ジャッキーケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 46ページ目

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.5

ジャックスパロウを見届けるために
1作目のラストから続く設定と生かされる展開
我こそは海と豪語する最強の敵デイヴィジョーンズ
デイヴィジョーンズ率いる船員の外見の気持ち悪さと巨大な触手をうねらせて海賊
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.0

海賊全員が悪というわけではない
ジャックスパロウの親しみやすい人間性、キャラクター、戦いの時に見せるハプニング、アクシデントを駆使してするりと潜り抜けるチャップリンみたいで楽しい。このシリーズはそんな
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

3.5

「闇に行き光に奉仕する」

本家同様パルクールを意識したスピーディな肉弾戦
アサシンの中国武術寄りな格闘戦は文句なしにカッコいい
アクションは全体的に文句なしにかっこいい
ただゲーム未プレイだと多少置
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.0

ソ連の秘密潜水艦レッドオクトーバーの目的はただ一つ全船員のアメリカへの亡命
ソ連兵を束ねるショーンコネリーが渋かっこいい
「アメリカに亡命したら結婚して旅をするんだ」と安定のフラグを建てたソ連兵が死ぬ
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コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝(2016年製作の映画)

3.0

正義、大義、忠誠渦巻く魂がぶつかり合う!
放浪者で腕の立つエディポン
忠誠のために己の意志を捨てた兄弟子ウージン
二人の正義と忠誠がぶつかり合う闘いが切ない

アクション指導がサモハンなだけあってカン
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

本国インドで「きっとうまくいく」「PK」の記録を超える大ヒット歴史大作
監督は「マッキー」のSSラージャマウリ

本作は2部作の前半
前日譚と正史を詰め込むほどボリューム満点でバーフバリが自分の存在と
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

本年度アカデミー賞でララランドと火花を散らすであろうバリージェンキンス監督作

シャロンという黒人街に住むゲイを少年期、青年期、成人期の人生にそれぞれライトをあてる

本作の凄いところは撮影
現実世界
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.5

初オードリーヘプバーン!
だが本作のオードリーヘプバーンのキャラクターは好きになれない
幼少期は貧乏生活を強いられた環境の悪さでわがまま、犯罪者、玉の輿狙いの屑にしか見えなかった
真っ当に生きろよ
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

4.0

ザンダーケイジが帰ってきた!
テンションの高まりが治らないハイテンション
ドニーイェンは本作でもパワーバランスを無視した超絶高速アクション!車に跳ねられても無問題!
クラブで得意のマイケルジャクソンを
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

物語はロスの大渋滞の高速道路から始まるまずここの大掛かりなミュージカルで圧倒され心を鷲掴みにされ映画の世界に引き込まれる

女優を夢見てオーディションに受けては落ちる毎日のミアとジャズの店を持つことを
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

4.2

キャストが豪華!
「正直なトレイラー」等でゴラムだとイジられるリンジーローハン
性格悪のギャルにレイチェルマクアダムス、アマンダセイフライド!レズビアン役にリジーキャプラン

妬んでいた人の隣にいると
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

騙し騙されあい官能、苦痛、欲望という快楽に心酔するパクチャヌク新たな傑作

美しい官能描写
キムテリとキムミニによる美しすぎるベッドシーンは生々しすぎず神聖な儀式とも観て取れる

3つの章で描き切る騙
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

認知症のお爺ちゃんがアウシュビッツで家族を殺された復讐を手紙を頼りに果たそうとするナチキラー映画

一度眠りにつくとその日の記憶をなくしてしまう「メメント」のような危うさ
その復讐がラスト数分で全て覆
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JSA(2000年製作の映画)

4.1

南北の最前線北緯38度線
それを監視する北と南の兵士たち

数発の銃弾で始まる本作は事件後と事件前を交互に描かれる
国家は違えど人間として理解しあい芽生える友情と兄弟愛そこに重くのしかかる国家

イビ
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

3.5

この映画は2014年に作られて映画祭に出品されて以降初の世界公開は日本が最速なんですね

幻の問題作
あるセールスマンが告発する多国籍企業の不正
現実味のある展開が苦い
やるせないラストもなんともいえ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

完璧な男とは何かを提示して来たゴズリングが徹底的にダメすぎて萌えます
そんな人生に負け続けるゴズリングが腕っ節の強いラッセルクロウと手を組む

王道を行くデコボココンビの70s探偵映画
どこか抜けてて
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パンドラム(2009年製作の映画)

3.8

新惑星のアダムとイヴたちの前日譚
自らに裁きを下すものがいなくなれば人間でも神になりうる

驚きの事実
驚きの展開
二転三転する展開は最後まで持続
閉鎖空間の中未知の生物と闘う「エイリアン」的物語
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

宇多丸さん風に言うと100億点!!!!!!

セリフ一つ一つに意味があり見事な回収
次から次へと繋がる伏線
主人公の常に明るい人柄
暗い時代背景にある人種差別とナチス、ユダヤ人収容所

前半はお伽話の
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

ドラン作品は一筋縄では理解できない
突然の帰郷言い出せない告白
誰もが己の意志で故郷を離れてもいずれは帰ってくる
主人公にとって世界などどうだっていい彼の世界そのものが故郷すなわちかつての我が家なのだ
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.0

人体破壊描写に定評のあるジェレミーソウルニエ
前作の「ブルーリベンジ」は未見だが本作の殺人シーン、痛手を負う場面のイタさはヒシヒシと伝わってくる

売れないパンクバンドがネオナチの本拠地に立て籠もる完
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

ブラピが愛した妻はスパイなのか本当の妻なのかを問う
お互いスパイ能力としての実力を兼ね備えたブラピとコティヤールなだけに抑えめな「mr & mrsスミス」な印象

本作の主軸となるマリオンコティヤール
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完全なる報復(2009年製作の映画)

4.6

一息も付かせてくれない怒涛の復讐劇
妻と娘を殺されたジェラルドバトラー
最初は直接的な恨みを犯人に向けるがそこからハミ出て司法制度というシステムにも追い打ちをかける

刑務所にいながらもこちらを驚かせ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

狂信的なファン精神と売れたいという野望から紛れ込む妄想
デニーロ演じるパプキンのどこか心が壊れている不穏さ
自身の部屋にある模擬セットからして怪しいしなんせデニーロが演じているというだけで分かる変人説
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

ジョセフゴードンレヴィット演じるスノーデンが暴くアメリカの機密
世界中全て監視される危機感
愛国者のスノーデンが祖国を敵に回してでも貫く覚悟、信念、勇気

普通の人間なら欲に負け出世と収入のために不正
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.5

そこまで期待してなかったぶん結構楽しめました

ティムバートンの頭の中をあぶり出したようなダークで奇妙な世界とキャラクター
もろXMENだけど能力を活かす場面はもちろん面白い

骸骨軍団は最高
ティム
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クロニクル(2012年製作の映画)

4.5

再鑑賞

超能力を得たことによって変わる三人
デインデハーンの生来ゆえの危うさと純粋に能力をくだらないことに使ってたあの頃が三人にとっての人生最高期であることの切なさ

YouTube などに腐るほど
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.5

オールタイムベスト級ラブコメ!
全ては妻からの突然の離婚宣言から始まる

冴えないスティーブカレル
冴えない男からモテ男へ変えようとするライアンゴズリング
ナンパ師ゴズリングが次々と女を物にしていくと
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

2.7

アサイラムシリーズの看板シリーズ第二作

ロスから舞台はニューヨーク
CGのアサイラム感は相変わらず
スケールとエキストラの規模は増える

地下鉄でも、店の中でも、もちろん空からもどこからともなくサメ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

フィンチャー作品にしてはインパクト弱いかなそれでも楽しめましたが
超ゴス系のルーニーマーラのインパクトはどの出演作を観てもこれに勝るものはない

オープニングの移民の曲がカッコ良すぎて痺れる

レイプ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.6

警察という巨大権力に立ち向かうインテリ系の警官と腕っ節で解決するラッセルクロウ、カメラ目線になると話しかけてきそうなケヴィンスペイシー

もっと「アンタッチャブル」のようなオラオラ度ある映画かと思った
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

2.5

2年前から音信不通だった友人から突然の招待状
久々の再会に喜ぶ友人たち
主人公は浮かない顔をし何かがおかしいと感じ始める
不穏な空気
何か起こるぞと予感させる空気
耳障りな音で不安を掻き立て
クライマ
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.9

父から子へ
140分と長尺な割には上手く詰め込んだ作品
ライアンゴズリングの強盗稼業
強盗事件に関わるブラッドリークーパー
親から魂を受け継がれるデインデハーン

個人的に推したいのはゴズリングのパー
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

理想の恋愛とは
まず本作を見て感じたことは人間との恋愛はめんどくさい
近々僕のように彼女歴0の男たちはより人間と同じ声質や自我や感情を持つOSに恋をすることが可能なのかもしれない

スカーレットヨハン
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iBoy(2017年製作の映画)

4.1

新世代デジタルヒーローの誕生
事件によって頭にスマホの一部が埋め込まれた主人公はルーシーのようにスマホ画面やPC、デジタル画面ならなんでもできるという現代のデジタル世代にとっては羨ましい能力を持った主
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.6

ジャックニコルソンの登場場面は少ないがそれでも圧倒的な存在感を残す

軍法会議にかけられる兵士たち
逆らえない命令
やるかやらないかで決まってしまう裁判
軍上層部の汚点を浮き彫りにする法廷劇

ジャッ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

本家の「荒野の7人」「七人の侍」に勝るとも劣らない出来
男たちによる「正義」の神話をアントワーンフークアが語り継ぐ

オリジナルの2本を見ているので話の展開は分かりきっていながらも変に改変せずに王道を
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