跳兎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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コールド・バレット 凍てついた七月(2014年製作の映画)

3.0

大切な家族を逆恨みする序盤の悪役とのまさかのバディ物に、という意外な展開や舞台の広がりなど中盤辺りまでのテンポは良いのに、全体として見ると原作(未読だけど)を追うことに最後まで一生懸命で、エピソードの>>続きを読む

リピーテッド(2014年製作の映画)

3.0

悪くない出来のスリラーだけど、役者が揃ってるだけにもうちょっとやれたかなとは思う。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.6

前作より製作費が増えたのだろう、家一軒からパージ(浄化)が行われる街へと舞台が大きくなり、アクションも派手になった。パージの具体的な意味も明らかになってきたし、このまま順調に拡張しつつシリーズが続くな>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

3.5

近未来ものではあるのだけど、舞台はちょっと大きめの住宅内というシチュエーションスリラー。その低予算ぶりに説得力や魅力を付け足してるのは暴力描写の頑張りやゲスい人間ドラマであり、想像以上に楽しめた。

ロスト・リバー(2014年製作の映画)

2.0

子役上がりでかっこ良く演技も達者で作品選びのセンスもいいライアン・ゴズリングがまさかの脚本まで担当した監督デビュー作。でも良かった。監督業はまだおぼつかないようで。これで制作まで完璧にされては恐ろしい>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.7

それはアカデミー賞を受賞するだけはある。誰もが経験してるからこそ陳腐にもなりがちなネタをよくもまあ普遍性をもたせ、きっちり物語として見せられるものだ。すごい。でも子供向けではないよね。主人公と同い年が>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.3

アクション的に際立ってはいないし、物語が分かりやすいわけでもないけれど、お馴染みのキャラ・ターミネーターの安心感と、新サラ・コナーの親しみやすさ、それとこれまでの作品とどうにか整合性を取ろうと努力する>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

3.0

電波な内容だけどアクションは良い、との評判にアクションなら大きなスクリーンで見た方が良いかと行ってはみたが、エクストリームスポーツシーンは要所のみで、しかも過激なアクションに人間慣れるのが早く、だんだ>>続きを読む

ケープタウン(2013年製作の映画)

3.3

おそらく原作はミステリー小説で、しかもかなり良質な部類と想像できる。それをまんま映像化しようと頑張ってしまい、いい線までは来たものの、まあでもあぶない刑事になってしまった印象。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

カット割りがずいぶん少なくなり、会話のキレのなさと相まり、冗長さが増す一方で、ファン以外には退屈なだけかもしれないが、ファンだからこそたまらなくもある(ずっとその世界に浸れるのだから)。

サボタージュ(2014年製作の映画)

3.8

これもまた何ら期待せずに観たのだけど(老人シュワちゃんだし)、この監督らしいアクションと意外なほど頑張ってる残忍描写、それとサスペンス要素もあり、楽しめた。

ダリオ・アルジェントのドラキュラ(2012年製作の映画)

3.0

全く期待していなかったから、というのもあるのだろうが、あの頃の怪奇映画を意識した古式ゆかしい演出で最初こそうんざりと思いつつもなんだかんだと観られる。これを今作る意味は理解できないが。CGカマキリも良>>続きを読む

オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.3

面白いか否かでいえば非常に微妙なのだけど、やけにストイックな老人と海(実際にオマージュシーンもあり)映画。

バトルフロント(2013年製作の映画)

3.3

よくよく思い返してみると物語的にとても小さく、ごまかしも多い気がするけど、テンポが良いので見られる。

ラブリー・モリー(2011年製作の映画)

3.0

決してつまらなくはなく、安易な恐怖演出に頼らないところも評価できるのだけど、もう少し説明を入れて分かりやすいとありがたい。

デッドハング(2014年製作の映画)

2.7

クライマックスの肉弾戦はそれなりに手に汗握らないこともないが、それまでの膠着状態が無駄に長い。

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(2015年製作の映画)

3.0

前作を下回る出来。テコ入れのリチャード・ギアも当然のように失敗。イングリッシュマン・イン・インディアな異文化交流の面白みが売りだったが、エピソードを増やしたことで統制が取れずにただセリフが連なるだけの>>続きを読む

マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.3

インドを舞台にした老人物語。ありがちな展開と物語に甘々と酷評の一つもつけたくなるが、そこはド定番ならではの安心感と安定感が少し勝っているせいか最後まで楽しんで観られる。

リトル・フィッシュ(2005年製作の映画)

3.0

ケイト・ブランシェット主演のオーストラリア映画。こっちは底辺から抜け出そうともがくも、身近にありすぎる犯罪に絡め取られそうになり必死にもがく女性を演じる。まだ救いがあっていい。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

2.5

ケイト・ブランシェット繋がりでまだ観ていなかった本作を。成長がいつまで経っても見られないヒロインの救いのない話で、この手の物語は苦手。

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

前評判の良さから大きい物語かと思っていたのだけど、想像と違って小さい世界観で意外だった。ふたりの女性の心の機微を丹念に映し出す、正しく映画大好き人間が喜びそうな、いかにもな作品。

サベージ・キラー(2013年製作の映画)

3.3

復讐物。ヒロインの復讐とネイティヴアメリカンのそれが合わさるという設定が面白い。それだけともいえるが、ゴア表現はそれなりにしっかりしつつ、性的表現を抑えているのは立派。

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

2.5

韓国国内でヒットした映画らしいが、コメディパートからアクションへの切り替えが下手だし、そもそもコメディが面白くない。

ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

3.5

終末物。人類に残された数時間。主人公は何ができるのか。低予算の中でお金の掛けどころが分かってるし、ありふれたドラマでも見られる演出にしている。

スパイラル 危険な関係(2011年製作の映画)

3.0

メンツは揃ってるのに今一歩面白みに欠ける。レイ・リオッタが珍しく正しい男を演じてる。

ザ・ウォーター・ウォー(2010年製作の映画)

3.0

コロンブスに始まる欧州の南アメリカでの搾取と、かつては金だったものが今は水でその搾取の構造があると描いてるのはいいが、そこに映画制作というドラマが結構な割合で挿入されるため、テーマがぶれる。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

老いてもますます意気軒昂なリドリー・スコットの新作。今回も良い宇宙物。

バレット・ヒート 消えた銃弾(2012年製作の映画)

3.3

ガイ・リッチーの「シャーロック・ホームズ」シリーズが当たったのを見て、同じ時代の中国で似た設定でという安直な製作動機だと思うのだけど、ホームズではできないオチを演出していて、それなりに楽しめる。

フランケンシュタイン・リポート(2013年製作の映画)

3.0

低予算モキュメンタリーにしては最後まで飽きさせないのは立派。雪景色に目新しさがあるからか。

デモンズ’95(1994年製作の映画)

4.0

終盤まで典型的なつまらないゾンビ物だったのにクライマックスで一気にV字回復を図る。すごい。評判になってたのも納得。

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

あるマンション全体で怪異現象が起きている等の呪いの設定はアイデア。しっかり怖い作りになっているが、もっと恐怖を盛り込んでも良かったかも。

星降る夜のリストランテ(2000年製作の映画)

3.0

ローマのレストランに料理を楽しみに来た様々な客や、店を切り盛りする女主人フローラ、シェフ、給仕たちによる群像劇。男女、立場、人種の違いなどで色々ドラマを盛り込むが総じて上品な範疇に収まり、おかげで上質>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

3.0

三池崇史監督のホラー。日本よりも海外で評価が高いらしい。リングや呪怨などの心理的に圧迫してくる恐怖描写ではなく、痛みが伝わる方の怖さを描いているから、海外で受けたのかもしれない。観る機会をなかなか持て>>続きを読む

奪還者(2014年製作の映画)

3.3

世紀末もの。奪われた車を執拗に取り返そうとする男の物語で、荒廃し非情な世界観もよく演出されている。説明らしい説明はないにもかかわらず、その狂った時代にどっぷりとひたるのも悪くない。ただ、オチはもうちょ>>続きを読む

クーデター(2015年製作の映画)

3.5

タイでオールロケによる、東南アジアの国に着いて早々に外国人排斥暴動に巻き込まれてしまったアメリカ人家族4人のサバイバルアクション。

元007が再登場するまでの全方位敵な緊迫感は見応えがある。異常事態
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.5

まったくケヴィン・スミスは何を考えてるんだろ。彼の独特ともいえるブラックコメディさは今回も健在。一時期の失速が嘘のよう。

何故か最後の方に出てくる出演俳優表示を凝視していたら(音楽クレジットよりも後
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