雄八eさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

雄八e

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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

人生の中で何度か
「映画を好きで良かったな」
と思う瞬間があるんだけど、もしかしたら今まで一番だったかもしれない

三十年後、四十年後、この映画はどのように語られてるんだろう

HYDRA(2019年製作の映画)

3.0

アクション監督として名高い園村健介監督処女作
確かにアクションは凄かったが、それ以外の部分に全く見るべきところがない
永瀬匠以外は演技が異常に大袈裟か下手だし話も設定もチープすぎる

ただアクションは
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.0

〜90年代のスラッシャー/ゴアホラーのありそうでなかった設定をうまく換骨奪胎してるけど、後から考えるとなさそうであったな…になってしまう感覚

物語の解像度が上がってからは企図的にジャンル替えしてるが
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テン・ゴーカイジャー(2021年製作の映画)

5.0

所謂ニチアサ映画としては本当に過去最高峰の出来

裏切り、仲間割れから始まる、全体の文脈としてはいつもの「春映画」なんだけど、俗に言う大運動会を廃して展開と描写を丁寧に描き、ゴーカイジャー6人のキャラ
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

とてもとても良かったのだけれども、山田杏奈の演技力と彼女自身の類稀なる才能に頼ってる映画でもある

主人公の身勝手さや自己愛にばかり目が行きがちだが、それはあくまで十代特有と言えるレベルで、実際は残り
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

凄かった…!!!

絶対に映画館で観た方がいい映画というのがあるけど、本作はまさしくそれ
マニア向け暴力映画の星と思っていた阪元裕吾監督が、相当な実力を持っていると確かめられる本作

今後阪元裕吾監督
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!!!!!
本当に阪元裕吾監督にはハズレがない
先に「ベイビーわるきゅーれ」を観ていたが、その完成された商業映画とインディーズらしいカメラワークや演技の稚拙さの、ちょうど過渡期を
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食人雪男(2020年製作の映画)

2.0

まず人を食べないんですよ雪男
とりあえず食べて欲しい

全体的に人の手の温かみを感じる作りで、あぁ色んなところが手作りなんだなぁと
また途中三人ほど「実は本当の目的は…」って言い出すけどそもそも登場人
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.0

非常に評判が良かった本作
確かに面白かったんだけど、物凄く盛り上げていってここぞというところで微妙に僕の感性から外されてくる描写が何度もあって、どうしても最高だ!とはなれなかった

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.0

原作未読で予告と評判だけで観に行ったが思ったよりもドライでしっかりとした映画だった
脇を固める俳優陣はすごいのだが、やはりこの映画、昔の面影は一切ないこの映画のためにオッサン化した豊川悦司と、彼女のた
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!!!
非常に評判が良かったのだが"あの"阪元裕吾監督作ということで、別の意味で期待していたことは完全に裏切られ、予想以上に娯楽映画として完成度が高かった、日常とアクションの振れ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.0

なんかエロ重そうってこと以外全く何も知らずに観たが、これほど刺さるとは思わなかった
中学生同士のセフレ関係からの愛憎劇というコミックの映画化で、よくこの内容を今このご時世に映画化したと思う、センシティ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.0

評判が良かったのでネタバレが流れてくる前に視聴

ネタバレは危惧していたほどではなく予想の範囲内だけどこの手の作品の中では丁寧に扱われている印象
テーマも含めて突出した面白さはないけど、非常に手堅く誠
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

2.0

ビックリするほど面白くなかったんだが、僕がこの映画に合わなかったからだろう

特撮作品に全く興味も愛着も尊敬もなく、アーティストのPVやコント番組に登場する着ぐるみをオサレだと楽しめる、ハイセンスな人
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セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記(2021年製作の映画)

4.0

特撮オタクにわかる言葉で言うところの「春映画」に属するお祭り映画
だが製作側もこなれてきたか、粗雑さや爆発力のない、全体的に抑揚のない凡庸な作りになってしまった

が、核の話の部分があまりに良すぎて泣
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

非常に評判が良かったので近所の映画館での最終日に駆け込みで鑑賞

内容は知らなかったが薄らと聞くテーマも含めて自分には合わないかなと思っていたが、予想以上に胸に刺さった

映画制作というより仕事論の話
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ももいろそらを カラー版(2020年製作の映画)

3.0

2012年モノクロ傑作映画のカラー版

先にモノクロオリジナル版を観ていたからか、タイトルが「ももいろそらを」となっているように、やはりモノクロ作品として作られるべく作られた映画だな、と再確認

小林
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

5.0

面白かった!!!!!

本当にタイトルの通りの映画で、この映画を観に来た人が観たかったものをキチンと観せて、ちゃんとサプライズも用意してる
本当にサービス精神に溢れた映画

娯楽作のために色んな物を犠
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

非常に素晴らしかった!

原作は三十年近く前の小説で原作含め正直全く興味が無かったのだが、あまりの評判の良さに観に行き、度肝を抜かれてしまった

富野アニメらしく会話は難解だが、ガンダムシリーズの予習
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

2.0

噂の魔界の蓋が開くところに期待していたが、実際は数分であっという間に終わってしまった

デルトロ版よりもこちらの方が原作に忠実らしいが、それ以外のシーンも特に目を見張るものを感じられなかった

つまん
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

今まで何度か映画館で観る機会があるも縁がなく逃し続けて、ようやく観ることが出来た本作

配信などで観る機会があって待ち続けた甲斐のある作品だった

ただ予想していたような現実と非現実が曖昧になるような
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

TVシリーズの最終回
春エヴァ
夏エヴァ
を経て、エヴァに対してどちらかといえばマイナスな感情が強く
新劇も「破」のエンタメ性には感心したものの
「Q」のシンジ視点に徹底的に同調させる突き放し方に「こ
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.0

噂の作品をようやく鑑賞

様々な隠喩で描かれているとは聞いていたけど、思っていたよりもストレートな内容だった
作品に対する解釈に関しては観た人それぞれが独自に捉えた方が良いし、そのように製作されている
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千夜一夜物語(1969年製作の映画)

1.0

公開当時は大ヒットしたらしいが、それ以降ソフト化の話をあまり聞かないも頷ける内容

アニメーションは確かに凄いのだが、それ以外の部分があまりにひどすぎる

素人だらけの声優はともかく、30秒単位で急激
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死霊の罠(1988年製作の映画)

2.0

日本初のスプラッターホラーと銘打ってるけど「餓鬼玉」とか「GUZOO」とか色々あったよね…とか思っちゃう

中盤までのゴアシーンはなかなか凝ってはいるもののキャスト陣の演技が致命的で、中盤以降登場人物
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

面白いとは聞いていたけどここまで面白いとは思わなかった

演技、演出、展開、そしてラストに至るまで全てが一級品
スリラーとしては歴代でもトップクラスの作品なのでは
実は相当怖い仕掛けがあると思っている
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

予告も見ずに観たら途中までどういうジャンルなのかも分からなかった

どこまで狙ってるか分からないけど後年カルト化しそうな映画
ただどういう映画か知ってるとあまり面白くないかも

後から見たけど結構予告
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

2.0

とてもいい映画だとは思う

だけれどもダメ人間讃歌というジャンルが僕にはどうしても合わなくて、全然感情移入出来なかった
もう少し僕が若ければとも思ったが、それでも気持ちは動かない気がする

俳優陣の演
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異端の鳥(2019年製作の映画)

2.0

予想外すぎた映画2020

戦争もナチもユダヤ人もホロコーストも関係なく
順応力と悪運が異常に特化した主体性のない男の子が、行く先々にいる奇人変人たちにひたすら虐待されるのを楽しむ変態コント

本当、
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ズームイン 暴行団地(1980年製作の映画)

4.0

あちこちで凄いと聞いていたが噂以上にすごい映画だった

出張を繰り返す夫に身体を持て余した妻が昔の男と逢瀬を交わすという平凡な設定に、何故かその男が生きた女を焼くことで性的興奮を覚える殺人鬼という狂っ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

事あるごとに好評価しか耳にしない本作
実際観てみたらこんなに素晴らしい傑作だとは思わなかった

おそらく誰もが感じるだろうが、これはSFファンタジーの設定を借りた、人としての生き方、人生の指針の物語だ
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.0

ラストの子宮への回帰など色々暗喩的なところはあるのだけれども、物語自体は何処にも行き場のない男女の破滅的な情愛というシンプルかつ普遍的なもの
色々とスキャンダルのある監督だけにフラットに観ようと思って
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フューリー(1978年製作の映画)

2.0

子供の時によくCMしてたのか、タイトルロゴはやたらと覚えてた本作

感想がどれもラストとずっとパンツ一丁のカーク・ダグラスにしか言及してないんだが、脚本が破綻していて本当に見るべきところがそこしかない
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

5.0

とても評判が良かったのだが、何故昨年の時点で観ておかなかったのか、もっと早く観なかったのかと後悔した
今年ベストレベルの大傑作

例によって事前情報ほぼほぼ知らずに観たのだが、ここまで大迫力、大規模破
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