に突きつけられる。
一度は歓声に背を向け、新たな幸せを手にすべく歩き出したが、すでに遅過ぎたのだろうか。
栄光時代の対戦相手とまた戦い讃え合えるリングと、やり直せない家族と生活との対比は
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

プリオの犯行は軽やかで華やかで、そのイメージしか記憶になかったけれど、家族愛に飢えたプリオとトム・ハンクス演じる刑事との信頼関係は心に沁みる。
視聴後感がとっても爽やか。

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.0

なかなか全体像を見せないモンスターパニックに、途中まではアタックオブキラートマトを思い出していた。

フッと失笑する小刻みなギャグと、キッスで締めるストーリーは力まずに視聴できてちょうど良い。

キングダム(2019年製作の映画)

3.0

美形俳優たちはやっぱり美形!

大沢たかおの王騎将軍が観たくて視聴しました。ンフ

リベリオン(2002年製作の映画)

3.5

神経質そうなクリスチャン・ベイルが役にパキっとハマっていて、ガン=カタは歪な日本感と無駄な動きがダサ格好良い。

お前弱いんかい!からお前こっち側かい!の地味な裏切りが続くラストが楽しい。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

リカちゃんが光に包まれるラストシーンが邦画アニメ的演出の塊で逆にテンションが上がる

アクションの勢いに合わせた曲の挿入がオシャレ

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

文字通り誰にも受け止めてもらえない、主人公
生意気だけど素直なキッズには彼の音楽への愛と熱意が伝わって、教師ではなくなった主人公を彼らが迎えに来る展開、会場中に受け止めてもらえる展開には、型破りな先生
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

謎や過去は深掘りせず焦点を広げ過ぎず、ヒントを貰ってアイテムを得て仲間の魂を背負ってボスと戦う、とってもゲーム的で観やすい作品だった。

害虫(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

目を閉じて本を選ぶように、偶然、運命に身を任せているようでいて、幸せになってはいけない、望んではいけないという諦念で自ら破滅へと向かっていくサチコが、どんよりとした街の中から気持ちを沈ませてくる。>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白と黒、両極端の役を与えられ、チャンスをモノにするために没頭し没頭し、次第に壊れていく主人公の狂気がサスペンス調に、また視覚的にも過激に表現されている。

才能を持った人物が、狂うほどの執着をもって壊
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

大満足の欲張りセット

実写と混ざり合うCGすごい!
散りばめられたイースターエッグすごい!

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.0

言葉足らずの指示に質問を許さないスタンス、ふっかけられる無理難題、、、
有能でも悪魔過ぎるボスの所業がコミカルに軽やかに表現されていて、ヤな奴!とは思うが深刻なものではなく思える。
全体的に軽めに描か
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無限の住人(2017年製作の映画)

2.0

原作準拠のヘンテコ武器、ヘンテコ剣客はこだわりの出来栄えで、豪華俳優陣の起用も併せてビジュアルだけはかなりのレベルに達していた。

2時間半にあれもこれも詰め込もうとするあまり、サクサク展開するものの
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史上最悪のボートレース ウハウハザブーン(1984年製作の映画)

3.0

史上最悪のボートレース!史上最悪のボートレース!

すずしげな水飛沫、飛び出すおっぱい、川はくだるがくだらない、この無敵の夏休み感と馬鹿馬鹿しさったらもう。
集められて間もないのに妙に仲良しな主人公チ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

笑顔で話している電話も何処にも繋がっていないのではないかと思える程、ひたすらに独りよがりで、孤独に酔いながら缶詰に自身を重ねるナルシスト。
たった一言、誕生日を祝ってもらうだけで救われる男の、繊細で詩
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酔拳2(1994年製作の映画)

3.5

絶品のバトルシーン、ジャッキーのしなやかな肉体から繰り出される技の数々は強くて格好良くて面白くて楽しい!
気風の良いかーちゃんもナイスキャラで、のびやかな演技が気持ち良い。
とーちゃんは不憫。

物語
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.0

派手で過剰でアニメ的な演出がとにかく目立つが、画作りにもこだわりが、シャイニングなシーンや言葉なしでも伝わる優しい結末やらには監督の映画愛が感じられる。
斧頭会のちょいダサダンス、好き!

大脱走(1963年製作の映画)

4.0

愛国心と誇りが支える捕虜の生活には希望があって、生きるか死ぬかの戦時中でありながらもどこか余裕がうかがえる。
皆それぞれ個性的で、特技やキャラクターに魅力があるけれど、やっぱりマックイーンが良い。
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.0

仕事をしながら休日にキャンプ場作り、そのバイタリティだけでなくしっかり成果を出す皆が有能過ぎる。

高校生活は大切な思い出だけれどもそれはそれとして仕事中心の生活の中、連絡は取り合っても切っ掛けがない
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.5

ツッコミ不在!
雑なボケを重ねて重ねて、時折みせる小洒落たカットが憎たらしい。

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.0

レトロフューチャーな世界を生きる男前なブルース・ウィリス、ニシシ顔が可愛いミラ・ジョヴォヴィッチ、、、

を差し置いてクリス・タッカーが主役級に目立った、愛は世界を救うスーパーグリーンなコメディSFア
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.0

ラップの良し悪しはいまいちわからないけれどエミネムは声が良い

凄えやつには手のひら返して沸くオーディエンス好き

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

ブラピのセクシーアンテナ修理が、プリオの意外と幅のある背筋が、、、
と視聴中は二大スターの姿にばかり注目してしまっていたけれど、事件の概要を知り、タランティーノがどんな気持ちで映画を作ったのかに想いを
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